観劇日記
| 2001年ディナー・ショー 2001年12月21日 宝塚ホテル 出演 杜 けあき 指揮・音楽監督 義野 裕明 曲 目 ♪クリスマス・メドレー 1.ホワイト・クリスマス 2.サンタが街にやってきた ♪ミュージカル 「迷宮伝説−雨月の愛−」より 3.メドレー…雨月の愛のテーマ(宮木)・許さない(磯良)・恨みを捨てて(まろや)・予感(真名子) 東宝ミュージカル「風と共に去りぬ」より 4.永遠 5.花は枯れても 6.子供だった時間 7.明日になれば(宝塚バージョンより) 「ヴァレンチノ」より 8.It Had To Be You 9.ラテン・ラバー (instrumental)愛しのルディ…シーク・オブ・アラビィ…奇跡 10.アランチャ 11.ウエスト・コースト 12.インスピレーション 13.アランチャII 「おもかげ草紙」より 14.おもかげ草紙 「華麗なるギャツビー」より 15.朝日の昇る前に ♪アンコール 16.落ち葉のコンチェルト ♪再びアンコールに応えて 17.アランチャ ワ 感激日記 2001年も感動のデイナーショーを見せてくれた杜さん。どんなだったかを遅まきながらご報告〜。 高らかな鐘の音に続いて「どんな運命にも離れないわ〜」とメラニーの歌声が。杜さん登場!! 先ずはアップテンポで杜さんのディナーショーには珍しくも (笑)クリスマス・ソング。 2001年は杜さんにとってミュージカルの年だったから、過去の出演作からまずは「迷宮伝説−雨月の愛−」のメドレー。これは「迷宮」出演の年('98)にもDSで歌われましたね。でも考えてみたら私はビデオでしかその年のDSは知らなかった。この時の出演者は歌の実力のある方ばかりで作品自体、歌は聴き応えがあったんです。でも杜さんが歌うとまたひと味違うというか、当たり前ですが、生で聞いた迷宮メドレーはやはり素晴らしかった。杜さんの女優として歌手としての凄さは個性の違う迷宮の4人の女性のどの歌を歌っても杜さんのものになってしまうところ。そしてその曲に更に深みが増すところ。杜さんに出来ない役なんて有るのかな?と思わせるところですね。 とにかく杜さんの真名子が大好きだったので再演を期待していたのですが、なかなか難しいようです。何度も再演話が起きては消えたらしい。もう再演は無いかもと言うことで今回の再登場となったそうです。残念ですよね〜。真名子とまろやのコンビ再結成して欲しかった。 ところで登場のお衣装がピンクとブルーが交じったようなラメラメの素材(遠目なのでよく分からなかったけど)で襟がエリマキトカゲ風に立った物(例えが古すぎ?)でした。たぶん今年はメラニーさんの歌だろうと思ってたので意外にもスカーレットチックなドレスだと思ったのですが、今思えばあのラメラメ感は真名子様のイメージだったのかも(笑)。 続いて「風と共に去りぬ」のコーナー。アシュレとのデュエット曲「永遠」を一人で。DSに行けなかったお友だちに「アシュレのパートは杜さん男声だったの?」なんて聞かれたんですが、「2人羽織じゃないんだから〜」と答えておきました。それじゃ宴会やんか(笑)。「永遠」は全て女声でございました。そして癒しの曲「花は枯れても」をしっとりと。歌い終わって「皆さん寝てませんか?」と杜さん。公演中も「この曲聞くといい気持ち〜」とか出演者に言われてたそうです。そして公演では少〜し短くなった「子供だった時間」を今回はフルで。歌い出しの「なぜ子供は〜」のメロディをリフレインして「なぜ子供はいつもいたずらで、泣き虫で天の邪鬼、甘えん坊ばかりなの」(多分こんな感じ)の歌詞でした。公演バージョンが耳に馴染んでしまってるのですが、再演の暁にはフルに戻しても良いんじゃないの?東宝さん。だってほんの何十秒、削るところは他にあるって! 杜さんの場面は削らないでね、杜さんファンの切なるお願いよ。 そしてこの際と言う事でスカーレットさんのお歌を…と杜さん。でも尊敬する大地さんのお歌は恐れ多いからとご遠慮して(笑)宝塚版「風共」から「明日になれば」を熱唱してくれました。これは流石に杜さん選曲が良いなと思いましたね。今年のDSはきっと東宝「風共」から歌われるだろうと皆さん予想していたと思うのですが、スカーレットの歌も歌われるとしたらどの曲だろう…と考えてみると私には「これ!」というのが思いつかなかったんです。劇中の曲としてはインパクトのある曲はあったけれど、1曲抜き出して杜さんに歌って欲しい曲というのがね。 そしてその「明日になれば」を聞いて、杜さんにとってメラニーのような癒し系の役も魅力的な守備範囲ですが、本来はスカーレット役者だと思うので、スカーレットのようなぶっとび発散系の役も見てみたいなと思いましたね。夕日の中で赤い土を握りしめてスクっと立っている杜さんが目に浮かびました。 いったん袖に引っ込んで後のドアから「あの人の面影が瞼に焼き付いて消えないの〜」と 「It Had To Be You」を歌いながら登場した杜さん。「ヴァレンチノ」です。この時は袖だけ透ける素材を使ったシンプルなデザインの純白のドレス。イヤリングとネックレスだけがキラキラ光っていてとっても綺麗〜。こういう品のいいドレスが杜さんにはスゴク似合いますね〜。髪はロングで三つ編みでぐるっとカチューシャ風のヘアスタイル。