2002年4月 フィールドノート      目次に戻る  top↑



04/06 多摩川
久々のような気がする。桜はすっかり終わって、草の緑が濃くなった。
川にスズガモがたくさん入ってきているのと入れ替わりに他のカモがわずかになった。
スズガモももうすぐ北に行く用意をしている・・と思う。
多摩川のハイイロチュウヒを初めて見た。低く飛んで、芦原に降りて、藪の陰から様子を伺っている。他に、ハヤブサ、チョウゲンボウ、ミサゴ、トビと猛禽の日。
オオジュリンが少なくなり、ウグイス、ジョウビタキもいなくなり、なぜか1羽、ツリスガラがいた。
他、カモメはカモメとユリカモメ、セグロカモメ、ズグロカモメの白いのが1羽。


04/07 秋ケ瀬
恒例の掃除大会でした。
今年は下草が伸びて、ゴミもあまり見えなく、簡単にやっつけてしまいました!。
鳥さんは、マヒワが50羽以上でした。あとは、普通のとかでした。
朝早くはレンジャクもいたようでした。
デジカメでおっ珍しい葉っぱ、「あの赤い葉で〜、すくっと立っていて、何ですか?」って聞くと、アカメガシワでしょう。即答が嬉しい秋ケ瀬の先輩です。
それからサクラソウ公園で今がピークを下る(-_-;)花を撮ってきました。
みてみて!




04/13 秋ケ瀬
お天気が南のほうが暗く北が晴れていたので、秋ケ瀬に行く。
子供の森では緑がどんどん増していた。
こんなに茂ってくると、渡りのピーク時には鳥が見にくくなってしまう。

足元には伸びるカキドオシと、ヒキノカサやムラサキサギゴケなどが咲いている。
もう少し先でクヌギの高いところに賑やかに鳴くマヒワの群れ、その先に鳥仲間がいて、クロツグミが水を飲みに降りていたということだった。カケス、シロハラ、シメ、アオジ、キジの声、ヤブサメの声も朝早くは聞こえたらしい。
ピクニックの森、マヒワはこちらでも賑やかに群れていた50羽前後はいそうだ。オオルリのオスがいたそうだけど、これも見逃す。
そして、多摩川にはアカツクシガモが遊びに?来ていたらしい。何て日だろう、タイミングの悪い鳥見だった。


04/14〜15 八ヶ岳
もうそろそろ、八ヶ岳も芽吹くかな?と思ったけどまだ冬で、カラ松も芽は2ミリぐらい。
山頂は白い雪を被っている。
八ヶ岳 鯉幟 飯盛山


途中の鯉幟は風があまりなくめざし状態、350±はいた。
野辺山は、ノビタキが来ていたぐらいで、メンバーはあまり変わらない。でもヒバリもホオジロもノビタキもアオジもウグイスもさえずっていた。カケスが群れで移動していたのとか、ノスリが鳴いていたり、林道を走ると、ルリビタキもあちこちでさえずっていた。
キジも夫婦でのんびり歩いている。
花もほとんどなく、宿に入るには時間が余るので、飯盛山に登る。1643メートル、だらだらとした山で、1時間弱で(中腹のパーキングから(*^_^*))登頂成功!展望は開けているのに、遠くはかすんでいる。
ルリビタキの声と、ヒガラ、メジロぐらい。花はダンコウバイぐらい。
一汗かいて、宿に行く。
宿は、餌台のある宿で、回りは明るい。アカヤシオやオオヤマザクラ、ヤマブキ、レンギョウが鮮やかに咲いていて、特にアカヤシオ、オオヤマザクラは見事!。
鳥はマヒワ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、シロハラ、メジロ、アカゲラ、ツグミ、スズメ、シメ、エナガ、アトリなど。夜星観察をしていると(雲がなく満天の星)、遠くでフクロウの声が聞こえた。
次の日早朝そのあたりを散策するけれど、ウロのありそうな大木はない。ただ気まぐれに来たのかも。クロツグミが高らかに鳴いていた。エナガは尾が寝癖で?、しの字に曲がっていた。
15日 山登り、目的はザゼンソウ
こちらの山はかなり歩いた。急坂で宿のご主人や一緒に宿泊していたご夫婦がいなければ帰っていたかも知れない・・・。
途中にぱらぱらとザゼンソウは咲いていたけど、あまり綺麗なのはなかった。
山頂では360度のパノラマが開けているのだが、春霞でぼんやり、八ヶ岳も駒ヶ岳も諏訪湖も薄い。
帰りは、スミレを見つけたり(鑑識に回すつもり)、蝶々を追っかけたり、のんびり下山した。

ザゼンソウ


04/20 秋ケ瀬
平日にいろいろな鳥が渡っていて、土日はいないというパターンか、今日もキビタキ、センダイムシクイ、マヒワ、イカルぐらいみたい。見たのはセンダイムシクイ、イカルの声、ほかいつもの。アオジやアカハラが綺麗な声でさえずっていた。
キジ、コジュケイの唐突な声、どんどん葉が茂ってきた。
花もいろいろ、チョウジソウとか、クサノオウとか、オオジシバリ、ニョイスミレ、ムラサキサギゴケ、ヒキノカサの群生、他。
花木もいろいろ、オオデマリ、ハナミズキ、ミズキ、マルバウツギ?
ハナミズキは花びらの先、風呂敷の四隅を糊付けしたみたいに蕾ができ、パッとそれが開く。
咲く時は音がするかもしれない。
開花前スナミズキ 開花ハナミズキ




04/27 多摩川
シギ・チドリがたくさんかな?と思いつつ、土手に上がると北風が寒い!。車に戻って上着の下に雨具を着込んで再チャレンジ。
とりあえず河口に向かって歩く。突端で、対岸にチュウシャクシギが10羽いたのと、帰りにアオアシシギがやはり対岸に1羽、コチドリが2羽。
定点観察地点では対岸にハマシギが72羽とか、メダイとかソリハシシギとか、トウネン、シロチドリとか、チュウシャクシギとか、そこそこいたようだ。
コアジサシも30羽前後飛んで移動中、いい繁殖場所があるといいな、と思いながら見送る。
他、ツバメ、セッカ、オオジュリンはもういない。セグロカモメ、ただのカモメ、ユリカモメ(ほとんど黒い顔)、ホイグリンらしきものもいたようだ。ダイサギは目元が青いのが思いつめた顔で川を見つめていた。
カモはスズガモ、ヒドリガモ、カルガモ。
ハマダイコンとヘラオオバコ、ノゲシ、セイヨウタンポポ、カラスノエンドウ、ジシバリなどがすごい勢いで土手の場所取りをしている。




04/28 秋ケ瀬〜大久保B区
7時に到着。車から降りても夏鳥の声は聞こえない。シジュウカラやアオジのさえずり、コゲラ、カラス、カケス。
でも歩いていると、オオルリやキビタキの声がして、エゾムシクイもごくたまに鳴く。
オオルリを一度だけ、キビタキもムシクイも見ることができた。
レジャーの人も多く、車が出られなくなる前に、田んぼに向かった。
大久保は田植えの準備で農耕機が田んぼを行ったり来たり。
私的に今季初のオオヨシキリ、ツバメと、チュウサギが多い、他コサギ、ダイサギ、チュウシャクシギ1羽、ムナグロが6羽前後(数に弱い・・)、タカブシギが1羽、あとはカルガモ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ、ツバメなど。
ぽかぽかとのどかな陽気だった。(写真:チュウシャクシギ)