メロディ
まず、フュージョンはインストルメンタルで演奏されることを前提としていることが多いため、メロディの音の進行や符割も、他のロックなど、ボーカルを前提としているジャンルとは異なる特徴が出てきます。ボーカルを前提としている曲では、音が飛んだり、符割が機械的だと変な感じがしますが、インストルメンタルでは問題がないということが多いと思います。リズムが16ビートですから、16分音符や32分音符をメロディに含ませることによって、より、フュージョンっぽいメロディになります。(16ビートは、16分音符が基本のようですが、メロディに、16分音符しか使用しないと、かえって変です。16分音符より短い音符、たとえば、32音符などを、ところどころ入れることによって、より、16ビートっぽいメロディにあります。)
また、コード進行で、ジャズのコードがベースにあるため、それがメロディにも、テンション(意図的な不協和音)が含まれるなどの形で影響していると思います。
上記のことは、実際に譜面を調べてみれば分かるので、そのうち調べてみたいと思います。 |
コード進行
コード進行中のコードは、4つ以上の音の和音が中心になります。たとえば、4つの和音とは、ドミソシの和音とかです。 さらに、9thコード、11thコードや13thコードというテンション(意図的な不協和音)を含んだコードが使用されるわけです。これらの不協和音が含まれていると、音に深みがでてきます。
ロックは、3つの音の和音(たとえば、ドミソ)が多いですから、シンプルで若者的、ジャズやフュージョンは、深みのある音で大人の響きという感じで考えれば分かりやすいかもしれません。 |
リズム
リズムは、16ビートです。どのような曲が16ビートかというと、分かりやすく言えば、1小節の間に、ハイハット・ドラム(チキチキと高い音のでる打楽器)が16回鳴るやつです。譜面上は、16/16と書かれているわけではなく、4/4と書かれています。 |