
以前から気になっていた屋根付き橋を見に愛媛県に行って来ました。今回は、「田丸橋(愛媛県内子町)」と「御幸の橋(大洲市)」を見るのが目的だったのですが、その途中で6本もの屋根付き橋に出会い、計8本の橋を見ることが出来ました。
「田丸橋」は、素朴な橋ですが、のどかな風景によく合っていて、暖かい感じの橋です。私にとってこの橋は、ほっとすると言うか、懐かしささえ感じ、子供の頃を思い出させてくれる橋でした。
屋根付き橋と言えば、平成18年の12月に訪問したベトナムのホイアンにも屋根付きの「来遠橋(日本橋)」がありました。日本が鎖国する前の朱印船貿易が盛んだった時代、日本人が建設したと伝えられている橋である。この橋が今でも大切にされ、街のシンボルとなっていることを誇らしく思ったことを思い出しました。
(最終更新日:平成23年9月6日)
(1)内子町と大洲市の屋根付き橋
愛媛県の西部に位置する内子町、大洲市、西予市には今でも多くの屋根付き橋が残っている。山あいの集落を流れる小さな川に架かっており、まさに生活道路としての橋である。地元の人にとって「橋に屋根が付いている」ことは、めずらしいことではなく、ごく普通のことのようである。
現在、日本には150ほどの屋根付き橋があるらしいが、そのほとんどは、神社仏閣の参道として造られたのもの。また、最近は観光用施設として造られたのものが多いようである。
(平成23年8月26日撮影)
(2)来遠橋(日本橋)(ベトナム ホイアン市)
1593年に日本人が建設したと伝えられている橋。当時ホイアンには日本人街が形成され、一時は1000人以上暮らしていたとされている。その日本人街(橋の右側)と中国人街(橋の左側)を結んでいる。橋の中央には、小さなお寺もある。また、両端には建設が始まった年と完成した年にちなんで、猿と犬の像が2体ずつ立っている。
(1)田丸橋・御幸の橋・ふれあい橋・三嶋橋・帯江橋・常磐橋・龍王橋・秋滝橋(愛媛県内子町・大洲市)
(2)来遠橋(日本橋)(ベトナム ホイアン市)
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