7月の生活単元学習「ウォーターランドで遊ぼう」
雨が降りそうで振らない、どんよりと曇った空が毎日のように続きますが子ども達は元気です。
水遊びのシーズンの到来が待てないさおちゃんは、玄関のホースやトイレの手洗いで水遊びに夢中です。連絡帳から伺う家での様子も毎日のように水遊び。「わいわいランド」に別れを告げて、早速次の単元「ウォーターランド」の準備に取りかかりました。
「ウォーターランド」も中庭が舞台です。ターザンロープや飛び込みマットがなくなって、代わりに大小のビニールプールの登場です。他にはシャボン玉コーナーや金魚すくいコーナーが作られ、スプリンクラーの噴水もできました。いつもの滑り台もウォーター滑り台に変身です。
子ども達は、水着に着替えて昇降口に集合します。そこで「夏だよ プールだよ」という曲にあわせて準備体操をします。準備体操が終わると「ウォーターランド」に向かって走っていきます。スプリンクラーの噴水を全身に浴びて楽しむ子。ビニールプールに全身を沈めている子や座っている子。ホースで友達や教師に水をかける子。水鉄砲を持ち、豆自動車に乗ってヒーローごっこを楽しむ子。シャボン玉遊びや金魚すくいで静かに楽しむ子。そして、水たまりを見つけ泥水遊びに取り組む子。それぞれに好きな遊びを見つけて取り組んでいます。
教師はそれぞれに楽しんでいる子ども達を見守ったり、その遊びを発展させるために道具を用意して誘ったり、違う遊びへも誘導したりします。
前回のわいわいランドで好評だった「バッドマン」に代わって、今回は「雷さん」が登場です。雷の効果音が合図で虎皮のパンツをはいた「雷さん」が登場します。「雷さん」は子ども達に雨がわりにじょうろやホースの水をかけたり追いかけたりします。その雷さんを子ども達は水鉄砲でやっつけます。ごっこあそびやつもりあそびのできる子ども達には、この「雷さん退治」が大好評で、休み時間でも雷のカツラを持ってきて「雷さんやろう」と誘いに来ます。ところが、赤や緑の角付きカツラをかぶった教師のいでたちに必要以上の警戒や不安を示す子もいました。そんなとき、心の支えとなる身近な教師がいればそんな不安も乗り越えられるのですが・・・。
今回のウォーターランド、それなりに水遊びを楽しめたのですが、全身で潜ったり浮かんだりすることの好きな子ども達の遊ぶ場を作れなかったのが残念でした。筏を浮かべたり、飛び込んだり、もっともっとダイナミックな遊びを求める子ども達に対して、何ができるのだろうか?といくつかの反省を残した取り組みでした。
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小川 征利:masa-ogawa@gifu.email.ne.jp