9000形


代々木上原で接続する営団地下鉄千代田線の乗入対応車両として製造された車両です。

この9000形より、側面窓として下降1段窓が採用されました。また、5000形のスタイルとは全く異なる、英文字併記の前面方向幕、天井近くまで広げられた運転席窓、及び左右独立に配置された前照後尾灯については、この後製造された1000形や2000形に多大な影響を及ぼしたものと考えられます。

現在では千代田線への乗り入れを1000形が担っているため、9000形は小田急線内のあらゆる運用で活躍しています。


 

9000形
9000形(9703)

現在、9000形は江ノ島線でも良く見かける車両の一つとなっています。

9000形は、千代田線乗入れに対応するためにATC装置を取り付けたり、モーター配置を多くするなど、装備面でもユニークな特徴を持つ車両です。9000形は先頭車両にもモーターが配置されるため、個人的に先頭車両に好んで乗ってしまうものです。また、モーター音も5000形と比べて微妙に音が異なるなど、いろいろ話題にできる車両の一つです。

 

9709F
9000形(9709F)

2003年に入り、方向幕・種別幕共に英文字併記のものへの交換されるようになり、前面方向幕についても片瀬江ノ島行きの表示が「江ノ島」から「片瀬江ノ島」に変更されつつあります。

   

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