2002年8月 フィールドノート      目次に戻る  top↑

8/1〜2 入笠山から木曽駒千畳敷カール・霧ヶ峰〜池の平
後日花をUPする予定です。千畳敷カールでは立ち入り禁止のお花畑にお猿が15匹も入っていた。イワヒバリ、ルリビタキ、ロープウェイで吊された下からはメボソムシクイの声がしきりに聞こえた。
霧ヶ峰では飛んでいるクマタカに会えたり、コヨシキリを今シーズン初めて聞いたり、コサメビタキの移動を見たりラッキーでした。
池の平では散歩していると雲ゆきがあやしくなり、雷がなり、そのうち大粒の雨が激しく降り出した。小さな折りたたみ傘でも持ってて良かった。カメラだけは抱きかかえて濡れずにすんだけど上下、かなりグショグショになってしまった。横川SAで釜飯買ってひたすら帰る。7時着。


8/3 多摩川河口
8時前に着いたらもう来ている人がいた、やっぱり暑いから・・・。
干潮が6時で長潮、コチドリ、シロチドリ27、メダイチドリ124、ダイゼン、キョウジョシギ6、トウネン43、ハマシギ3、アオアシシギ9、キアシシギ67、イソシギ、ソリハシシギ16、オオソリハシシギは1羽、みんなあまり多くない。オオセグロ、ウミネコも全部で100羽以下。
中州ではカワウが並んで口をあけ突っ立っていて、そばにカルガモもくつろいでいる、増えて100羽近い。
2度ほどハヤブサが弾丸のようにかすめたけど、何も獲れず、あっという間に彼方に去るのだっ




8/4 行田市の古代蓮の里と秋ケ瀬
前から気になっていた古代蓮の里、天気も曇っていて良さそう、もう終わり加減と聞いていたけど、とりあえず行ってみる。かなりな人出で、いろいろな蓮の池では感嘆符ワーッ!!!!などと聞こえる。やっぱり古代蓮がキレイだ、ピンクが濃く、薄い花びらが透けていて、大きな葉で扇のように顔を半分隠したり、重なる葉の下のほうでひそかに咲いていたり、すくっと空に向かって向日葵のように咲いていたり。他にアメリカの白い蓮とか、中国のとか、いろいろあった。でもやっぱり7月半ばが見頃らしい。
帰りに何もいなくて、ヒヨドリもこの時期鳴かないという秋ケ瀬に寄る。ヒヨドリは幼鳥が鳴いていた。あとはセミシグレにカラスの声。めちゃくちゃ暑かった。
では、蓮の花を3つ。



8/10 大久保B区〜南古谷
立秋から空が青く、高くて、風もやや秋風かなと思うけど、やっぱり暑い。
大久保Bはほとんど休耕田がない、穂先がたれた稲の足下にはオモダカがぽつんと咲いていた。
南古谷は、コチドリとムナグロ6羽、キアシシギ2羽いるところがあって、別にクサシギが1羽いるところがあって(写真:クサシギ、デジスコは相変わらず下手(>_<))、他にもコチドリだけはあちこちにいた。
まだこれからこれから、水かさも草もいい感じなので、期待できるぞ、と。
アマサギ、コサギ、チュウサギ、アオサギ、カルガモが適当に散らばって餌取りをしていた。



8/11 多摩川
早朝着、干潮はお昼過ぎ、満潮状態から1時間ぐらい待つと、一番近い最初の干潟に続々と降りてくる、アオアシシギ、キアシシギから始まり、ソリハシシギ、メダイチドリ、トウネン、ハマシギ、シロチドリ(ってどうしてよく仲間に突っかかるんだろう)、ダイゼンが1羽、キョウジョシギが1羽、すこしずつ干潟が拡がり、中州もでき、ユリカモメが2羽、ウミネコ、オオセグロカモメ、あとは飛んでいるアジサシ、コアジサシ、とか、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、ふぅ暑かった。
アザラシは流れてこなかったな〜。



8/16 秋ケ瀬〜南古谷
夕べ雨だった模様、湿気でピクニックの森を歩くといきなり双眼鏡が曇った。
相変わらずセミ時雨、今日はカラスの声も負けていた。
キツネノカミソリが彼岸花のように群生していて見事!。それから初ゲットのコカモメヅル、(写真)、コバギボウシも少し残っていた。
鳥はさっぱり・・。
南古谷は、セイタカシギが3羽、デジスコには近すぎ、デジカメには遠すぎ。
他には、クサシギと、タカブシギ、コチドリ、ヒバリシギがいたらしいけど、見られなかった。チュウサギが大きなカエルをくわえ、ムリヤリ飲み込んだ。
今日の収穫は「鳥好きの部屋」から携帯電話の待ち受け画面をいただいた(^_^)v欲しい方、携帯のiモードでこちらから

