宮城県 雷神山古墳 その1(名取市) | |
館腰駅の北西にある古墳。東北地方最大の前方後円墳として知られます。 発掘後に復原整備され、史跡公園となっているものです。 |
西側から全体(合成パノラマ写真)。全長168m、後円部3段築成径96m・高さ12m、前方部2段築成端幅96m・長さ72m・高さ7.2mの雄大な古墳。前方部がきわめて薄く、前方部がスキーのジャンプ台の端のように高くそり上がった後期古墳に比べて異質な感じ。拡大画像(4808×944 364Kバイト) |
あたりは史跡公園化されて西側に駐車場も備えた入口がある。そこに設けられた説明板にはこのようなわかりやすい図も示されている。 |
後円部西側。段築がよくわかる。かつて周囲は段々畑のように一面耕作されていたようだが、現在は復原されている。左端にちょっと見えている木立は隣接する小塚古墳。 |
前方部西側。墳丘下段は地山を利用して削り出し、上段に盛土したものだとされる。 |
北に隣接する小塚古墳(円墳・54m)の上から見た後円部。手前が小塚古墳の周堀周堤で、お互いきわめて近接している。 |
前方部上から見た後円部。関東以北で墳丘に登れるこのサイズの古墳はきわめて貴重。他の大型古墳の前方部は後円部に向けて下り坂になっている場合が多いが、ここは真っ平ら。そのため錯覚による遠近感の強調が少く、少々威圧感に欠ける。 |
西側前方部端から。これだけの規模の古墳になるとさすがに後円部が霞んでまるで別の古墳のように見える。前方部端は墓地として利用されているが、史跡公園としての配慮か、きれいに生垣が整備されている。 |