テレビのお仕事

ドラマ

平成5年  平成7年  平成8年  平成9年  平成10年  平成11年

平成5年(1993年)
放送日 作 品 名 あ ら す じ コ メ ン ト
1993.7.
はぐれ刑事純情派
 蘭の鉢を持つ女
 主演・藤田まこと
 テレビ朝日
 
 森川亜紀子(旅館の若女将・元高校教師)
高校教師の菊池が自室で殺害される。菊池は中退生徒の向井とトラブルを起こしていた。刑事の安浦たちは向井を追う。一方、蘭の鉢を持って菊池を訪ねた女性を探すと、それは元同僚で、向井の担任だった森川亜紀子だった。彼女は菊池と婚約寸前の仲だったが、向井の中退を巡って対立し、責任をとって退職していた。実家の旅館の若女将となった亜紀子を向井は中退後も頼っていた。亜紀子は向井は殺人を犯すような生徒ではないと必死に安浦に語る。向井も亜紀子が自分のために菊池を殺してしまったのではないかと思い、亜紀子をかばって罪を着ようとしていた。
1人突堤で物思いにふける亜紀子の背後にナイフを持った人影が近づく。
テレビドラマ初出演。
旅館の庭の大階段を下りるシーンがあるし、命を狙われるのは突堤。宝塚出身、そしてギャツビーを意識しているなと思った。
今回これを書くためにもう1度よく考えたら、別れた元恋人に「男には一生忘れられない女がいる」と言わせているし、杜さんを窓越しに見つめるところもある。かりんちょさんはデイジーだったんだ。
劇中で歌った「時代」はドラマに良くマッチしていた。杜さんの選曲だと後で知った。
杜さんを知って1ヶ月。元男役の違和感を私は感じなかったが、ジェンヌ時代からのファンの皆さんはどうだったのだろう。
平成7年(1995年)
1995.3.8 さすらい刑事旅情編
 親切強盗・お呪いを信じる女
 主演・宇津井 健
 テレビ朝日

 浅野涼子(仙台の女校の教師)
卒業旅行でトラブルを起こした教え子を引き取りに来た仙台の女子校教師の浅野涼子は刑事の高杉の恩師の娘だった。涼子は中退して行方しれずの純子が東京にいることを知らされる。そんなとき純子の同棲相手が殺され、純子に容疑がかかる。純子の無実を信じて涼子は関係者の話を聞いてまわる。純子の中退の原因がイジメにあり、担任としてクラスを上手く治められなかった自分に涼子は責任を感じていたのだ。
純子の勤めていたクラブの店長の不正の噂を知った涼子は1人店に乗り込むが…。
「滝の白糸」のお稽古中の撮影。しかも撮影中に阪神大震災が起こり、インフォメで励まされたことを覚えている。
髪が長い頃で今では貴重な映像ですね。
教え子の無実を信じる先生役。東京駅のラストシーンで、救い出した教え子と再会した時の表情が素晴らしかった。少女を救い出した安堵感と一旦は転落した少女の平坦ではない未来への微かな悲しみが一瞬の表情に込められていた。
     5.15 水戸黄門
 闇を切り裂く白頭巾
 主演・佐野浅男
 TBS

 歌川扇之助(人気役者)
黄門一行が知り合った歌川扇之助は上方から江戸にやってきた人気役者だった。
そんな時、弥七が物産問屋の渡海屋が白頭巾に斬られたのを目撃する。白頭巾は扇之助らしい。調べてみると八年前に長崎奉行と渡海屋たちが結託し、大浦屋に濡れ衣を着せてつぶしていた。その大浦屋の娘おゆきが扇之助だった。扇之助を女と知らず執心する将軍の側室お濃の方は長崎奉行の娘。扇之助は彼女に取り入って復讐を図ろうとするが。
ちょうど雪組が「雪之丞変化」をやった頃。
やっぱり格好良かったわ〜。テレビで舞台化粧のドアップがこんなにきれいな人はいません。立ち回りも鮮やかで、女優とは思えませんでした(笑)。時代劇をやる人は日舞がきちんとできるというのは大切だと改めて思いました。
歌舞伎役者を装っている女というわけで元タカラジェンヌにはピッタリ。将軍の側室に言い寄られる場面は上品な色気でドキドキものでした。
     8.19 天空に夢輝き
 手塚治虫の夏休み
 NHK

