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大井戸平古墳群 その1(新治郡玉里村/現・小美玉市)
旧玉里村南東部、県道宍倉玉里線が途切れる手前の愛宕神社周辺にある古墳群です。
まずは愛宕塚古墳から。

 

愛宕塚古墳(大井戸平古墳群2号墳)

 
県道の東側にはレンコン田が続きますが、西側は畑北から。5号墳に至る道の中間付近からの眺め。玉里村南端の霞ヶ浦に突き出した部分の台地東端にある帆立貝形前方後円墳。周溝と円筒埴輪を持ち6世紀末の築造と見られる。
 
墳頂から眺めて帆立貝形がわかりやすいのも一緒です

後円部南東から。左が前方部。舟塚古墳群の雷電山古墳とほぼ相似と言って良い大きさと形状。
 
古墳群と城館跡などを合わせて「大井戸平遺跡」とされています。ずいぶんざっくりしてますな墳頂部の愛宕神社。周辺は南北朝時代の城館愛宕館跡とされるが遺構は未確認のようである。
 
各種照葉樹が茂る社叢は村天然記念物に指定されている。現在は小美玉市指定天然記念物。それにしてもこの木のカッコいいこと!
 
控えめな前方部がよくわかります後円部から前方部。ほぼ南に向いており、前方部をほぼ北に向けた雷電山と対照的である。またすぐ近くの山田峰古墳とも全く別の向きである。前方部西側付近に周溝が残るとされている。
 
墳頂部の板碑には宝暦十二年の銘があった。「玉里の遺跡」によると宝暦五年銘の雲母片岩があるとされるがそれらしきものは見られなかった。立派な板碑は「大日碑」。茨城ではよく見ますが、これはかなり大きくて彫りも深いもの
 
樹木が切れる東側に出ると、霞ヶ浦を見下ろす素晴らしい景色が

後円部東から。左端に見えるのは愛宕館と社叢についての説明板で古墳としての説明板は無い。

 
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