過去の車両


このページでは、2003年以前に全車引退した一昔の車両を紹介します。 


 

(2003.11.09)
3000形
3000形(SE車)
(写真提供:ぽんでん様)

ロマンスカーSE車の写真で、3000形を名乗っていました。

私が知る限り、「あさぎり」の専用車かと思っていたのですが、「あさぎり」以外にも使用されていたようです。狭軌での世界最高速度を記録したこともあり、話題を呼んだ車両です。ぽんでん様の情報によると、5両で1編成を組み、2編成併結で運転することもあったそうです。現在のロマンスカーEXEで採用されている2編成併結運転は、この形態がルーツになった可能性もありそうです。

10000形(HiSE)の投入あたりから引退が進み、最終的には20000形(RSE)の投入をもって全車引退しました。

 

(2003.11.16)
3100形(NSE車)
(写真提供:ぽんでん様)

ロマンスカーNSE車(3100形)の写真で、愛称表示がサボ固定だったときのものです。

このNSE車には数回乗車したことがありますが、私が初めて見た十数年前の時点で、愛称表示は幕式に更新されていました。そのため、サボ固定の写真はほとんど見たことがありませんでした。

この写真は、職員が前後灯に乗り掛かりサボを交換しようとしている貴重な一コマです。ぽんでん様の情報によると、サボの両脇に止め金があり、これを操作することによりカバーが開き、サボを交換できるようになっていたそうです。また、「回送」というサボも実在していたそうです。

NSE車は先頭車両に展望席を設置し、運転席を2階に配置した初めての車両でした。しかし、乗降扉が全て手動だったことが影響したため、30000形(EXE)の投入をきっかけに廃車が進み、1999年をもって全車が引退となりました。

 

(2003.12.07)
3100形
3100形(NSE車)
(写真提供:ぽんでん様)

ロマンスカーNSE(3100形)の写真で、「さがみ」運行時のものです。

「さがみ」は、「はこね」、「あしがら」と並んで小田原線を走る特急の一つで、「さがみ」の小田原線内の停車駅は、新宿、向ヶ丘遊園、本厚木、新松田、小田原となっていました。一部箱根湯本へ乗入れることもあったようです。

向ヶ丘遊園駅に特急が停車するのは、小田急がかつて経営していた向ヶ丘遊園に関する名残かと思われます。現在では、「さがみ」、「あしがら」という愛称は使われなくなり、これらに相当する種別は全て「サポート」、「ホームウェイ」に統合されています。

向ヶ丘遊園駅は現在でも一部の「サポート」が停車しますが、多摩急行が通過扱いとなっており、今後の優等列車の停車扱いが少々気になるところです。

 


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