| 日 時 | 見たもの | こんな感じ |
| 1999.2 |
ミュージカル『ザ・近松』(ビデオ) 東京・日生劇場 脚本/横内謙介 演出/大谷亮介 音楽/野田晴彦 出演/沢田研二 伊藤 蘭 高嶺ふぶき その他 |
1994年11月ABCミュージカルとして大阪・近鉄劇場で初演された和物ミュージカルの再演バージョン。劇場が変わりキャストも主演の沢田さん以外大幅変更。見た印象はは初演とは全く別物になっている。 脚本も演出もそれほど大きな変更があったわけではない。が、劇場が東京から大阪に移り、キャパシティが変わり、それとともにキャストが東京の俳優さん達に変わったことでこれほどに作品自体が変わってしまうのかと驚かされた。1番の驚きは主役の八右衛門が嫌〜な男になっていたこと。そして八右衛門とおさん夫婦に愛が見えなかったこと。大阪の時も金の亡者ではあったが、おさんが「旦那さん大事」と思うような可愛げのある男だったし、結構ラブラブ夫婦だったのにね。脇のキャストも多少下世話ではあったけどエネルギッシュで抱腹絶倒の舞台だった記憶が…。なんか日生バージョンからは冷え冷えとした感じしか伝わらない。 生舞台とビデオ鑑賞というギャップはあるのだけれど、杜さんが出ている出ていないにかかわらず、やっぱりこれは別物です。 近鉄で見といて良かったな〜。 |
| 2004.9.11 | テレビドラマ『ホテリアー』 2001年韓国MBC制作 ハン・テジュン/キム・スンウ シン・ドンヒョク/ペ・ヨンジュン ソ・ジニョン/ソン・ユナ キム・ユンヒ/ソン・へギョ |
突然の社長の死と経営悪化で危機にある老舗のソウルホテル。新社長の命を受け女性マネジャー、ソ・ジニョンはかつての同僚ハン・テジュンを呼び戻すべくラスベガスに向かう。一方、ジニョンとラスベガスで出会った韓国系アメリカ人シン・ドンヒョクはソウルホテル買収の依頼を受けた企業ハンターだった。テジュンと共にソウルに戻ったジニョンを追うようにドンヒョクは21年ぶりに祖国の土を踏む。 ペ・ヨンジュンがらみで見始めたんですが、なかなか面白いです。これ、このまま宝塚の舞台になりそうな。ペ・ヨンジュンの立ち姿、手の出し方、キスシーン…実はヅカファン?と思ってしまいました。アジアの男性には珍しくきまってます(笑)。キム・スンウもあたたかい味のあるいい役者さんで好きになりました。ジニョンも綺麗な女優さんですが、もう少しキャリア女性の凛々しさが欲しかったかな。でもドンヒョクの愛の剛速球に打たれっぱなしの彼女は可愛いのでまぁ許す(笑)。メインキャストだけではなく脇の俳優さん達も充実していて楽しめました。 |
| 2002.10.6 | ミュージカル『チャーリー・ガール』 大阪・梅田コマ劇場 演出/山田和也 シャーロット(チャーリー)/愛華みれ コナー夫人/森公美子 ウェインライト/太川陽介 ジャック・コナー/鈴木綜馬 ペネロープ/春風ひとみ フィオーナ/植田チコ ハドウェル伯爵夫人/初風諄 ジョー・スタッドフォーム錦織一清/ |
伯爵家の使用人ジョーは伯爵令嬢チャーリーに密かに恋。奥手で車いじりしか興味ない男の子のようなチャーリーにはジョーの気持ちが伝わらない。名門伯爵家の内情は火の車。お金の欲しい伯爵夫人と家柄の欲しい大富豪コナー夫人の思惑一致。「私たちの息子と娘を結婚させましょう!」 ジャック・コナーはバリバリのプレイボーイ、彼にチャーリーは一目惚れ。ジョーの恋や危うし…。 タイトルロールのタモさん、歌は地声のキーで(合わせてる?)まあ大丈夫。高音はまだまだだけど。大劇場に慣れてるからあまり肩肘張らずにやってる気はする。ただ、役作りに私は少し疑問なんだけどチャーリーが純情と言うより少し頭の弱い子に見えてる。タイトルロールはチャーリー、でも実質的な主役はニッキ演じるジョーだと思う。歌だとかダンスだとか圧倒的にジョーの方が多いし。ニッキがんばってました。この作品は周りのキャストが実力派揃いで、そこが凄く楽しめた。贅沢なキャスト。作品としては古き良きミュージカル。楽しんだけどリピートはしないな作品かな(笑)。 補足/杜さんの同期の春風さんは初めて生舞台拝見しました。テレビでは奥様役が多いけど色っぽい伯爵令嬢でイメージ一新(笑)。すごくスタイルいいのね〜。他の作品見たくなりました。 |
