かき揚げ丼の後悔防止法
「今回のテーマ」
『飽きた。寂しい。変化がほしい・・・・・。かき揚げ丼には、途中で必ずこういう時期がくる。』 by東海林さだお
通勤電車の中で「トンカツの丸かじり」を読んでいて『隣のテーブルにカレーうどんが運ばれてきた。プンとカレーの匂いがただよい、虚をつかれた感があった』の一文を読んで唾が溢れ『隣のテーブルのカレーうどんからは、もうもうと湯気があがり、熱く、黄色く、旨そうだ。』のところで咽喉がなり『こういうふうに迷っているときのカレーうどんには、決断をうながす訴求力がある。迷いをすぐに断ちきってくれる。特に現物を身近に見せれらると、その力は倍加する』で、もういてもたってもいられず「第二回目はカレーうどん、もんくあっか」と興奮し鼻息も荒い中カレーうどんに決定いたしました。
それにしても現物なしでこれだけの訴求力を与えるしょ〜じ大先生、さすがです。

ではどこに食べにいくか、pippi隊員と緊急会議を開いた結果「陣屋」で決行すべし、という事で埼玉県新座市役所の近くにある「陣屋」に出かけました。
ここはametaroとpippiが蕎麦を食べたい時は必ず行くお店で、抹茶蕎麦がメインのお店ですが1日30食(だったかな?)限定の手打ち蕎麦「田舎せいろ」はとても美味しくとてもお気に入りのお店です。
またここは天ぷらも美味しく、カウンターバー形式になっており注文しながら揚げたての天ぷらに舌鼓をうてるという楽しみ方もできます。
という事でやってまいりました陣屋、まだ12時前で空いてます。
いつもの席に行こうとするとおばさんが「カウンターへどうぞ」と一言、今日は蕎麦屋にきてカレーうどんを頼もうという不埒な事を考えているのによりによってカウンターへ行けとは・・・・・ためらっているところに「さあさあどうぞ」どトドメの一言、結局カウンターに座ってしまい「カレーうどん頼みにくいな」と思っているところに目の前で美味しそうなキスの天ぷらが・・・・・、「ご注文は」の声に本能的に「かき揚げ丼のセット!」と言ってしまった・・・・・「後キスと穴子もね」とも。
エー、今回は「かき揚げ丼」についてのレポートです、えっ「カレーうどん」はどうしたかって、そんな事を言っていたような記憶があるようなないような・・・・えっ、いい加減な奴だって、いいんです駅弁の丸かじりを見てごらんなさい『「天丼を食べよう」と、堅く心に決めて店に出かけて行って、アゴなどなでながら、メニューを見るともなく見ているうちに、「かき揚げ丼もわるくないな」と、ふと思うことってありませんか。』ほーら天丼で心変わりがするのカレーうどんでしてなにが悪いですか、という事で今回はかき揚げ丼です。
実はametaroが初めてかき揚げ丼を食べたのがこの「陣屋」なんですね、生まれて30年以上たって初めて食べたかき揚げ丼の感想は「いままで損したー」でした。
かき揚げ丼は見た目が貧相でメニューを考える時どうしても天丼とかカツ丼に負けてしまいます(あんまりカツ丼とかき揚げ丼が一緒にあるところはないかな)、やっぱりお腹がすいている時はボリュームのカツ丼、贅沢したいなーって時は天丼、かき揚げ丼のつけいる隙が無い。
そんな時目の前でかき揚げを揚げられてついつい頼んだかき揚げ丼にしびれてしまったのがこの「陣屋」です、サクサクの衣にアツアツのご飯、それらにかかっているタレがまた美味しさを引き立てています、このサクサク感は天丼にもカツ丼にも無いかき揚げ丼ならではの美味しさです、かき揚げ丼の美味しさの半分はこのサクサク感であるといっても過言ではないです。
しかし、このかき揚げ丼にも問題があるのですね『飽きた。寂しい。変化がほしい・・・・・。かき揚げ丼には、途中で必ずこういう時期がくる』そうなんですしょ〜じ大先生もおっしゃっている様にかき揚げ丼にはメリハリがないんですね、天丼の様に「さあエビを一口食べようかな」なんて事が無いんです、常にサクサクと衣を崩しているだけ・・・・・特に横の客が美味しそうにエビをかじっているのを見ると「天丼の方が良かったのではないか」と少し後悔してしまいます。
ではどうしたらよいか、そうですメリハリをつければ良いのです、この「陣屋」には「小かき揚げ丼付セット」という素晴らしいものがあり(小さいかき揚げ丼と抹茶蕎麦のセットで1,080円)かき揚げ丼を食べながら合間合間に抹茶蕎麦でメリハリをつけるという事が可能なんです。
えっ、かき揚げ丼が小さい!そういう方は普通のかき揚げ丼を頼み抹茶蕎麦の代わりに好きなタネで天ぷらを頼んでメリハリをつければ問題解決です、いやーよかったよかった。
以上かき揚げ丼の後悔防止法レポートでした、参考になったでしょうか。

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