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リストマーク コントラバス(ヨーロッパ1/2サイズ)

弦長98cm、小型のコントラバスです。ハンガリーの工房のものらしいですが、ノーネームのため詳細は不明です。オールドコピーらしくニスなどの仕上げはオールド風になってます。なかなか綺麗な造りです。

「弦楽器の山本」さんのところにたまたまありました。このサイズで良質な造りのものはなかなかお目にかかれないのです。

ドイツで仕入れたものだそうで、ハンガリーの職人の手によるものだそうです。

ソロ用に持って帰られたようですが、お願いして5度調弦仕様にまとめてもらいました。きもとさんに大変お世話になってます。



表板の雰囲気とペグは、こんな感じです。1枚板でなかなか綺麗な木目です。ペグのギアはデフォルトから換えてあります。

弦は5度調弦で、低いほうからC/G/D/Aになってます。これはチェロのちょうどオクターブ下です。弦長が短いので、チェロと同じように1ポジから半音で1.2.3.4と取れます。つまり、おおきめのチェロとして、、チェロと同じ弾きかたができるのです。かわせみのようにチェロを先に習っている者は、そのまま移行・持ち替えができます。これが5度調弦のメリットです。弓はやはりチェロと同じでフランス弓を使います。「野田メトード」のお仲間です。Red Magicと名づけましょう。



これはf字孔のニュアンスと、ソフトケースの写真です。手前はチェロのケース。

孔からのぞいてもラベルはありません。新しい楽器でしょうが、こういうこともあるようです。

ピロシュカ Piroskaという名前にしようかと思います。ハンガリーの女の子の名前で、「赤い服を着た少女」という意味です(^^)

日本名は「紅子」かな。ということは苗字は「瀬在丸」。←この意味がわかる人は本格推理小説ファン

ソフトケースはサイズがないため特注になったので、チェロに合わせて赤にしてもらいました。ダークワインレッドです。これが名前の由来。

新大久保から電車で運んだけど、まあ、何とか運べます。ラッシュ時は無理でしょう


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リストマーク 謎の楽器(柄杓ヴァイオリン)



柄杓型のボディにヴァイオリンみたいなネックと指板が付いてます。
弦長はほぼヴァイオリンと同じです。もともとの駒でなく、前の持ち主がヴァイオリンの駒を付けています。



ボディ側面にはサウンドホールがあります。
駒の左足の下には魂柱があり、表板を貫通して直接駒の足に触れるように立ててあります。この立て方がデフォルトなのかどうかは不明です。

このカバーのようなものの下に金属製のテールピースがありまして、4つある切れ込みに弦のあたまのボールを挟みます。ちょっとやりにくいけど。



背面の図。f字孔が見えます。

ハードケースが付いていたのですが、この楽器の由来を示すような情報はありませんでした。前の持ち主は長崎あたりで入手したようです。
ヴァイオリン弓のようなものが付属していますが、もともとのものではなさそうです。

とりあえずヴァイオリンの弦をセットしています。G/D/A/Eで問題はないようです。

弾き方としては、斜めにひざの上に立てて、座奏しています。
弓は二胡のものが弾きやすいようです。ガンバみたいに下手弾きがやりやすいです。
ほんとはCGDAにしたいけど指板が短いので無理かも。



解明!!

これは「ソヘグム」という朝鮮の民族楽器なのだそうです。
民族楽器に詳しい方から、さっそくメールで教えていただきました。

「一般的なスパイクフィドルと同じように膝に立てて構えますが、この手の楽器としては珍しいオーバーハンドのボーイングをするようです。

検索しましたら、http://www.korea-np.co.jp/sinboj/ には下記のような記事がありました。

●ソヘグム

紀元前に作られる

 紀元前に作られた楽器で、フチンと呼ばれていた。中国にも二胡や胡琴の総称として胡弓があるが、ソヘグムは胡弓の中でも最も古い楽器として知られている。

 本来は弦が2本で、朝鮮の弦楽器の中でも弦数が一番少なかった。現在は弦が4本に増え、ヴァイオリンに近くなっている。

 形、音色とも中国の古琴に似ているが古琴よりもより繊細で、透き通った美しさを持ちながらもどこか哀愁を帯びた寂寥感を持つ音色が特色である。


また http://www.k-i-a.or.jp/e-report/report12/12-2.htm にもこのような記事があります。

ヘグム
 ヘグムは12世紀ごろから使われれ15世紀以降、急速に普及した弦楽器です。
 弓により演奏され、優雅で清涼な音色の特徴を保ちながら、改良によりより豊かな表現力を持つ楽器に発展しました。
 また、現在では民族楽器の改良発展の流れを受け、ソヘグム、チュンヘグム、テヘグム、チョヘグムの大小4種類の楽器が作られ、ソロから重奏、管弦楽に広く利用されています。


民族楽器重奏団ミナクのHPには下記の記事があります。これはビンゴですね!
http://www.just-design.co.jp/minack.html
●ヘグム

ヘグムは、12世紀頃から使われ15世紀以降、急速に普及した弦楽器である。ヘグムは優雅で清涼な音色の特徴を保ちながら、鉉とヒャンドンが改良され、より豊かな表現力を持つ楽器に発展した。

また現在では民族弦楽器の改良発展の流れを受け、ソヘグム、チュンヘグム、テヘグム、チョヘグムの大小4種の楽器がつくられ、ソロから重奏、管弦楽に広く利用されている。

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リストマーク 琉球胡弓


これは琉球胡弓です。現在では古典の演奏以外、ほとんど使われることにない楽器です。蛇皮を御椀型の胴に張り、三線の弦(ナイロン)を張ります。通常3本ですが、これは4弦のタイプです。弓は二胡と同じものです。



駒(ウマと呼びます)はこのようにアーチ型で、移弦しやすくしてあります。
尾留めは三線と同じですね。
この楽器の材質はゆしの木で、三線の普及用の楽器に多い材料です。




ヘッドの部分。三線と同じです。この写真では高音側に1本足していますが、僕は低音側に増設しています。C/G/D/Aにしていますが、本来の調弦は違います。
三線の調弦C/F/Cを基本に、上下に増設するようです。

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リストマーク 椰子の実三線



これは胴の部分が椰子の実(ココナッツ)でできた沖縄三線です。
やや小ぶりですが、つくりはなかなか良い仕事をしています。

表板は杉の木のようです。

おしゃれなf字孔が付いています。ナイロンの三線弦です。

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リストマーク Ghijak(ギジャック?)



ウズベキスタンのサマルカンドという隊商都市のモスクの境内にある楽器屋さんで買った4弦の擦弦楽器です。正確な発音がわかりません。イラン系のケマンチェに似ています。

スパイクフィドルの一種なので、膝に立てて、軸を回転させながら移弦します。
小型のヴァイオリン用の弓みたいなもので、下手(したて)弾きするのだと思います。
一応、GDAEのヴァイオリン調弦をしています。

駒が斜めなのが変わっていますが、仮想フレットも斜めになるので、弾きにくいような気がしますね。

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