| 2002.8.13 | 朗読劇『ラブレターズ』 大阪・サンケイホール アンディ/岡幸二郎 メリッサ/高嶺ふぶき |
私にとって古田新太×杜けあき、市村正親×熊谷真美に続いて3組目の『ラブレターズ』。ゆきちゃんだし(*^_^*)、岡さんは新アシュレだし、と楽しみにしていました。 岡さん、二枚目のアンディ。ゆきちゃん強いメリッサでちょこちょこ笑いとってました。各々は嫌いじゃなかった。でもお互いにそれほど相手への執着は感じなかった。特にアンディがメリッサをずっと好きでなかったら成り立たない作品だとおもうし。 二人とも相手の言葉に表情で反応してましたが、これはした方がいいのかどうか観客としても迷う。岡さんは1.2度、ゆきちゃんは数回カミカミしてたね。 非常に残念なのはアンディの最後の手紙で泣けなかったこと。泣く体制に入ってたのに涙が引っ込んだ。思うに岡アンディは最後の手紙で真情を吐露するのではなく、アンディの気持ちを自己分析してしまったんじゃないかと。残念です。 |
| 2002.7.21 | オルガン名曲コンサート ザ・シンフォニーホール 第1部 トッカータとフーガ(バッハ)・組曲「水上の音楽」より・「王宮の花火の音楽」より(ヘンデル)・6つのコラールより・幻想曲とフーガ(バッハ) 第2部 皇帝のバタイヤ(カバニーイェス)・ソナタ(ロペス)・アダージョとアレグロ(モーツァルト)・カンタビーレ(フランク)・歌劇「カルメン」より(ビゼー) |
ザ・シンフォニーホールの売りであるパイプオルガンの名曲を解説を交えながら気軽に楽しめるコンサートでした。 クラッシックに疎い私にはオルガン名曲と言っても、かの有名なバッハの『トッカータとフーガ』しか聞き覚えのある曲は有りませんでした(^_^;)。2部の最後は歌劇『カルメン』をパイプオルガンの連弾と打楽器用にアレンジ。迫力のある演奏でした。 シンフォニーホールとパイプオルガンの普及の意味もあってかチケット代は2000円!という超破格。 |
| 2002.2.3 | コーポレート・アート展 大丸ミュージアム梅田02/1/30〜2/17 |
企業が所蔵する作品を一般に公開する企画展。 1企業が100年をかけて収集した作品約100点を展示。ミレー・ドガ・ルノワール・モネ・ピカソ・シャガール…。すごい!の一言です。バブルの波に乗ってと言うコレクションではないからバブル崩壊後も維持していけるのでしょうね。 |
| 2002.1.27 | 聖徳太子展 東京都美術館01/10/20〜12/16 大阪市立美術館02/1/8〜2/11 名古屋市博物館02/3/2〜4/7 |
聖徳太子の1380年忌に当たって企画された太子縁の仏教美術を中心とした展覧会。 法隆寺所蔵の「玉虫厨子」「夢違観音」など教科書で習ったものの実物を間近に見られます。後半には「天寿国曼陀羅繍帳」も出品(未見です)。全国に拡がる太子信仰の遺物も一堂に会して壮観。 |
| 2001.12 | 大阪歴史博物館 |
大阪城内にあった大阪市立博物館がNHK大阪放送局の建て替えと共にリニューアル、H13.11.3「大阪歴史博物館」としてオープンしました。 ここはロケーションが素晴らしいんです。南に難波宮の大極殿跡、北に大阪城を館内から望めます。博物館とNHKも難波宮の遺跡の上にあります。展示はそのロケーションを活かして趣向を凝らしています。 |