8/17 都民の森
途中雨だったけど、着くと晴れ!
早朝でまだ誰も登っていなくて、のんびり花を見ながら登る。
三頭の滝からすぐに今日のお目当てのレンゲショウマに出会える。
美しい(*_*)まだ朝露が残り、なんとも上品。
ソバナ、オトコエシがたくさん。
キクイタダキが近くで見られた。それからジャッジャッという声でウグイスかと思ったら、そのうちヤブサメのさえずりになり、近くで枝移りしているのがしっかり見られる。
400ミリレンズだったら絶対に撮れる距離、いつだってそうなんだ(-_-)
のらくら登り、大沢山まで行き、戻る。タマガワホトトギス、ヤマジノホトトギス、レイジンソウ、ツルリンドウ、キバナノアキギリ、オクモミジハグマ、ガンクビソウ、タニタデ、ヤマホロシ、キツリフネ、ツリフネソウ、フシグロセンノウ、色々咲いていた。
お昼に帰る。そういえば大型のカエルがいたり(ヤマアカガエルか・・)、大型のミミズのへんなのがいたり(これはひょっとしてヒル?、15センチ×2センチぐらいの太さで、オレンジの地に黒の縦線が入っていて、ミミズを食べていたのかそばにいた・・・ぶきみ)、蝶も分からないのがいた(これはスミナガシ、ありがとうKさん・Gさん)。
レンゲショウマ スミナガシ!


8/18 秋ケ瀬〜南古谷
雨のピクニックの森はしっとりしていて、人も釣り屋さんぐらいで、鳥屋さんはいない。鳥もいない、シジュウカラの幼鳥がコチョコチョしていたのと、沼にコサギ、アマサギが10羽ぐらいたむろしていたけど、一斉に飛び立ってしまった。
蜘蛛の巣に水滴がついて、レース編みを広げたようできれい。
南古谷はオオジシギ、アオアシシギ、クサシギ、コチドリ、イソシギ、セイタカシギなどパラッっといたぐらい。

8/24 多摩川
空が低く、どんよりしていて朝はすっかり秋模様の風だったけど、お昼近く雲からお日様が出るとやっぱり暑い。
今日は大潮で引くのが早かった。まず下流まで歩き、そこから観察して登る。
キアシシギをハクセキレイが追いかけていて、スピードもそんなに違わなかった、すごい!
ちょっと掘り出し物?があった。先端でオオメダイチドリ、砂地気味の干潟を走っていた。メダイチドリ、ソリハシシギ、キアシシギ、ダイゼン、トウネン、それから少し登ると、ハマシギ、オオソリハシシギ、アオアシシギ。もっと登ると、オバシギがいて、コオバシギ(成鳥冬羽)もいて、エリマキシギの若いのと、いつも観察するところに戻ると、チュウシャクシギその他。
こんな日にデジカメは入院中・・・(T_T)。
お花はツユクサとオシロイバナ、ヘクソカズラが咲いていて、ハッカの花もあった。



8/25 南古谷
暑い、又真夏に戻った感じ。
とりあえずタマシギの4羽のヒナと父親を確認して(ヒナがカワイイ、小さな羽をいっちょまえにぎこちなく広げていた)、移動してセイタカシギは竹馬に乗って颯爽と闊歩するかんじ、アオアシシギを見て、ヒバリシギのところに行き、5羽いたというけど、その時1羽しかいなかった、見て、セイタキシギのところでエリマキシギを見落としていたということで、戻り、確認して、それからムナグロが100羽近くいるというところに行き、アメリカムナグロと、コモンシギがいないかチェックして、帰る。駆け足だったけど、まあ、そこそこいてくれた。



8/31 秋ケ瀬〜南古谷
今日も暑い、ピクニックの森は相変わらずセミの声、蜘蛛の巣がすごい。
森に入れないようにバリアを張っているみたいだ。
駐車場から少し行くと、2羽の見慣れない鳥がすぐそばの草藪にいる、んーと・・・?
その黒い鳥はコケコッコとけたたましく鳴き始めた。なんだぁ〜そうだよね。

それからゆっくり蚊の猛攻撃を受けながら見回りして、何もいなくて、コミスジとか、ゴマダラ蝶がいて、コジュケイの声が遠くで聞こえて、先日奥多摩ではもう散り加減の葛の花が咲き始めて、いい匂いを漂わせていた。

南古谷は、たくさんのアマサギ、コサギ、チュウサギが飛んだり降りたり、他コチドリ。
この前いろいろいた田んぼは水が干上がっていて、残るわずかな田んぼにエリマキシギ5羽、タカブシギと、タマシギのヒナが3羽父親にはりついていた。もう少し水が残っているときれいなんだけど・・・なぁ。