音楽研究所　研究テーマ->DTM->MIDIをWAVに変換

研究テーマ->DTM->MIDIファイルをWAVファイルに変換

このコーナーでは、MIDIやMP3など、インターネットでよく使用されるファイルについて解説します。「MIDIファイルをWAVファイルに変換するには」というのの逆の質問「WAVファイルをMIDIファイルに変換するには」は、こちらをご覧ください。

MIDIファイルをWAVファイルに変換するには？

MIDIファイルをWAVファイルに変換するには2つの方法があります。

（１）サウンドカードのOUTとINをケーブルでつないでMIDIファイルを再生しながらWAVファイルを録音する
（２）ソフト音源（ソフトシンセ）で変換する
（３）VSTiを使用する
（４）変換ソフトを使用する

MIDIファイルを再生しながらWAVファイルを録音する

原始的な方法ですが、サウンドカードのOUTとINをケーブルでつないでMIDIファイルを再生しながらWAVファイルを録音することができます。
この場合、サウンドカードによっては、内部的（ソフトウェア的）にINとOUTが接続できるようになっていて、ケーブルが必要のないものもあります。この場合は、コントロールパネルでサウンドのプロパティを設定します。当然、ケーブルでの接続を行わず、内部処理だけでファイルに録音するほうが、音は良くなります。

ソフト音源（ソフトシンセ）で変換する

RolandのVSC-88のように、WAV変換が可能なソフト音源を使用して変換することが可能です。ソフトウェア的に変換を行うので、MIDIファイルを再生しながらWAVファイルを録音する方法より音が良くなります。

VSTiを使用する

あまり現実的な方法でないですが。。。
VSTiをサポートしているシーケンスソフトを上手に使用すると、MIDIからWAVファイルを生成できるかもしれません。ただし、VSTiの仕様から考えて、ＷＡＶの生成に、曲を再生するのと同じだけの時間が必要かもしれません。また、音色はVSTiのもののみになります。また、チャネルやトラックごとにWAVファイルが作成される場合だと、これを１つのWAVファイルにミックスする作業も必要になると思います。

変換ソフトで変換する

MIDIからWAVへの変換機能をもつソフトで変換することができます。このサイトで公開している自動作曲システムＡＣＳも変換機能を備えています。ソフトウェア的に変換を行うので、MIDIファイルを再生しながらWAVファイルを録音する方法より音が良くなります。また、自動作曲システムＡＣＳを使用するより音質は、落ちますが、MidiToWaveというフリーの変換ソフトもあります。