| 2001.9 | なにわの海の時空館 | 大阪南港にあるガラスのドーム、中にはすっぽりと千石積みの菱垣廻船「浪華丸」が納められています。菱垣仲間というのは大阪の運賃同盟のようなもので、江戸時代の経済の中心である大阪から消費の中心である江戸まで、
日用雑貨品を運ぶ特権を許されていました。 菱垣廻船はその菱垣仲間の船です。
この浪華丸は実物大のレプリカではなく本当に航海できる本物の船なんですって。 古くから海と川を利用した海運の拠点都市だった大阪。展示とパフォーマンスで楽しく学べます。 |
| 2001.9 | チャルトリスキ・コレクション展 9/1〜10/28京都市美術館 11/3〜1/6名古屋松阪屋美術館 1/19〜4/7横浜美術館 |
ポーランド・クラクフ市にあるチャルトリスキ美術館の所蔵展。何でもチャルトリスキ公爵夫人が1801年に創設したポーランド最古の美術館だとか。 今回の目玉はレオナルド・ダビンチ作の「白貂を抱く貴婦人」。美術史上最大のスターのダビンチですが現存する油彩は10数点に過ぎず日本で油彩が公開されるのは「モナリザ」以来27年ぶりだとか。一見の価値有りです。 ダビンチ以外にも数多くの宗教画を初め工芸品に至まで見事なコレクションです。当時のヨーロッパの貴族の財力に裏打ちされた芸術への傾倒に圧倒されます。 |
| 2001.8.27 | 東宝ミュージカル 『エリザベート』 大阪・梅田コマ劇場 トート・内野聖陽 |
初めての生『エリザベート』。考えてみれば一路さんの舞台も生は初めて。先ずタイトルロールの一路さん。細いですわ〜。22列なので遠いんですが、出の少女もそれ程違和感無く可愛く綺麗な人なんだろうと思う。高音やや苦しいけれどそれなりに歌いこなしてまずまず。ただし周りのキャストが皆さん本格的に歌えるので、一路さん少し損してるかな。雰囲気的にはアンサンブルなタイトルロールという感じ。こんな表現正しくないでしょうが(笑)。大地さんを見た後だから特に感じるのかも知れないけれど、パッと出た瞬間に観客の心をつかむという域にはまだ達していないと思う(あくまで主観です)。そう言う魅力を出せるようになるとトートやフランツが一目でシシーの虜になると言う物語がすんなり納得できると思う。トートの内野さんは上手いとまでは言えないけれどいい声でそつなく歌っていた。動きもシャープで良かった。もう少し身長が有ればとルドルフとの絡みでは思ったが。ルキーニの高嶋政宏。最初の5分くらいは違和感があったけれどいいルキーニ。役を選ぶ人かと思うが、他の作品も観たくなった。印象に残ったのはルドルフ井上芳雄。トートとの『闇が広がる』は皇
太子の苦悩が胸に迫る良い場面。…と上げていけばきりがないが初風さんはじめ他のキャストも実力発揮。アトランタのベルの店もマダムヴォルフのコレクションほどゴージャスだったらね(笑)。衣装はオリジナルから取ってるのかな?『風共』の衣装の方がセンスがいい気がする。 タカラヅカ版ではスミレコードでカットされたエピソードが当然ながら復活している東宝版、宝塚ビデオで腑に落ちなかったところがようやく辻褄があった。何故突然エリザベートが精神病院を訪問するのか(大事な場面らしいけど?だった)。何故皇帝はエリザベートの放浪を許すのかetc。スミレコードって厄介ね。見終わった印象はエリザベートの一生を見たと言うより、ハプスブルク王家を巡る群像劇という感じ。 内野楽前と言う事でリピーター率の高い客席に驚く。山口トートも見たかったが、諦める(笑)。 |
| 2001.8 | 宝塚歌劇ビデオ 『エリザベート』 雪・星 |
