王と枢機卿・ルール和訳

プレイ人数とゲームの目的

 3〜5人。修道院と枢機卿をボードに配置していき、その得点を競います。

対戦画面の説明

対戦画面右側  右上に並んでいるのが、プレイヤーの情報です。各プレイヤー名の右側の3つの数字は、左から順に「現在の得点」「残り修道院コマ数」「残り枢機卿コマ数」です。名前の先頭に「S」が付いているのがスタートプレイヤーで、名前に「*」がついているのが手番プレイヤーです。

 その下にある3枚のカードがあなたの手札です。あなたの手番になった時、使いたいカードを全てクリックしてから(選んだカードには赤枠がつきます。もし間違えて選んだカードがあるなら、それをもう一度クリックすることで取り消すことができます)右下の「OK」をクリックするとカードがプレイできます。なお「OK」の代わりに「Ablegen(捨てる)」をクリックするとカードをプレイせず捨ててしまうので、気をつけてください。

 さらに下にある2枚のカードが場札で、その右上にあるのが山札とその残り枚数です。カードをプレイするか捨てるかしたプレイヤーは、使った枚数分だけ場札か山札をクリックしてカードを補充します。

ゲームの流れ

1: 各自自分の色と対応した修道院コマ(家の形)を20個、枢機卿コマ(円筒の形)を8個、手札を3枚受け取ります。ゲームは、ランダムに決められたスタートプレイヤーの番から始まります。

2: 手番プレイヤーはまず任意の枚数、手札を出します。出したい手札を全てクリックしてから「OK」をクリックしてください。それらのカードがプレイされます。
 手札は基本的に1枚、もしくは同色のカード2枚、という出し方しか出来ませんが、同色のカード2枚をジョーカー1枚とみなし、好きな色のカードとしてプレイすることもできます。例えば、赤2枚を出して「オレンジ1枚」としてプレイすることもできますし、緑2枚と黄色1枚を出して「黄色2枚」としてプレイすることもできるのです。

3: プレイしたカードの色に対応した国に、プレイした枚数分(ジョーカーとして使った2枚は「1枚」とみなされます)のコマを置いていきます。コマを2個置けるならば、修道院と枢機卿を1つずつ、またはどちらか一方を2つ置くことが可能です。ただし、置き方にはいくつかルールがあります。

 ルール1: 何もコマが置かれていない国には、1個の修道院しか置けません。ですから、枢機卿も置けません。

 ルール2: コマを置けるのは手番1回につき1つの国だけです。2個コマを置けるからといって、2つの国にそれぞれ1個ずつ、といった置き方はできません。

 ルール3: 枢機卿コマは、枢機卿コマの合計が、その国に最も修道院を置いているプレイヤーの修道院数と同数になっている国には置けません。例えばプレイヤーAが2つ、プレイヤーBが1つ修道院を置いている国に、枢機卿コマが2個置かれていたなら、その国に枢機卿は置けません。

 修道院コマを置くには、ボード上の修道院の絵の所をクリックします。枢機卿コマを置くには、置きたい国にある丸い紋章の所をクリックします。

4: 使った枚数ぶん、手札を補充します。右下の場札か山札をクリックすると1枚補充できるので、手札が3枚に戻るまで繰り返してください。取る順番は自由です。補充が終わると、場札が2枚になるまで補充され、手番が次のプレイヤーに移ります。山札が無くなったら捨て札をシャッフルし山札を作り直しますが、これ以降山札を作り直すことは無くなります。

5: 得点は「山札が無くなった後、はじめてスタートプレイヤーに手番が移った瞬間」に決算されます。決算は2回行われ、それぞれの得点の合計が最終得点となります。

 1回目の決算では、国ごとに修道院の数を数えます。その国に修道院を最も多く置いたプレイヤーは、その国の修道院の総数だけ得点を得ます。修道院の数が2位以下のプレイヤーは、自分より1つ上位のプレイヤーの修道院の数だけ得点を得ます。つまり、2位のプレイヤーは1位のプレイヤーの修道院数が得点となり、3位のプレイヤーは2位のプレイヤーの修道院数が得点となるのです。同着だった場合は、おのおのがその得点を得ます。

 例1:A・B・Cの3人のプレイヤーが、それぞれ3個・2個・1個と修道院を置いた国からは、Aから順番に6点・3点・2点を得ます。
 例2:A・B・Cの3人のプレイヤーが、それぞれ3個・3個・1個と修道院を置いた国からは、Aから順番に7点・7点・3点を得ます。

 2回目の決算では、修道院による点数の他に、枢機卿による点数や連結ボーナスの点数も計算します。
 四角数字、もしくはそこから伸びた破線で繋がっている2国(以降「同盟」と表記)の両方で枢機卿の数が1位(同着1位も可)になっているプレイヤーは、同盟にある枢機卿コマの合計だけ点数を得ます。同盟は15個所あり、それぞれ別々に得点が発生するかどうか判定されます。

 例:A・Bの2人が1個ずつ枢機卿を置いたBurgundと、Aが2個・Bが1個枢機卿を置いたItalienは同盟ですが(四角数字の14で繋がっています)、この同盟からはAだけが(1+1)+(2+1)=5点を得ます。BはItalienで枢機卿の数が1位になれなかったので、この同盟からは得点を得られません。

 最後に、連結ボーナスの点数を計算します。修道院が道で4つ以上繋がったプレイヤーには、繋がった数だけ連結ボーナスが与えられます。そういった場所が数箇所あるならば、それら全てから得点が発生します。ただし、一筆書きで4つ以上繋がっていないといけませんし、同じ修道院を2回数える事もできません。

6: 最終得点が一番大きいプレイヤーが勝者となります。同点の場合は、残ったコマの合計が多いほうが勝者となります。


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