マウンテンバイクのミニバンへの搭載

マウンテンバイクを普通乗用車(セダン)に搭載する方法については、リヤキャリアを利用する方法をすでに紹介しましたが、車をミニ バンに買い替えま したので、改めて紹介します。

ミニバンの場合は、3列目シートを床下収納できるタイプが一般 的で、2列目シートも床下収納または折り畳め、ラゲッジスペースを広くすることのできるタイプのミニバンを利用すると便利です。



前 輪を外して車内キャリアを装着したところです。こうすれば長さはかなり短くなりますので、車種によっては2列目シートをそのままでも搭載できる場合もあり ます。
ただこのままでは不安定ですので、ロープなどを使って車内で固定する必要があります。
これだけで終わりです。

しかし、私の場合は別の問題がありました。
現在使用中のMTBは、前後輪ともディスクブレーキ装備なのですが、ディスクブレーキは回転する円盤を両側からブレーキパッドで挟む構造をしており、この 円盤とブレーキパッドの間隙調整が微妙なのです。通 常は円盤の両側とも1mm以下の微妙な間隙に調整されているのですが、一度タイヤを外し、再度取り付けるとこの間隙が微妙に狂うのです。
そのため、タイヤをつけるたびに再度微調整をしなくてはならないことになります。これがめんどう。

そこで前後輪ともタイヤを外さずにミニバンに搭載する方法に切り替えました。
ちなみに車はマツダ MPVというミニバンです。まず下の4枚の写 真をご覧下さい。






3列目シートは床下収納し、前輪をつけたまま後ろ向きにMTBを搭載し、ハンドル部分をシートベルトのような丈夫なテープロープで 固定しています。 また、前輪の先をリヤハッチに接触するようにテープロープを引っ張り前後方向への動きも固定しています。車内キャリアなどは使用していません。

2列目シートは折り畳めるのですが、折り畳みません。通 常 のままです。このマツダ MPVというミニバンはちょっと面 白い構造になっており、それを利用しています。
2列目シートは左右に分割された座席になっているのですが、それがそれぞれ左右にスライドできる構造になっています。両方とももっとも外側にスライドさせ た状態で、中央の座席と座席の隙間が19.5cmになりますが、この寸法が私のMTBの後輪部の横幅にぴったりなのです。ちょうどスッポリ入り、うまく固 定されるのです。これで後輪部の左右への動きも固定されます。 下の写真は座席に挟まれた後輪部を横から見たものです。



急発進、急ブレーキ、急カーブのいずれにもまったく動かず、車への搭載/荷下ろしも楽なこの方法が気に入り、もっぱら愛用していま す。
座席などが汚れることが気になる場合は、不要になった段ボールなどを挟めば汚れることもないでしょう。

ただ、ここでご紹介した方法は、2列目シートが横にスライドし、中央に十分な間隙が確保できるタイプのミニバンの場合ですから、他 の車種の場合は、 2列目シートも折り畳むか床下収納し、後輪部も左右に動かないようななんらかの工夫が必要になります。


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