東宝『エリザベート』の予習として久しぶりにビデオでチェック。星組は初見。 先ずトート。一路・麻路の歌唱力の差は歴然(笑)、でも意外に評判のいい星組版。麻路トートは苦手の歌をアラが目立たない程度に押さえたところが成功。あくまでも無表情な一路トートに対して表情豊かな性的魅力のあるトート像。トートとしては麻路トートの方が好き。歌フェチのセロリとしてはホント意外です(笑)。長身にトートの扮装が似合っていたし。エリザベートは花総エリザが好きかな。白城エリザは娘役と言うより女役の落ち着きを感じたから、エリザの不安定さは花総エリザの方が合う気がした。熱い高嶺フランツ・知的な稔フランツ、どっちも好き(笑)。作品全体としてみるとやはり歌唱力と緊密な熱気を感じた雪組版かな。 |
| 2001.8.19 | 新薬師寺 国宝十二神将 |
本尊 薬師如来座像 (平安時代/国宝)を囲む十二神将(塑像) (奈良時代/国宝)で有名な光明皇后建立の古刹。数年前に訪れた時は本堂の修復工事中だっが今はそれも終わり静けさを取り戻している。萩の寺としても有名らしいので、萩の時期にもう一度行ってみたい。 |
| 2001.8.19 | 館蔵品展 歌川広重 「名所江戸百景」の世界 8/7〜9/9 奈良県立美術館 |
江戸後期を代表する浮世絵画家、『東海道五十三次』の作者でもある歌川広重晩年の「名所江戸百景」シリーズ百余点を紹介。何点かは見たことあるわぁというポピュラーな作品もあり楽しみました。浮世絵がフランス印象派に影響を与えた話は有名ですが、ゴッホやモネが広重の作品を模写したり、構図のパクッたり(笑)した作品の比較(写真)を見るとなるほど、と実感できます。各々の絵には現在のその場所の写真が貼付され、日本の風景の様変わりを今更ながら思いしらされる。当時の江戸の風景を知る資料としても貴重。 |
| 2001.8.18 | 〜華麗なる宝塚の世界〜 『ベルサイユのばら2001』 8/15(水)→19(日) 梅田阪急 |
ベルサイユのバラ初演・平成・2001を紹介。 メインはパネル展示。ビデオでの紹介もあり。実際に舞台で使用した衣装が数点展示されている。アントワネットのドレスなどもあるが勿論お目当てはアンドレ(笑)。 杜さん着用の衣装が2点展示されていた。1着は「毒殺」の場面もの。もう1着はフィナーレの軍服。タカラジェンヌってやっぱり皆さん華奢なのね。 宝塚関係の展示が阪急であると時々見る(杜さんがらみの時は必ず)けれど、メインがパネルと言うことが多い。もう少し工夫を凝らした展示が出来ないものだろうか。それでもお客が入るわけだけれど。 |
| 2001.7.22 | 海遊館 | 開館当時に1度行って以来久しぶりに再訪。 魚類中心に世界の海洋生物を集めた水族館。ラッコ・ペンギン・アシカ等も。目玉はジンベイザメも泳ぐ大型水槽。ジンベイザメは代替わりして少し小さくなってました。変わった魚も面白いですが、イワシなんかのありきたりの魚がキラキラして綺麗。で、おいしそう(笑)。半日充分つぶれる規模です。館内はクーラーがよく効いているのでクーラーに弱い人は注意。海遊館には結婚式場もあるそうで、ちょうど式を挙げたばかりの新郎新婦がパレードしてました。 |
| 2001.1.7 | 美術展 近代日本画家が描く 歴史を彩った女性たち展 大阪・なんば高島屋 2000年12月28日〜2001年1月16日 JR名古屋高島屋 2001年1月18日〜1月31日 京都高島屋 3月1日〜3月13日 |
表題の通り近代日本画の大家によって描かれた女性像の展覧会。モデルは神話時代から明治・大正まで歴史上の人物から創作上のヒロインまで幅広い。 文庫本の表紙にもなっていた額田王像など、見れば「ああ、あの絵」と思う絵も数点有りました。私は上村松園や安田靫彦が好きなんですが、その他の作品も各々の個性があって心ひかれるものばかりでした。 出雲の阿国・巴御前など杜さんの演じた女性達をはじめ静御前・梅川忠兵衛・滝の白糸など縁の人たちも。杜さんファンには一見の価値があるかも。 |
