地下鉄珍方向幕集


地下鉄の場合、湘南台〜あざみ野のピストン運転が基本となりますが、早朝や深夜、平日朝ラッシュ時には途中止まりの列車が運行されています。

このページでは、こうした区間運転で使用される方向幕を紹介します。また、このページで取上げる方向幕の中には、現在使われていないものもありますので、予めご了承ください。


 

(2005.06.05)
回送
「回送」表示
写真提供:今井様

見る機会の少ない「回送」表示です。地下鉄では車両基地のある上永谷と新羽発着の列車が設定されていますが、すべての出入庫列車が上永谷または新羽行き(または始発)で運転されるわけではなく、上の写真のように回送列車として運行されることもあります。

回送列車は早朝夜間、平日ダイヤではラッシュ時間帯前後にその姿を見ることができますが、あざみ野〜新羽に関しては日中見かけることもあります。

 

(2005.05.01:掲載)
関内行き
関内行き
(仲町台にて撮影)

通常ダイヤでは設定のない関内行きの表示です。

2005年4月23・24日に、野毛大道芸に合わせてあざみ野〜関内間に臨時列車が運転されました。臨時列車は横浜市営地下鉄で初めて快速運転を実施し、話題を呼びました。臨時列車は、フロントガラス上部に独自のポスターを掲示していました。

快速の種別表示はなく、停車駅(あざみ野、センター北、センター南、新横浜、横浜、桜木町、関内)で途中通過駅がある旨の構内放送で乗客の注意を促していたようです。

関内駅には留置設備はあるものの、折り返し設備はないため、関内到着後上永谷の車両基地まで回送されたものと推測されます。

 

(2000.10.09:掲載、2005.05.01:更新)
センター北行き
センター北行き
(上大岡にて撮影)
(2000.10.22)
センター北行き側面
側面幕
写真提供・古屋様

休日深夜に1本だけ設定されていた「センター北」行きです。2004年10月のダイヤ改正で設定がなくなり、現在では見られない方向幕となっています。(この情報は今井様より提供いただきました。ありがとうございます。)

センター北駅にはセンター南寄りに留置線が設置されていて、運行終了後留置線で一夜を明かす編成があります。センター北駅での留置に関しては、あざみ野から回送で送り込むことによって運用を継続しているものと思われます。

 

(2000.10.22:掲載、2005.06.07:訂正)
新羽行き
新羽行き
(上永谷にて撮影)
新羽行き側面
新羽行き側面
側面幕(3000形)
側面幕(1000形)

(2005.06.07:一部今井様より頂いた情報をもとに改訂しました。ありがとうございます。)

新羽車両基地への入庫目的で使用される新羽行きの表示です。新羽車両基地は新羽駅から車両基地へ通ずる線路が伸びていますが、車両基地自体は北新横浜寄りに位置します。「新羽」の方向幕は、あざみ野や湘南台での幕回転時に見ることができるのですが、LED方向幕の「新羽」は、純粋に営業運転時でしか見ることができないため、見る機会は少ないです。

新羽駅には市営バス・41系統、及び東急バスが乗り入れていますが、近くには東急バスの新羽営業所も位置しています。

 

(2000.12.24)
上大岡行き
上大岡行き

上大岡行き・側面
上大岡行き・側面

平日では湘南台発終電で、土曜・休日では夜20時ごろのあざみ野発で1本運転される「上大岡」行きです。上大岡駅には港南中央寄りに引込線が1本設置されているため、上大岡到着後はその引込線に入線し、翌朝6時台の上大岡始発まで一夜を明かすことになります。

 

(2002.01.05)
踊場行き

踊場行き・側面

平日の朝ラッシュ時に数本、休日の最終電車に設定のある踊場(おどりば)行きの方向幕です。戸塚〜湘南台の延伸開業に合わせて設置された珍方向幕です。

踊場は戸塚の隣に位置しますが、はるか昔「猫が踊る場所」として語り継がれて来たがゆえ、現在の地名になったそうです。バス停として随分前に使われているとはいえ、地名そのものも珍しいのではないかと思う次第です。

 

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