ラの音、220Hzを基音、つまり出発点として純正律の周波数を計算してみます。
完全5度の音は、ミになりますが、純正律では、基音に3分の2の逆数、1.5を乗じて求めます。220×1.5=330となります。
平均律では、329.6Hzで、純正律では330.0Hzで、差があることがわかります。ラの220Hzからみると、純正律のミの音は、701.96セント上にあります。平均律では700セント上にありますから、その差は、1.96、約2セントということになります。 |
長3度の音は、ド#になりますが、純正律では5分の4の逆数、1.25を乗じて求めます。220×1.5=275となります。ラの220Hzからみると、純正律のド#の音は、386.31セント上にあります。その差は、約14セントということになります。 |
短3度の音は、ドになりますが、純正律では6分の5の逆数、1.2を乗じて求めます。220×1.5=264となります。ラの220Hzからみると、純正律のドの音は、315.64セント上にあります。その差は、約16セントということになります。 |
完全4度の音は、レになりますが、純正律では4分の3の逆数、1.33を乗じて求めます。220×1.33=293.3となります。平均律との差は、約2セントということになります。 |
長6度は、5分の3の逆数、短6度は8分の5の逆数を乗じます。 |
音名 |
平均律の周波数 |
純正律の周波数 |
音程 |
乗数 |
セント数 |
ラ |
220.0 |
220.0 |
完全1度 |
1 |
0 |
ラ# |
233.1 |
234.67 |
短2度
増1度 |
16分の15
25分の24 |
+11.731
-29.328 |
シ |
246.9 |
247.5
244.44 |
長2度 |
9分の8
10分の9 |
+3.910
-17.596 |
ド |
261.6 |
264.0 |
短3度 |
6分の5 |
+15.641 |
ド# |
277.2 |
275.0 |
長3度 |
5分の4 |
-13.686 |
レ |
293.7 |
293.33 |
完全4度 |
4分の3 |
-1.955 |
レ# |
311.1 |
309.38 |
増4度 |
45分の32 |
-9.75 |
ミ |
329.6 |
330.0 |
完全5度 |
3分の2 |
+1.955 |
ファ |
349.2 |
352.0 |
短6度 |
8分の5 |
+13.686 |
ファ# |
370.0 |
366.7 |
長6度 |
5分の3 |
-15.641 |
ソ |
392.0 |
385.0
388.24
391.11
396 |
短7度 |
7分の4
30分の17
16分の9
9分の5 |
-31.17
-16.67
-3.91
+17.6 |
ソ# |
415.3 |
412.5 |
長7度 |
15分の8 |
-11.73 |
|