| 2001.1.1 | 映画(wowow) 「恋に落ちたシェイクスピア」 1998年・イギリス・アメリカ 監督/ ジョン・マッデン 脚本/マーク・ノーマン トム・ストッパード ヴァイオラ/グウィネス・パルトロウ シェイクスピア/ジョゼフ・ファインズ興行主/ジェフリー・ラッシュ ヴァイオラの婚約者/コリン・ファース エリザベス女王/ジュディ・デンチ アカデミー作品賞/主演女優賞/助演女優賞 |
スランプに陥った若きシェイクスピアは役者志望の男装の女性ヴァイオラと恋に落ちる。資産家の娘で名門貴族と婚約しているヴァイオラとの身分違いの恋はシェイクスピアに脚本家としての活力を与えた。新作の舞台を共に創り上げる過程が名作「ロミオとジュリエット」を生み出す元となる。しかし当時のイギリスでは女性が舞台に立つことは禁じられていた。ヴァイオラが女性であることが発覚し一座は危機を迎える。 まず脚本が良かった。二人の私生活での恋と舞台作りが2重構造になっていて、1つの名作が生まれていくエピソードが飽きることなく楽しめた。回りの役者達が稽古に集中していくように観客も引きこまれていく感じ。 出演者のキャスティングも良かったと思う。グゥイネス・パルトロウはアメリカ人だけどヤンキー娘風の人ではないし、他を英国の俳優が固めている。 ラストはどう決着を付けるのだろうと思ったけれど、エリザベス女王の一言が納得だった。ジュディ・デンチはさすがの存在感。 |
| 2000.10 | 映画(NHK-BS) 「いつか晴れた日に」 1995・アメリカ 監督/アン・リー 脚本/エマ・トンプソン 原作/「分別と多感」 ジェーン・オースティン エレノア/エマ・トンプソン マリアンヌ/ケート・ウィンスレット エドワード/ヒュー・グラン プランドン大佐/アラン・リックマン ウィロビー/グレッグ・ワイズ ルーシー/イモジェン・スタップス アカデミー脚色賞/ベルリン映画祭金熊賞 受賞 |
ジェーン・オースティンの作品がブームになってたようで映画やテレビドラマが可成り紹介されてますね。 父親の死によって財産は先妻の息子の手に渡り、後妻である母親と三人姉妹は貧しくなる。当時のイギリスでは女性には相続権がなかったとか(不確かですが)。親類を頼って田舎暮らしを始めた一家が出会う、娘達を巡る求婚者達。理性的な長女と情熱的な次女が紆余曲折を経てそれぞれの幸せをつかむまで。 ジェーン・オースティンの作品を見るのは2作目なんですが、どちらもそこそこの家柄で大して財産はない年頃の娘が良縁をつかむまでのサクセスストーリー(笑)という感じで、なかなか面白かった。オースティン自身は理性的な女性に肩入れしているらしいですが。 ケイト・ウィンスレットは始めてみました。まだ「タイタニック」もチェックしてない人なんで(^_^;)。綺麗で魅力的な人ですね。姉を演じたエマ・トンプソンは好きな女優さんです。取り立てて美人ではないけれど、真面目な役でもどこかおかし味を含んでる人。この作品では脚本も担当して、知的な女性です。役どころとしては20歳前後だと思うので、ちょっとキビシイなぁとは感じましたけど。「サマーストーリー」で可憐だったイモジェン・スタップスが長女をヤキモキさせるライバルとして登場してるんですが、あらら…と言う役でイメージが(笑)。 |
| 2000.9 | 映画(WOWOW) 「ノッティングヒルの恋人」 1999・アメリカ 監督/ロジャー・ミッチェル 脚本/リチャード・カーティス アナ/ジュリア・ロバーツ ウィリアム/ヒュー・グラント |
