4月の生活単元学習
「公園に行こう〜遠足に行こう」

さあ、新学期が始まりました。子どもも教師も新しい出会いの春です。「どんな先生と会えるのかなあ」と胸をわくわくさせている?子ども達とどんな生活を作ろうかなあとこれまた胸をわくわくさせながら対面しました。

さて、この時期お決まりのように、学校行事の計画には遠足が入っています。「どんな子ども達だろう。何が好きかなあ。どんなことをしたがるのかなあ。」と、早く子ども達と仲良くなりたい教師にとって、遠足という行事は使いようによってとてもいい題材となるのではないでしょうか。

私たちは、今年も「遠足に行こう」の単元を考えました。ただ単調に歩いて目的地に行くだけではなく、子ども達が楽しみに出来るような単元にしようと考えました。やっぱり、散歩がてら近くの公園に行き、固定遊具で遊ぼう。みんなたくさん歩けるようになった今年は、学校周辺の公園のハシゴをしよう、と考えました。

最初の週は、ゆっくり歩いて行けるように1カ所だけを目指して行きます。早く歩ける子は、道草を積みながらゆっくり歩きます。公園に着いたら出来る限り、時間をとって十分に遊びます。とはいえ、私の学年の子ども達は案外遊具に飽きるのも早いので30分も遊ぶとそろそろ帰ろうかと言う雰囲気になります。

2週目は1週目に行った公園に加え、もう一つ違う公園に行くことにしました。低学年だった去年までは、行っても遊ぶ時間のとれなかった場所も今年は遊ぶ時間を作ることが出来るようになりました。本当は2コマ続きの生単ですが、思い切って時間割を変更し3コマ続きで出かけます。

「今日はねぇ、○○公園へ行って遊んでから、△△公園へいくよ」と、写真入りの地図の上でペープサートの「遠足ちゃん」に歩いてもらい子どもたちに予告します。写真に興味をもつ子ども達は、廊下に掲示された地図を暇さえあれば眺めています。そして、昨年同様オリジナル曲「遠足へ行こう」の歌を歌って出発します。

遠足の行き先には、交流相手校の小学校も含まれています。子ども達の目当ては、併設されている幼稚園の園庭にある固定遊具なのですが、楽しみにしているようです。小学校も幼稚園も単元を通しての訪問を快く引き受けてくれとてもありがたく思っています。これも継続的な交流の成果だと思います。(余談ですが)


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