2005年5月 フィールドノート      目次に戻る  top↑

【05/15 秋ヶ瀬〜大久保】
こんなはずでは、というぐらい寒い。
薄曇りで、子供の森も暗い。
昨日はいた!よく鳴いてた・・・らしい。
いつもこれ、平日に出て、土日はいない。
センダイムシクイの力の入った鳴き声。
サンコウチョウはきっぱりいない、かな?後で出たりして。ピクニックの森もセンダイムシクイ。
もうノイバラ、キショウブが咲き始め、丁字草もどんどん群生を広げて、これが黄色や紅い花なら目立つんだけど、紫だから静かに支配している。
次には、大久保の田んぼあたり、チュウシャクシギ1羽。
オオヨシキリとセッカの声がにぎやか。
もう田植えは終わって、オバQの毛が3本みたいな苗が整然と並んでいて、その中にムナグロ、ウズラシギ3羽、キョウジョシギが1羽、キアシシギ2羽がいた。

【05/15 都民の森】
少し曇っていたけど、新緑にミソサザイ、チゴユリの群生、ツツジのトンネル、 オオルリが目線、コマドリのさえずりなど期待して・・・。
もう森はかなり繁っていて生命力にあふれて見える。
チップの道を歩き、鳴き声のするキクイタダキを探していたら、そーっと近くの枝に止まった。ジュウイチ!ではなく、カケスだった。
三頭大滝も新緑、遠くの山々も新緑。足元にはワチガイソウ、チャルメルソウ、ホウチャクソウ。スミレは、ナガバノスミレサイシン、フモトスミレ、マルバスミレ、エイザンスミレ、タチツボスミレ。
美しいヤマシャクヤク、シラネアオイ(植えてあるもの)の他、山道にはツクバネウツギ、ウツギ、シロヤシオ、ヤマブキ、トウゴクミツバツツジなど咲き乱れ、鳥はミソサザイ、オオルリ、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、エナガ、コルリの声、遠くアオバトの声がいつもの声に合わせてホッホッという間奏が入る、初めて聞いたけど、これもアオバトなのか、他の鳥が鳴いていたのかわからない・・・。
追記
アオバトの声は、蒲谷先生の「野鳥大鑑」に入ってました。やはりワウォーワウォーの続きでホッホッホッと笑い声のように聞こえるとか。ちょっと嬉しいです。(問題解決編)
ついでにゴジュウカラ写真添付!





【05/21 秋ヶ瀬】
今日は6時前に着。
足元も高い木々も緑。
ノイバラは満開を過ぎて匂い立ち、キショウブもレンジャクの丘のそばにひとかたまり咲いていた。
まずセンダイムシクイの声、それからキビタキのよくとおる声が聞こえ、なんだか期待できそうだったけど、声だけで探せない。
カッコーの声も遠くに響く。
カワラヒワは桜の枝先で営巣中、スズメも立ち枯れの木の穴に出入りしていた。
広場では、バンジョーの音と(結構耳に心地よい)、サンショウクイの声。
サンコウチョウとは何度かすれ違ったらしい(T_T)。
3時間しか持ち時間がなく、歩き回って、カッコーの姿を見て(これも土手に上がって遠くの樹冠の)。
遠くでオオヨシキリの声が聞こえた。
早起きして来たご褒美はなく、帰った後、多分いろいろ出たのではないかと思うと・・・。


【05/28 秋ヶ瀬】
今日も6時前に着。
まず、荒川の川岸でササゴイを探す。
近くですぐに見つかって、ゆっくりカメラを出して、せ〜のと覗くといない。
上流を探すといました。ゴイサギも堰で彫刻のように動かない。
場所を移動する間、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、ヒバリが賑やかにさえずっていた。
ササゴイは、テトラポットに乗っていて、すぐに人の気配を感じたのか、コンクリのテラスに移動、足早に下流に向かう。
もうだいじょうぶなところで、魚を待っていると、コサギが飛んできて、隣でいきなりたて続けに2匹の雑魚をつかむ。これにむっとしたのか、ササゴイは、斜面をいきなり少し登り、しばらく肩で呼吸をして怒りを収めて、またテラスに向かう。(なんて思いこみ)でもその間、ゴイサギは上流の堰で微動さえしなかった。
さっさと撮って、子供の森へ。
静かだった。遠くのカッコーの声とウグイス、スイカズラの甘い匂いが漂う。
いつもの夏が始まったらしく、カワラヒワはメタセコイアの樹皮を剥がして巣材集め、シジュウカラはつがいで行動、スズメは新品の巣箱で営巣中。
サンコウチョウは声を聞いただけで、姿は見えなかった、なかなか手強い。
写真はササゴイをフォトショで加工です。