ロンドンの町ノッティングヒルに住むウィリアムは小さな旅行専門書店主。ある日、彼の店にハリウッドの人気女優アナがやってくる。アナはウィリアムの憧れの女性だったが、内気な彼は声も掛けられないまま。その日偶然のことから二人は再会しやがて惹かれ合っていく。…なぁんてストーリーを追っていくといかにもロマンチックだけれど、ウィリアムは美形だけれど「へたれ」(笑)。ヒュー・グラントって初めて見た「モーリス」の頃からどこか動きがギクシャクして不器用そうな人なんだけど、この作品でもそう。ハリウッドで成功した作品て、「フォーウエディング」なんかもこの個性ですよね。アメリカでも2枚目が2枚目ぶってたのでは駄目な時代なんでしようか。対するジュリア・ロバーツ、この人好きですね。いかにもアメリカの女優という感じなんですが、どんなにセクシーな服装でも嫌味じゃないとこなんか。健康的で、下品に落ちない。女性にも好かれるタイプですよね。ステレオタイプのハリウッド女優の役を楽しんでる、感じです。 作品的には「プリティー・ウーマン」の逆玉バージョンという感じ。こじんまり収まった気はしますが。主演のカップルよりも、ウィリアムの友人達が変人ばかりで、これがいかにもイギリスっぽい雰囲気作りに貢献してます。 |
| 2000.6.11 |
京都・南座 「南座特別公演」 「雨の五郎」 市川新之助 「藤娘」 板東玉三郎 「かさね」 かさね・板東玉三郎 与右衛門・市川新之助 |
玉三郎さんの舞踊公演は2度目。今回は売り出し中の新之助さんとのコンビでした。 「雨の五郎」、曾我兄弟の弟五郎の男らしく若々しい舞踊。雨の橋のさわやかな背景で五郎の衣装がまた華やかです。荒々しく美しい。まさに歌舞伎絵。 「藤娘」。玉三郎さんの藤娘は二度目でした。何となく前回見た時と雰囲気が違う。前は「藤娘」がトリだったけど、今回は後に大作の「かさね」が控えているからかも。玉三郎さんがどうとかより、私の方が「かさね」に意識が行ってた(笑)。 「かさね」が今回のお目当てでした。生で見られて良かった。腰元かさねが不義密通の相手与右衛門に騙され殺される、というストーリーですが、因縁話があってちょっと複雑なんですね。途中で背景が変わったり、川をどくろが流れたりという趣向も面白かった。舞踊と言うよりは一幕の芝居を見ているような感じでした。前半は色恋沙汰の道行き風なんですが、後半は一転、立ち回りになってからは迫力ありました。顔が変わってからの玉三郎さんのかさねは声つきも変わって。新之助さんは流石御曹司、端正な二枚目でした。玉三郎さん相手に健闘。まだ悪の匂いとか、あれほどまでにかさねに執着されるセックスアピールみたいなものは薄い気がするんですが、若いもんね。先が楽しみって事で。 「かさね」は男役時代に杜さんが舞踊会で踊ってるんですよね。もちろん与右衛門だったんですけど、それで今回とっても楽しみにしてました。杜さん充実期に踊ってるからさぞや色気たっぷりだったんだろうなと、妄想に浸ってしまいました(笑)。見たかった…。 |
| 2000.5.21 |
美術展 日蘭交流400周年記念特別展覧会 「フェルメールとその時代」 2000年4月4日〜7月2日 大阪市立美術館 |
1600年4月19日、「デ・リーフデ号」というオランダ船が九州にやってきて丁度400年という事で企画された展覧会。その当時に活躍したフェルメールを中心としたデルフト派の作品が展示されました。 見た印象としては教会や屋敷の内部での人物画が特徴的。当時は建築物を描くことが流行したそうで、富裕な市民が家族や自警団の肖像を室内で描かせた作品が殆どでした。建物内部の遠近、窓から射し込む光、そして人物の精緻な描写。衣服の質感などすごいです。 フェルメールという人は、全然知識がなかったのですが、レンブラントと並び称される人だそうです。寡作の画家で、現在確認される作品は35点に過ぎません。そのうちの5点が出品されています。 心惹かれたのはポスターに使用された「青いターバンの少女」でした。こちらを見つめる瞳、開きかげんの口元、今にも話し出しそう。でもこの少女も400年前の人なんですね。時代を感じさせない絵で錯覚してしまいそうでした。 |
