観劇日記
| The
Hit Parade Takarazuka“愛" 寺田瀧雄作曲家生活40周年記念コンサート
2000年3月3日 宝塚大劇場
第1部
感激日記 なかなか見応えのあるショーでした。トークは少なく70曲ほどを次々に歌い継いでいく形式。出演者の皆さんはそれぞれ1時代を築いたスターさんですし、歌える方を中心にという感じ。宝塚ファンではないと自認している私ですが(^^;)ほとんどの曲知ってました(笑)。と言うことは杜さんが歌ったことあるか、TMPビデオとかで聞きかじっていたんでしょうね。 各々のスターさんの詳しいことはそのスターさんのHPでもご訪問いただくとして、ここは杜さん中心で語らせて頂くんですが(笑)、ひとこと言わせて貰えば皆さん声を維持してらっしゃいますね。とは言ってもほとんどの方初めて拝見したんで現役時代はもっとすごかったのかも知れませんけど。歌唱法はそれぞれ好みがあると思うんでこの際横に置いておきますけど、迫力ありました。 特に感心したのは初風さんと神奈さんの今まで芸能活動をしてらっしゃらないお二人が綺麗な声で歌われていたこと。初風さんは「エリザベート」で復帰なさるようですが、楽しみです。それに神奈さんは結婚10年以上の主婦とは思えない可愛さだし、スマートさだし。明日トップ娘役にカムバックしても全然OKという感じでした。伝説の娘役さんというの、納得でした。かりんちょさんとの「レッド・ヘッド」見たかったなぁ。現役時代を見られなかったのが本当に残念です。 大劇場では花組さんがご出演でしたが、現役のスターさんというのは良い意味でも悪い意味でも「発展途上」なんだと思いました。折角の共演の機会だったので、何かつかんでもらえたら、先が楽しみですね。 で、杜けあきさんです。出演者の紹介は次々出てセンターでお辞儀だけするというものだったのですが、杜さん白いレースのドレスにロングヘアでした。きっと会場の皆さんは誰だか解らなかったと思います(笑)。 第1声は鳳蘭さんとのデュエットで、娘役(笑)でした。ツレちゃんが「いのちある限り」を歌い始めたところで舞台に登場してデュエットを始めたのですが、歌いだしても多分ほとんどの方解らなかったんじゃないかな(^^;)。そしてその第1声カマしてくれました。2月公演の疲れと風邪で体調悪かったんですよね。ドキッとしましたけど、後はバッチリでした。ツレちゃんと綺麗にハモって、見つめ合って本当にいい雰囲気。身長差も割といい加減だったし。ステキに終わりそうだったのに最後の最後にツレちゃんが吹き出してしまいました。「私らよう最後まで歌えたね」って。 「(この曲は代々)大原ますみさん、遥くららさん、おとといは黒木瞳さんが歌ったのに」とツレちゃんが名前を挙げるたびに杜さんズズズっと後ずさり。「何で今日は杜けあきさん?」に「すみません!」と平身低頭。可愛かったです。お客様も爆笑でした。「寺田先生から電話で鳳蘭さんとこの曲を歌ってくれへんかって言われたんですよ。男で良いからって。ギャグで良いって。私はもう女優です!って言ったんですけど」(笑) ツレちゃんに「彼女、綺麗な裏声ですね」とほめて頂けて、大任果たせましたね。OGのトークは眞帆志ぶきさん以外なかったんですけど、ツレちゃんのお相手ということでトークもありで、杜さんファンとしてはうれしいコーナーでした。娘役さんがお相手するのが普通でしょうし、ファンの私でも意外な組み合わせでしたが<(_ _)>、杜さんを選んでくれた寺田先生の愛情と信頼を感じました。鳳蘭さんも多分あのお人柄ですから、「何で相手がカリンチョやのん?」とか言いながら面白がってOKくれたんでしょうね。杜さん念願の大劇場にドレスアップして立つというのも叶ったわけで、ホンワカ楽しかったです。 あと「この恋〜」と「花に散り〜」は2曲続けて、昨年のディナーショーの男役の衣装でした。男役の声も綺麗に出てましたけど、いつもよりパワーは押さえ気味だったかな?気のせいかも知れませんけど。他の方はどう感じました? 「花に散り〜」の途中から銀橋。1部で銀橋の歌があったのは杜さんと大浦みずきさんくらいかな。記憶飛んでるので、間違いあるかも知れません、その点はご容赦。そして「もはやこれで思い残すことはござらん」のセリフ付き!! 2部は「うたかたの恋」でした。現役トップ娘役の大鳥れいさんとのデュエット。いや〜、今頃になって幻の新公・ルドルフ皇太子殿下に逢えるとは思いませんでしたね。「マリー、来週の月曜(?)マイエルリンクに狩りに行こう…」。そして銀橋の歌。これが最高でした。今も頭の中をぐるぐるかりんちょさんの歌が廻ってます(笑)。とても伸びやかな歌声で、本調子でした。本当に風邪引いてたんですか? 今回はこれを聴けただけでも価値ありました。 私いつも言いますけど、退団後のファンなんですよね。大劇場の杜さんは今回初体験でした。銀橋で歌う杜さんも初めて。麻実れいさんがベルばらコーナーで「オスカルが結婚、そんな馬鹿な…」ってアンドレのセリフを言いながら銀橋に立たれたんですけど、私まさに杜さんのアンドレのその場面で杜さんファンになったんですよ。その杜さんはあの麻実さんのアンドレで宝塚入りを決意したんだ、なんて思ったら感慨深かったです。 今回もう1つ雪組ファンとして嬉しかったのは、眞帆さんから杜さんまで5代のトップスターさんが揃っていたこと。これだけ揃ったのは雪組だけですよね。「芝居の雪組」であり「歌の雪組」でもあると言うことでしょうか。ラッキーでした。そして、大劇場では杜さんがトップ男役OGとしては最下級生でした。「忠臣蔵」で貫禄たっぷりの内蔵助さんを演じていた印象があるのですが、こうしてみるとまだまだ杜さんは若いんですよねぇ。まぁ、今までも若いと思ってたんですが(笑)、再確認した次第です。 最後にもう1度、「娘役の杜さん」は儚げな風情なんていうものが出てきましたね。「天駆ける虹」のおしずの方様はそんな雰囲気でしたけど、お相手が高橋英樹さんだからなぁなんて思っていたのです。今回ツレちゃんと組んでも雰囲気がでてたので、こりゃ本物だと思いましたよ。 |