埼玉イメージ=マップへ戻る埼玉県
大稲荷古墳群ほか(行田市)
行田市北端、須加の地にある古墳群。大稲荷[odoka]は小字名のようです。
いちめんに水田が広がるところで、利根川を越えた向こうは群馬県。



大稲荷1〜3号墳跡


推定跡地。もうすぐここは水田になります南東から。右寄りに見える大きな屋根は本法寺の本堂。利根大堰の南東に4基の古墳が点在していたが、1〜3号墳の痕跡は確認できなかった。1号墳は26mの円墳で、石棺材らしきものが出土したという。


大稲荷4号墳


麦畑の中にぽつんと鳥居が…。あ、あれだよ!西から。利根大堰から歩き出してすでに1kmあまり、この群は全滅かとあきらめかけていたら、またまた遠くからこんなものが見えてきた。

南西から。近付くとこのような小さな小さな神社が見えてきた。分布図の4号墳の位置とはぴったり合致している。道路地図を見ると何とこれでも「雷電神社」としてしっかり記載されている。緑の穂波に埋もれる神社。埼玉用水脇の歩道から見てます

きれいに葺いてある屋根といい、丁寧に仕上げてあるブロックの囲いといい、端正な印象西から。鳥居は一人前の大きさだったが、社が何と慎ましいこと。ところがこの緑色の社は覆屋で、中にあるさらに小さな石殿が本殿らしい。傍らの銅製の板に社殿と囲いの奉納者銘が刻まれている。もはや古墳の形をなしてはいないが、地元の氏子衆の信心の厚さを感じる。規模不明の円墳であるが埴輪の出土が伝えられている。

社殿の背後には測量の原点・水準点らしいものがいくつか設置されていた。右端の石塔のようなものが最も古いようで、旧内務省が測量をしていた頃の「几号水準点」というもののようだ。 きごうすいじゅんてん、だそうです。明治初年のものだとか。「不」に似た記号が刻まれてます


No.18古墳跡?


道路のすぐ脇あたりにあったようです。羽生新郷の方向を見ているところ北西から。大稲荷4号墳の700mほど東南東の田の中にあった規模不明の円墳。道の左側の水田中にあったらしい。写真中央、遠くに霞んで見える木立は羽生市の前浅間塚で、その左の木立が行田市須賀の浅間塚古墳である。
次は浅間塚・愛宕神社古墳→→


一覧へもどるイメージ MAPへもどるイメージ 扉へもどるイメージ
一覧へもどる 埼玉マップへ 扉ページへ