| 2000.5.3 |
映画(WOWOW) 『仮面の男』 1998・アメリカ 脚本・監督/ランダル・ウォレンス ルイ14世・フィリップ(仮面の男)/レオナルド・ディカプリオ アラミス/ジェレミー・アイアンズ ポルトス/ジェラール・ドパルデュー アトス/ジョン・マルコピッチ ダルタニアン/ガブリエル・バーン 皇太后/アンヌ・パリロー |
若き王ルイ14世は自分の治世に批判的なイエズス会の活動にいらだっていた。ルイ14世はかつての三銃士の一員アラミスを宮廷に呼びだしイエズス会をつぶせと命令する。三銃士は既に第一線を退き、アラミスは信仰に、ポルトスは放蕩の日々、そしてアトスは1人息子が銃士隊に参加できるまでに成長したことに喜びを感じていた。そして王への忠誠心の強い銃士隊隊長はかつての「若き」ダルタニアンだった。 王・ルイはアトスの息子の婚約者に目をつけ息子を最前線に送って死なせてしまう。そして国民はルイの非道な治世に怒りを爆発させつつあった。三銃士はルイが自分たちの望む王に成長しなかったことに見切りをつけ、監獄から「仮面の男」を救い出して王と入れ替えようと画策する。「仮面の男」はルイによって幽閉されたルイと瓜二つの双子の弟だった。 ディカプリオのタイタニック後の公開作として評判になった作品。善悪二役をなかなか良く演じております。でも本当に魅力的なのは回りを固めた四銃士のおじさん達(笑)。美味しすぎる名優揃い。イギリス人のアイアンズ、アイルランド人のバーン、フランス人のドパルデュー、やっぱりこういう作品はアメリカ人よりヨーロッパ系の俳優の方が良いんだろうな。「三銃士」は小学生の頃の愛読書だったので楽しめました。ダルタニアンがいい男に成長していたのはとっても嬉しかったけど、意外な展開に(笑)ちょっとビックリ。 |
| 2000.5.2 |
映画(WOWO) 『モンタナの風に吹かれて』 1998・アメリカ 監督/ロバート・レッドフォード 出演/ロバート・レッドフォード クリスティン・スコット=トーマス サム・ニール ダイアン・ウィースト |
ニューヨークの女性雑誌編集者と弁護士夫妻の娘は週末を過ごしていた郊外で乗馬中の事故に遭う。親友を亡くし、愛馬は重傷を負い凶暴化、娘自身片足を失う。多忙な母に日頃から反撥していた娘は事故をきっかけに心を閉ざしてしまう。 娘との確執の出口が見えない母は「馬に囁く人」の記事を読み、娘と馬を連れて遠いモンタナに出かけていく。「囁く人」とは傷ついた馬を癒す力のある男だった。 美しい雑誌編集者の母とレッドフォード扮する離婚歴のある「囁く人」の出会い、というあたりから先は読めてしまうんですが(笑)、ゆったり見ていられました。牧場生活を愛しているレッドフォードらしい映画です。何しろモンタナの自然が美しい。レッドフォードが撮りたかったのはこういう自然の中で癒されていく人間の姿、本来の自分を見つめる姿なんだろうと思います。そういう意味ではモンタナの自然こそがこの映画の主役という感じです。 |
| 2000.4.27 | 梅田コマ劇場 ミュージカル 『ハウ・トウ・サクシード』 演出/青井陽治 出演/フィンチ・高島政伸 ローズマリー・高嶺ふぶき ブラット部長・ルー大柴 ミス・ジョーンズ・松金よね子 へディ・杉本彩 バド・黒田アーサー スミティー・真織由季 ビグリー社長・稲垣雅之 ミス・クラムホルツ・寿ひずる ウォンパー会長・植木等 |
