ペールエールは、すでに何回か作っている。私のビール作りの、基本テーマというべきものである。そして、21回目では初めて、オールグレインでポーターを作った。次のテーマは当然、オールグレインのペールエールである。
第19回のGolden Aleがうまくいったので、同じタイプを考えることにする。つまり、色が薄めで、カスケードの香りを生かしたペールエールである。
2.仕込みから瓶詰めまで
レシピは、次の通り。
Pale Ale 9Lいままででもっとも大量のモルトを糖化したので、作業にはかなり手間がかかった。おそらく、現在の私の設備ではこれが限界だろう。しかしスパージングにかなり時間をかけたためか、収率はかなりよさそう。あとでcold hop teaを入れることを考えて、仕込みは7Lとしたが、比重は1.060を越えていた。
Ale malt 1350g
Cristal malt 225g
Nugget(9.9) 18g 60min.
Cascade(5.4) 14g cold hop tea
Edme ale yeast
3.試飲
瓶詰め3日後に試飲。かすかに異臭がする。煮た野菜が蒸れたような臭い。Niftyの会議室で問い合わせたところ、「DMS臭」ではないか、とのこと。熟成すればなくなるだろうか。(99.4.22)
瓶詰めから2週間。DMS臭は消えたようだが、雑味が多い。原因は何だろうか。ホップの香りは良い。ただ、わずかに苦すぎたかも。(99.5.4)
瓶詰めから2ヶ月半。残るはあと2本である。雑味はかなりなくなり、明らかにおいしくなっている。しかし、舌を刺す刺激があり、苦みは強すぎ。次はビタリングホップを減らし、少し補糖してみましょうか。(99.7.10)