10000形「HiSE」


1987年に登場した特急専用車両で、「HiSE」という別称がついています。

7000形と同様先頭車に展望席を備えていますが、展望席以外の室内は1段嵩上げされたハイデッカー構造を採用した点が最大の特徴です。「HiSE」はこの客室構造から由来しているものと思われます。

7000形と同じくこの車両も連接構造となっており、11両で1編成を組みます。ちなみに、特急の種別方向幕は展望席後側の出入口付近にあり、正面からではどの種別で走っているのか見えにくいのが少々難点です。


 

10000形
10000形

特急「えのしま」に運用中の10000形車両です。「えのしま」は最近ではEXEによる運行がほとんどを占めており、この車種による運行は非常に少なくなっています。

7000形と比べると、先頭形状は少々傾斜が大きくなっています。

 

10000形の車内

10000形車内の写真です。

座席は回転式クロスシートが採用されており、特急車両では珍しい形態です。ただ、背もたれは少々倒されており、座り心地はそれほど悪くはないように感じます。

   


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