この作品有名だけどちゃんと観たのは今回が初めて。ネット上での評判が良かったので楽しみにしていた。 「努力しないで出世する法」という本を読んだ窓拭きの青年フィンチが本の通りに成功していくという単純なお話。そしてコメディー。…なのだが。 フィンチの高島弟さんはミュージカルは初めてだが舞台経験はあるから破綻ないフィンチ。ただ主演スターの輝きはまだ薄い。この作品は植木等さんの映画「無責任シリーズ」の元になったのだと思うけど、あの植木さんの観客を引きつける明るさにはまだ及ばない。ゆきちゃんはセリフ回しが「恋騒ぎ」だった(^^;)。これはもう個性だから仕方ないのかなぁ。が、初めはゆきちゃんだと気がつかなかったほどすごく可愛かった。回りのキャストも各々の役割を果たしていた。とにかく律儀にコメディーやってるな、という感じ。どうも弾まない。コメディーだから軽くおちゃらけてやればいいのでは決してないが、ミュージカルの高揚感が湧いてこなかった。歌もダンスシーンも結構あるのに。最後の最後に寿さんと真織さんがリードして歌うところになってようやくミュージカルらしい弾んだ空気になった。 |
| 2000.3.12 | 京都・南座 『近松座歌舞伎公演bP5』 「操り三番叟」 三番叟・片岡愛之助 「恋飛脚大和往来・封印切」 忠兵衛・中村鴈治郎 梅川・中村芝雀 八右衛門・板東吉弥 「義経千本桜・吉野山」 靜御前・中村鴈治郎 佐藤忠信(源九郎狐)中村梅玉 逸見藤太・片岡愛之助 |
中村鴈治郎丈が近松門左衛門の作品を再検討するために旗揚げした近松座、平成10年夏・中座以来2度目の観劇。 「操り三番叟」、人形振りです。儀式の祝儀舞である三番叟を楽しく見せて飽きませんでした。人形の動きや人形遣いのイキ、面白いですね。多分お上手なのでしょうが、私は日舞の素養が全くないので(^_^;)。「人間」が「人形振り」で踊っている…という感じがあったのはこれで良かったんでしょうか。若い踊り手だったので、名人といわれる人の踊りも見てみたいと思いました。 「恋飛脚大和往来・封印切」。超有名な狂言なのでこれは私も解ります(笑)。仁左衛門丈の襲名披露で1度見ていますが、鴈治郎丈はまた違う個性でじゃらじゃらした上方の男という感じがより強いですね。忠兵衛も梅川も演じられる方なので次は梅川も見てみたいです。 「義経千本桜・吉野山」。狐忠信というやつですね。今回は宙づりとかの仕掛けは無しのシンプルな舞台。ああこの絵面本で見たなぁと思いながら春を先取りの豪華な吉野の桜の舞台でした。舞踊仕立てと言っていいんでしょうか。今回は短期の公演と言う事でイヤホンガイドがなく、「吉野山」は少し解りづらかったのが残念でした。 |
| 2000.1.22 | 大阪・松竹座 『寿 初春 大歌舞伎』 夜の部 「新版歌祭文 野崎村」 久松・中村鴈雀 お染・中村扇雀 お光・片岡秀太郎 百姓久作・片岡我當 「勧進帳」 弁慶・松本幸四郎 富樫・中村鴈治郎 義経・中村雁鴈雀 「椀久末松山」 椀屋久兵衛・中村鴈治郎 松山太夫・中村扇雀 |
「今日はこれを見ました」の第1段は歌舞伎。 前から見たいと思いつつチャンスが無くて。少しずつ見始めてまだ2年足らず。従って見るたびすべて初見。出来をどうこう言える域にはほど遠い。きれいやなぁ、有名な作品やけど、こんなお話やったの、といちいち感心する超初心者。 松竹座は上方歌舞伎の復興という事にも重点を置いているため今回見た3本の狂言のうち2本が上方のものでした。 「野崎村」は町の大店のお嬢様と農家の娘のつくりや言葉遣いの違いといった外面的なことも楽しめました。 「勧進帳」はパワーに圧倒されました。義経・弁慶主従、そして弁慶と富樫の敵味方の男同士の心と心。幸四郎の弁慶が大汗をかいての熱演。3列目の花道近くの席だったので目の前を弁慶が六方で跳んでいきました。 「椀久」はストーリーだけ読むと悲劇かなと思ったら、どこかおかしみがある。これも今に続く上方の「味」というものでしょうか。 やっぱり舞台は「生」ですねぇ。「勧進帳」テレビで見たときは寝てしまったりして、生でもちょっとウトっと来たんですが(笑)ここぞという時にはパチッと目が覚めました。 私はイヤホンガイドのお世話になりながら、ただいま勉強中です。 |