国際理解教育の実態
Updated: 97/08/31
1.はじめに
「国際理解教育」に関しては、これまで数多くの研究と実践がされてきた。そしてその成果もでている。私がここで述べるのはあくまで外国語科における「国際理解教育の基礎を培う」上での指導についてである。「言語や文化に関する知識・理解」をどのように指導し、評価しているかを特に問題にしたい。
実際に学校現場の授業で「言語や文化に関する知識・理解」がどのように指導されているかを調査した文献も数多く出されている。実際にそれを指導・評価しようとするとかなりの準備と時間を要するようであり、系統的かつ計画的な具体的な指導はなかなか見つからない。現状では「受容的態度」で異文化を知識として知り、その知識を確認するという評価、テストが多いような気がする。ペーパーテストで異文化に関する設問を設けたり、授業中ではT-T等でAETの先生にQ&A、T-Fで確認してもらったり、日本語や英語で自文化との違いを説明し感想を述べてもらったり、教科通信等を発行して題材を深めて生徒に日本語(英語)で説明したり.....等の指導が多いと思う。
意識的に指導している  | 
        指導している  | 
        あまり指導していない  | 
        指導していない  | 
    
36.6%  | 
        50.0%  | 
        13.4%  | 
        0.0%  | 
    
計画的に位置づけている  | 
        ある程度計画的に位置づけている  | 
        あまり計画的に位置づけていない  | 
        計画的な位置づけはない  | 
    
23.9%  | 
        23.9%  | 
        43.5%  | 
        8.7%  | 
    
している  | 
        時々している  | 
        あまりしていない  | 
        していない  | 
    
18.30%  | 
        26.80%  |