野良猫日記

nov.2002

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11/17/2002 ねぐら

今まで茶畑を塒(ねぐら)にしていたガリグロとシロが軒下に作った特製ベッドに初めて一緒に寝ていた。相変わらず、チビウシは隣の乳母車の中で寝ているし、ボロジジは離れたダンボールの中に発砲スチロールをはめ込んだ中をねぐらにしている。

他の猫は何処に塒(ねぐら)を見つけているんだろう?

11/18/2002 チビトラ

やっぱりチビトラは孤独ではなかった。今日はお昼に参上、トラ母と一緒、べったりだった。赤鈴猫は毎日来る。ボロジジは相も変わらず、鼻水が出ていて時々クシャミ、口くさい。

11/20/2002 遊ぶということ

クルミちゃんが朝来た。みんな恐れをなして姿を見せないが、ただ一匹チビウシだけは物珍しそうに周りをうろちょろしている。ぼくがクルミちゃんに挨拶をしに行くと、少し逃げる格好を見せて…というか誘って、撫でてあげると地面にゴロリ横になってお腹を見せた。クルミちゃんはお色気もあるのだ。ちょっと寄っただけと言う。帰るとき、チビウシに「ヒャー(アンタうるさいのよ)!」と言ったら、チビウシが目を白黒させて、驚いていた。それから女王クルミは、何事も無かったかのように、ゆうゆうと茶畑の森へと消えていった。

チビウシは車の上に登れるようになった。お陰でまた猫の足跡が増えることになる。小さいけど。車のボンネットの上は、晴れていると日中は暖かい。夏はアッチッチだけど、今頃の日差しは気持ちがいいのだ。心地良い場所を、猫族は知っているのだ。最初にガリグロが乗って、チビウシが乗って、一緒に毛繕いしていたが、ボロジジがくしゃみを一つすると、おもむろに乗ってきた。例によってガリグロは身を引き、また自分の気持ちいい場所を捜しに行った。

夜、ガリグロとチビウシが一緒に寝ていた。夕方ぼくがスーパーボールを5、6個持ち出して一緒に遊ばせた所為でぐっと仲良しになったか? ボロジジも少しは反応したがやっぱり爺臭い。チビウシに遊び相手がいないと思ってやったことが、ガリグロも遊びに加わった。意外とまだ若いのだと思った。そのことがこんな展開になるとは、予想外だった。遊ぶことは、とても予想外の“いい感じ”をもたらしてくれる。

今日は、シロもその隣で寝ている。軒下の乳母車の横にあるダンボールの箱に水色の毛布、そこにはガリグロとチビウシ、その横にダンボール箱に座布団。そこにはシロ。おい、と声をかけると、目を細めてナンダイ?とシロが答えてくれた。

11/20/2002 チェシャキャット

ボロジジは玄関先のプルーンの木に、チェシャキャットのように登って日向ぼっこ。笑った口元だけが残ったら面白いのにと思いながら、ボロジジを見上げる。上手い具合に木の枝の付き具合を利用して、休んでいるのが、いとをかし。

シロが寝てばかりいる。右目が少しおかしい。最近、災難続きだ。

11/21/2002 風邪の季節

今日は曇っていて薄ら寒い。雨はもう何日降っていないだろう?乾燥していて風邪が流行っている。ボロジジは、鼻のズルズルが少しひどくなっている。ボロジジは、前から気がついていたんだけど、道路の吹き溜まった砂を舐める。何かのミネラルを取っているのだろうか?

トラチビに牛乳をやっている。下痢はしないようだ。牛乳はみんな飲むが、ガリグロは嫌いなようだ。水は毎日変えている。チビウシはスーパーボールが気に入ったようで、ひとりで遊ぶようになった。

茶畑の森から出てきたチビトラが一匹で来ていた。今日は夕方も来ていた。シロの目はぼくの勘違いで大丈夫だった。今日はガリグロとチビウシが寄り添って寝ている。その横にシロが寝ている。シロはぼくが近づいてもすぐに逃げなくなった。返事をしてくれるようになった。

遠くで赤鈴猫の鈴が鳴っている。

11/24/2002 今日の軒下

小雨が降っている。雨の所為か朝は刺すような寒さは無かったが、昼の温度が上がらない。薄ら寒い一日。ようやくのお湿り。ボロジジは、青っ洟になっている。

チビトラはチビウシの寝床の乳母車を取って寝ている。様子を見ていると普段は単独でいるようだけど、お腹がぽっこりで、丸々している。牛乳の減りが早いと思っていたが、こやつがかなり飲んでいるようだ。ガリグロとチビウシが一緒に寝ている。その横にシロが相変わらず寝ている。シロは何だか大人しくなった。

11/25/2002 今日の軒下

今日もまた雨が降っている、本降りなのだ。雨が軒下に少し吹き込み、多少濡れている。猫は裸足なので濡れて汚れた足で寝床が少し泥で汚れている。

チビウシは乳母車の下の雨の吹き込まない籠のところに移って寝ている。ガリグロとチビウシが一緒に寝ていた青い毛布の所にシロが陣取って寝ている。いつものようにはみ出したガリグロがどこか他所で寝ているようだ。チビトラは乳母車の上は雨が多少吹き込む所為かどこか近くの他所へ移って寝ているようだ。ボロジジは吹き込む雨を避けていつものところから避難して姿が無い。

雨は猫の居場所に影響が大きいようだ。

11/27/2002 犯人はボロジジ

気持ちよく朝から晴れていたので、猫たちは歩き回っていて、寝床にはいなかった。チビトラとチビウシが一緒に気持ちよさそうに遊んでいた。ボロジジは相変わらず、クシャミを響かせている。一週間前から道路にウンチをしている犯人が判明した。いつもシャベルで片付けていた。困ったことに、こいつボロジジだった。ウンチからは風邪は引いてるものの健康なのだ。

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