素材作成初級講座  第7回 素材作り応用編

前回までは、ホームページを飾る上で必須ともいえる部分を勉強してきました。

今回は今までに作成してきた技術(ってほどのことでもないか^_^;)を応用し
て、ちょっと楽しい素材を作成していきましょう〜!

では、まずはじめにアニメーションGIFから・・・。
と言っても、アニメーションGIFは今まで作ってきたアイコン等のように絵
を描き、それを数枚用意して、後はツールの使い方を覚えれば良いのです。
(「それが大変なんだ!」というご意見もあるでしょうが・・・^_^;)

まあ、アニメーションGIFを作成するツールは沢山ありますし、もちろん、
全部のツールを使ったことがあるわけではないです。操作方法はそれぞれです
ので、この中で解説していくわけにはいきません。
これに関しては、そのツールを選択した皆さんの責任においてマニュアルやヘ
ルプ、解説本などを読んでマスターしてくださいね。

さて、アニメーションGIF。
アニメーションの例に漏れず、ちょっとずつずれている絵を用意してそれを連
続表示することによって、動いているように見せています。

では、ここで、サンプルを見てみましょう。
顔(?)が右を向いたり、左を向いたりという動作を表現してみましょた。

サンプルです

2つのサンプルを表示しました。
前者が2コマ(絵を2つ用意)後者は5コマ(絵を5つ用意)でアニメーショ
ンを表現しています。
これでわかるように、滑らかな動きを表現したければ、コマ数を増やすことに
なります。
より自然な動きにしたければ、コマ数を増やすことで対応できるのですが・・・
滑らかな動きばかりじゃあ、きっとつまらないですね(^_^)
コマ数を少なくすることで、ひきたてられる素材というのも沢山ありますので
(例えば、ホームページ素材ではないですが、だんご3兄弟のアニメーション
なんかは全く滑らかじゃないですが味があり、とっても面白いものになってい
ますね)滑らかさにこだわることなく、ちょうど良い加減を作成していく上で、
調整してみてくださいね。

もちろん、2コマと5コマでは、データのサイズも後者のほうが大きくなりま
すのでその点にはご注意を。

そうそう、透過処理もアイコン作成のときと同様のことに気をつけましょう。
[バックナンバーは「まぐまぐ」からみてくださいね]

あとは1コマ1コマを表示させる長さ(時間)を調節したり、思ったように動
いていないところをみつけ、コマを補うなり、動きを書き換えたりします。

作成する手順としては、
1.どんなものを作成するか、考える
2.どんな動きにするのか具体的に考える
3.実際に絵を書き、必要な分のコマを作る
4.1つ1つのコマを何秒間づつ表示させるかを設定、またループ(設定した
  内容を繰り返す)を設定、必要であれば透過処理を施す
5.テストで実行させてみる
6.テストの結果が思っていたようになっていたらGIF形式で保存

え〜っと、1番目の内容は説明しなくても良いですね。作りたいものを作りま
しょうということです(^_^)

2番目。どんな動きにするのか考えるとありますが、キャンバスのサイズを大
きくするとデータサイズが大きくなるのと共に、上述した通り絵の枚数(コマ
数)が多くなってもデータサイズは大きくなります。個人的にはあまり大きな
ものにはしないほうが賢明だと思います。

3番目。ちょっとづつずらした絵を複数枚描くというのも結構大変なものです。
根気良くやってみてくださいね。

4番目。描いたものをパタパタと同じ間隔で表示させてしまうのと、ここのコ
マは1秒、ここのコマは5秒というように間隔を細かく設定していくのとでは
かなり、イメージが違います。
間隔を一定にしたほうが良いもの、そうでないものと作成するものによって違っ
てきますので、これも、皆さんのセンスにお任せです。

5番目。多分、どのツールでもテストで実行させてみることができると思いま
す。テストしてみて、動きが悪かったりしたら、3番目、4番目に戻ってコマ
を補ったり、手直ししたりします。納得のいくまで修正しましょう。

6番目。納得のいくものが出来あがったら(最初からそんなレベルまでになる
のは難しいかもしれないですね)保存します。
アニメーションと言えども、GIFはGIFですので、GIF形式で保存しま
す。

これで完成です。

私もいくつか作成してみましたので、例としてご紹介しておきます。

■踊る人

ちょっと古めかしいダンスですが・・・まあ、いいか(笑)

■携帯電話

ワンポイントになるかな?

■動く壁紙

最近のブラウザではアニメーションGIFを壁紙にすることもできます。
これは、極楽法典の素材集でも紹介していますが、赤い部分がピンクまた赤へ
と変化していきます。
壁紙としてはちょっとクドイけど(笑)
でも、この効果を使えば、桜が散ったり、雪が舞ったりというよな素材も作る
ことができますね。

さて、皆さんはどんな素材が出来あがったのでしょうか。








上記の内容はメールマガジンとして1999年5月27日に配信されたものです。

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