清純で可愛い感じでした。東京ではヘアが地毛のショートで女っぽいリーゼントだったそうで、それはそれで色っぽくて素敵だったらしい。う〜ん、それも見たかった(笑)。ヴァレンチノのことはこの歌を聞けば分かりますと歌ってくれた「ラテン・ラバー」。杜さんのジューンがそろそろ見たいぞ〜。 衣装替えのために再び袖に消えた杜さん、バンドの演奏する「奇跡」そしてルディとジョージのやりとり「長い名前だなぁ…ルドルフ・ヴァレンチノにしよう…」。スポットライトと共にステージ上には「究極の失業者」の姿が! 華やかなDSの会場には似つかわしくない闖入者だけど客席からは大喜びの悲鳴(笑)。そりゃそうだよね〜。「うそ〜?! マジでヴァレンチノやってくれちゃうわけ〜!」。 「ボンジョルノ! ボンジョルノ 自由の女神よ〜」と杜さんが歌いだすと自由の女神やマンハッタンの摩天楼の風景が目に浮かんだ。そしたらどうしようもなく泣けてしまった。 現役時代のDSビデオ「青春のあしおと」の拡大版という感じで「ヴァレンチノ伝説」開始。コートを脱いだルディは黒とシルバーのストライプのスパンのジャケットでゴージャス・シックな大人の男役。「ウエスト・コースト」で客席を回ってくれてお客様扮する駅員さんと寸劇をしたんだけどラッキーなことに私の席の直ぐ横の方だった。杜さんの綺麗な横顔が直ぐそこで美味しかったよ〜。ジューン、ナターシャとの出逢いと別れ。「インスピレーション」は2パターンを歌ってくれました。そして再生を誓う「アランチャII」。 「青春のあしおと」は杜さんを知った頃に初めて買ったビデオで、杜さんのすごさを思い知らせてくれました。今になってこういう形で見られるなんて思って無くて、ものすごく嬉しかったんだけど、それ以上に感激したのはこのDSでこれを見せてくれた杜さんのハートの熱さ。杜さんの歌う「アランチャ」に思わず涙した私。その時の私の脳裏に浮かんだのは9月の事件以来毎日のようにテレビで目にしたニューヨークの風景だった。杜さんの現役時代を彷彿させるルディぶりを楽しみながらも、でも今年はどうして「ヴァレンチノ」なんだろう…と実は疑問だったんですよね。その疑問に杜さんはちゃんと答えてくれました(別にどうしてですか?と手を挙げて質問したわけじゃないのよ(笑))。「はっきり再スタートのラインを見出しながら呆気なく死んだルディは無念な死かも知れないけど演じていてすごく爽やかだった。自分がどんな夢を見、誰を本当は愛し、誰に本当は愛されたかったかをもう1度見つめ直せた後だったから…」、そう言って今は各々が明日どうなるか分からない時代だからこそ今回は「ルディの物語」をやろうと思ったって…。一日一日を悔いなく生きる…そうできた ら素敵ですよね。 アッという間にラストの2曲になる。バウ「おもかげ草紙」から「おもかげ草紙」、大劇場「華麗なるギャツビー」から「朝日の昇る前に」。どっちも大好きだ〜。それにしてもいつも思うんだけど時間の経つことのなんと早い事よ〜(T^T)。 アンコールは「LIFE I」から「落ち葉のコンチェルト」。「私が歩いてきたこの道はあなたに出会うためのもの」「変わらぬ優しい瞳でこれからも見つめていて…」。本当は愛の詩なんでしようが、杜さんと杜さんを見つめるファンとの関係みたいで(笑)印象的な曲。杜さんらしい詩ですよね。男役の衣装に羽根追加でした(笑)。 鳴り止まない拍手に再び登場した杜さん「心おきなく全て皆さんに今の気持ちをお話しできました」「私にも宝塚での楽しい一日をありがとう」「皆さん楽しんで頂けましたか?それが私の幸せです」と。「もう1度歌って!」「アランチャ!」という客席からの声に、「最後は楽しく終わりましょう」ともう1度「アランチャ」をプレゼントしてくれました。 今年のDSで杜さんてどんな時でも自分の思いを伝えて感動を与えてくれる人だなと改めて思った。DSって普通はもっと気楽な物だと思うんだけど…と言っても他の人のDSは知らないから(笑)…杜さんらしく素晴らしい感動で一年の最後を締めくくってくれました。 今年は「風共」の曲は歌ってくれるだろうというのは予測の内でしたけど前に1度歌った「迷宮メドレー」は意外でした。どちらももちろん素晴らしかった。だけど、その一方で新しいものに挑戦している杜さんを見ることも年に一度の楽しみだったから、それが見られなかったのはちょっと残念かな〜なんて思ってました。でもよく考えたら「明日になれば」や「It Had To Be You」は杜さんは初めての曲だったんですよね(違ったっけ?取り敢えず私は初めて聞いた)。結局杜さんがサラッと自分のものにしてしまってるから初めての曲を聞く緊張感が私の方にないんだろうななんて思った(笑)。それに最後の「ヴァレンチノ伝説」の大感動が小さなそういう思いをうち消して今年も大満足なDSだったんだけどね。 DSは本当は何かに挑戦してそれをご披露する場ではないのかも知れない。でもそれを私が期待してしまうのは渇望している「LIFE III」がなかなか実現してもらえないからだろうと思う。杜さんのお芝居は勿論すごく好きなんだけど、やっぱり歌ったり踊ったりしている杜さんの魅力をいつも杜さんファンは追い求めていると思うのよね。 「LIFE III、まだですか〜?」と声を大にして言いたいなぁ。 |