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韓国

 2001年の4月半ば,会社でパスポートを持ってる人を探してたと思ったら,携帯電話のソフト検証のために韓国でテストする人間が必要だという事。んで3泊4日で行ってきたのはいいんですが,殆ど業務で何がどうという事も無く帰ってきてしまいました。しかもシェルターとして使われる地下鉄まわりとか,南北緊張は相変わらずなので,写真を撮れる場所も制限があるとか,同行の人に脅されて,ロクロク写真も撮れませんでしたしな。


 成田から飛んで,ほんの数ヶ月前に完成したばかりの仁川(インチョン)国際空港に約2時間20分で到着。さすがに新しい空港だけあって香港国際空港並みに広かったですな。初めての事だけど,だいたい出国の時に荷物を透視検査して終わりの所,韓国では到着時にもう一度荷物の透視検査がありました。やっぱり緊張感はあるみたいですね。空港からソウル市内まではタクシーで高速道路を使って40分かからない(ある意味渋滞次第だけど)という所です。渋滞はかなり深刻でハマると本当に身動き取れなくなります。

 インフレの真っ只中の韓国ではウォンが日本円の十倍換算でした。で,5万円とか換金すると10000ウォンがだいたい50枚位くるんですな。いきなり財布に入りきらない状態になりますよ。でも,金持ちになった感覚があるわけじゃなく,ちょっと食事すると数万ウォンとかすっ飛ぶ感じで,ついつい財布の紐も締まりがち。観光産業的にはこういうの良くないよね。


 とりあえず街中の喫茶店の窓からソウルの町並みを撮影…あ,地下鉄の出入り口が写ってるじゃん。まずいかも。ひとまず街中に入っての第一印象は,「取っつきにくい」という物でした。何がどうだって全く文字文化が通用しない訳ですから,一人で放りだされたら途方に暮れそうです。町並みそのものは台湾や香港と大して変わらないんだけど…
 上の写真の看板部分を拡大した物。だいたい街中こんな感じ。店の中をのぞき込まないと何の店だかもわからないという…ストレスたまりますよね(笑)。
 宿泊していたAMIGAホテルからの窓の風景。結構な高級ホテルだと思うんだが,部屋にアイロンまで装備しているにもかかわらず,歯ブラシ,ひげ剃り,シャンプーを市販の数倍の値段で別売りというセコさが嫌な所(笑)。早速コンビニで買ってきました。チェックアウトの時にカウンターの女の子が「歯ブラシもシャンプーも使わなかったの?えー?」って聞くので,「Because Japanese company won't pay for them. So I'd rush into convenience store.」って言ったらクツクツと笑われた。本当は「そーはイカのキンタマ」って言いたかったんだけど。
 唯一観光地らしい場所。南大門
(ナンデム)です。近くにアメ横風の市場が並んでいて南大門市場(ナンデムチジャン)と呼ばれているらしい。通ってはみたけど,サングラスと服ばっか目について,自分が面白いと思う物は何も無かったですな。秋口だと松茸とかが安く並ぶらしいですけどね。
気候
 行った時は日本もまだ肌寒かったですが,それよりも少し日中の寒暖が激しい感じです。まぁ,日中はログ取り用のノートパソコンと代えバッテリなど10Kg近い荷物抱えてウロウロしてたんで,汗だくにはなりますが。

食事
 焼肉がそんなにうまいかっていうと,さほどでも無かったです。意外に肉ばっかりモリモリ食うって感じでは無く,メニューで焼肉だけ選んでも付け合わせの皿は一杯出てきましたね。まず焼肉を包んで食べるための生野菜といろいろなキムチ。でも付け合わせでいきなりワタリガニのキムチとか出されても食えないよな〜。あと,キムチは確かに辛いんだけど,それ以上に酸味が強いので,出てきた物を一通り食うと胃酸過多って感じでムカムカしてきます。一度だけ行った高級な焼肉屋ではそういう事も無かったですけど,値段は日本で食うのと大差無い程度には払わないといけないのでありがたみは無いです。あと,どんぶりで何でもグッチャグチャにかき混ぜて食べるのは性に合わないっす(笑)。

交通
 ソウル市内は
地下鉄網が発達していて不便無くどこにでも行けます。駅そのものも徒歩で隣まで行ける程度の間隔であるので町歩きにはこっちの方が便利でしょうね。切符は600ウォン程度でほぼ全域乗れますが,自販機は台湾なんかと同じで(ヨーロッパタイプなのか?)先に買いたい額のボタンを押し,表示される金額がお金を入れるたびに減っていくタイプです。
 驚くのは,すべての地下鉄の車内に数人ほど年寄りが乗りこんでいて,小さなラジカセで音楽をかけながらザルを持ってお金を恵んでもらいに歩き回っている所。場合によっては物を売って歩いている場合もあるらしいけど,何事かと思います。
 
タクシーは数系統あって,黒い車体に黄色い屋根飾りを付けたのが,それなりの資格を持った模範タクシーと呼ばれる物。ちゃんとした運転で英語で何とかコミュニケーションも取れ,唯一領収書を発行してくれるタクシーです。値段は一般のタクシーより少し高めですが,普通のタクシーだと相乗りもあるらしいので支払いが面倒だし,領収書もくれないので出張では使えません。

 結局,噂に聞く場所だとか何とかは全く行かず,携帯電話の液晶観ながらタクシーや地下鉄で一日中巡回,ホテルについたら充電作業しながら資料の整理って感じで消化不良です。サウナだとかマッサージだとか,服地の買い物とか,女性には比較的面白いのかも知れないですけどね。男は焼肉喰ってるしかないな〜。んな訳で帰りがけの金属探知チェックで股間に金属反応が出ました(笑)。


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