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●鴛鴦寺(おしどりでら)に ついて
この寺の名の正式名は、池証山正覚院鴛鴦寺という。このあたりとしてはとても大き な寺で、寺の敷地内には、いろいろな碑が建てられている。
この寺の名には次のような言い伝えがある。
このあたりは昔、大きな沼沢地だった。850年ほど前のある日、狩りの好きな平 (たいら)入道真円(しんえん)が、沼で一羽の雄のオシドリを射止め、、持ち帰っ た。その夜、美しい女が真円を訪れ「あなたは私の夫を殺した」と嘆いた。翌朝、昨 日射止めた雄のオシドリを見ると、くちばしを合わせる格好でメスのオシドリが死ん でいた。そこで真円は自分の行いを恥じて出家し、沼のほとりにこの寺を建てて、 「池証山鴛鴦寺」(ちしょうざんおうえんじ)」と名付け、オシドリの菩提を弔っ た。この寺の釈迦堂にある釈迦如来は、清涼式という様式で造られている。千葉県指定 の文化財で、県内には2つしかないという。秘仏だが、4月八日の花祭りのときには 見学できる。
本堂左の高いところが墓地であり、墓地の中でも本堂に近いところに、宝きょう印 塔という供養塔がある。市内最古のもので市指定の有形文化財になっている。
●ア クセス方法
場所は八千代市村上です。ゆらゆら橋 の東300mくらいでしょうか。村上橋からイズミ屋方向に300m行ったところで もありますが、車が多い通りなので、MTBならサイクリングロードから直接東に向 かったほうがいいでしょう。
※このページの情報は、福田さん(八千代市在住)から寄稿いただきました文章を使用させていただ いています。ありがとうございました。