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大井戸古墳(新治郡玉里村/現・小美玉市)
旧玉里村南東部、県道宍倉玉里線(途中で霞ヶ浦を飛び越える不思議な県道)の傍らにある古墳。
前方後円墳ですが前方部は削平されており、小さくて背の高い円墳のように見えています。

 

大井戸古墳

 
突然道端に現れる高塚。かなり目立ちます南から。愛宕塚古墳(大井戸平古墳群)の北北東600mにある。現状は小舟塚神社となっている。有名な玉造町の三昧塚古墳も東に2km弱と至近。
 
東から。左側が前方部があったはずの場所。墳丘長100m級の玉里村最大級の古墳だった可能性があるが明治大正期に築堤工事の土砂採取のため大きく破壊された。鳥居と石段が新設された直後だったようです。墳頂の小祠もぴかぴか
 
祠の周囲にも細かい石材が見られます墳頂に見られる石棺の一部らしきもの。大刀や鎧、人物埴輪の出土が伝えられる。坪井正五郎博士が出土品の一部を持ち帰ったと伝えられるが行方不明になっている。
 
北東から。残存部は径に比して高過ぎるので、後円部の一部のみ残されたことがうかがえる。周囲は水田&蓮田。塚の上から霞ヶ浦を望めます

これは春浅い時期の蓮田。花の咲く7月末からが見ごろでしょう周辺の蓮田の様子。大井戸古墳は玉里の古墳としては最も標高が低い所にある。近くの園部川沿いの低地の100m級前方後円墳としては要害山古墳(石岡市)があり関連が注目される。

 
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