研究テーマ->メディアアート->オリジナル・アートワーク->MusicPlant
旧バージョン |
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ここでは、メディアアートの作品を紹介します。
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MusicPlantの概要
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Music
Plantは、PCと電子楽器を使用したメディアアート作品である。シンセサイザー等の電子楽器をPCに接続し、演奏を行うと、モニター上に表示されたバーチャル植物が成長していく。この時、植物の形は固定ではなく、その時々の演奏を反映したものになる。例えば、シンセサイザーのキーを1つ叩くごとに、枝が1つ増えていくが、枝の伸びる方向と、そのキーの音程との間に、ある法則が成立しているのである。(ちなみに、2音同時にキーを叩いて和音を演奏すると、枝が2つ同時に伸びるようになっている。)
演奏を止めたあと、しばらくすると植物の崩壊が始まる。崩壊のパターンは、外側の枝から消失していくパターンと内側の枝から消失していくパターンの2つがある。枝が消失する際、音が鳴るようになっているが、この音は、その枝が生成された時の音を反映したものである。外側から枝が消失していく場合、その枝が生成された時の音と同じ音が鳴るので、崩壊の過程で演奏される音楽は、元の音楽をリバース再生したものになっている。内側から枝が消失していく場合、時間的な経過は、同一のものとなるが、消失の時の音程は、元の音程を裏返したもの(高い音程を低い音程に、低い音程を高い音程にする)になっているので、明るい音楽は、暗い音楽に、暗い音楽は明るい音楽になって再生される。(メジャーコードは、音程を裏返すと、マイナーコードになるため)いずれの場合も、元の演奏が音楽的なものである程、崩壊の時に返ってくる音楽も音楽的なものになり、でたらめに、演奏した場合は、崩壊の時に返ってくる音楽もでたらめな感じなものになる。
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コンセプト
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(1)音の履歴を、形として表わすことにより、音楽の構造を視覚化する。
(2)音楽を逆に再生しても、元の音楽の本質的な部分が受け継がれることを示す。
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音の反転 |
下の図で説明しているような垂直方向の反転や、水平方向の反転を交互に行います。
水平方向の反転は、時間軸を反転させます。このため、最初の音符は最後に、最後の音符は、最初に演奏されるようになります。
垂直方向の反転は、音程を判定させます。ちょうど、楽譜を鏡に映してみたように、高い音は、低い音に、低い音は、高い音にして演奏されます。
ただし、反転によって、音が高すぎたり、低すぎたりして不自然にならないように、オクターブを上下させる操作をしています。 |
元のメロディ |
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垂直方向に反転させたメロディ |
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和音も反転されます(C△はFmになります。特定の音(下の例ではCの音)を中心に反転させます。実際には、Fmの音は1オクターブ下になります。) |
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水平方向に反転させたメロディ |
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展示記録
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2013/01/19 |
〔FINNEGANS
WAKE〕1+1(二十五年たたみEXHIBITION 新春お茶の間大興行)
http://youtu.be/CkXr1y_no2g |
2013/01/13 |
〔FINNEGANS
WAKE〕1+1(二十五年たたみEXHIBITION 新春お茶の間大興行)
http://youtu.be/I4krxolp7fA |
2012/02/17 |
Katakamuna(ライブイベント) |
2002/08/17〜
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静岡文化芸術大学
メディアアートフェスティバル |
2002/07/13〜2002/09/10
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神戸ファッション美術館
「鉄腕アトムの軌跡展」
(NeuroCubeと組み合わせた改造版) |
2000/02/05〜2000/02/26 |
神戸元町
アートスペース Forecast |
2000/02/12〜2000/02/20 |
大阪道頓堀
SUMISO |
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