 天津乙女
  (宝塚スター )
虫と絵が大好きな少年時代の手塚治虫の夏休みの思い出。
大切な人々との出会いと別れ。
宝塚の大先輩の役。子役の少年と仲良しになったとか。
出番は少なかったけど、天津乙女さんとは何かとご縁があったからとコメントされてました。確か、新大劇場の舞台開きで三番艘を踊ったときの衣装は天津乙女さんのものだったですね。
     10.10 火曜サスペンス劇場
女弁護士高林鮎子17
 支笏湖10時30分の女
 主演・真野あずさ
    橋爪 功
 日本テレビ

 西川靖江(推理作家)
支笏湖で殺人事件が起こる。被害者は元警官で、凶器は出版社が配ったハサミだった。弁護士の鮎子と新平コンビは、殺人の疑いをかけられた新進推理作家の西川靖江の依頼で調査を始める。しかし第二の殺人が琵琶湖で起きる。
靖江の経歴を探るうちに靖江は否定したが、靖江と被害者が7年前に顔見知りだったことが解る。靖江の過去に何があったのか。そして完璧なアリバイは…。
初めての犯人役。
売れっ子の女流作家の知性と華やかさ。小さなセリフのニュアンスにその役らしさが込められていました。
ただクスリをやってたり水商売をしてたりという影は感じられなかったかな。「清く・正しく・美しく」の出身だから、難しいよね。ギャツビーもヤクには手を出さなかったんだから。
ドラマの最後の告白シーン、かりんちょさんの瞳の透明感のある美しさが際だってました。
     11.6 水戸黄門
 謎の美剣士!紅夜叉
 主演・佐野浅男
 TBS

 美里(家老の娘)
刀鍛冶・忠金の息子秀太郎が襲われ忠金作の刀が奪われる。それを助けに現れた紅夜叉は、家老一派がのさばる城下で唯一人の庶民の味方だった。
秀太郎の乳兄弟の美里は国家老の娘。美里の父は陥れられ、自裁していた。黄門一行は武芸の心得の有りそうな美里に気づく。
白頭巾の次は赤頭巾(笑)じゃなくて紅夜叉でした。馬に乗っての立ち回りもあって、大変そうでしたが、きれいでした。最後に頭巾を取って名乗るとこが格好良くて何回リピートしたことでしょう。
組み紐をする場面が難しかったとコメントされてました。
平成8年(1996年)
1996.1.31 風の刑事!東京発
 北九州行き!結婚詐欺師の女
 主演・柴田恭兵
 テレビ朝日

 高村サツキ(検事)
結婚詐欺常習者の峯岸が故郷に向かったと知り刑事の風間達は小倉に向かう。かつての恋人千恵をマークする風間達の前に現れたのは女性検事のサツキだった。サツキは子供の頃から知っている千恵を不幸にしたまま行方をくらまし、先任地でも詐欺事件を起こした峯岸を自分の手で捕まえることに執念を燃やしていた。サツキは風間達に東京へ帰れと言うが、峯岸を逮捕するために二人は反発しあいながら協力していく。 準レギュラーの予定だった風の刑事、結局この回だけだったのが残念です。しかもサツキさんのキャラクター好きだったから余計に。
柴田恭平さんとの丁々発止のやりとりが小気味よかった。良いコンビになりそうな雰囲気でしたよね。かりんちょさんのこういう颯爽としたキャリアウーマン役また是非みたいです。
この時チラッと恭兵さんのルディなんてどうかな…と思いました。イタリア男の雰囲気有りません?
     5.27 水戸黄門
 悪を懲らした三春駒
 主演・佐野浅男
 TBS

 弥生(庄屋の娘)
厳しい年貢の取り立てで、親を失った子ども達を庄屋の娘の弥生は面倒見ていた。子ども達も三春駒を作って弥生を助けている。
そんな中、郡奉行は更に厳しい取り立てを迫る。私腹を肥やす郡奉行の悪事の証拠をつかんだじいやを殺され、子ども達は奉行の一味になぐり込みをかけるが逆に捕まってしまう。
弥生に目を付けた郡奉行は子ども達の命をエサに弥生をおびき出すが。
小さな子ども達に囲まれてかりんちょさんの表情もやわらかかった。そして見事な鼻声でした。本当によく風邪ひきますね。身体だけは気をつけて下さい。
子ども達を助けるために身を捨てて郡奉行の元へ行く。よくあるパターンだが、かりんちょさんにこんな役がまわってきたのにはビックリ(笑)。今回は○○頭巾に変身することもなかった。100%「女優」ってことでしょうか。
平成9年(1997年)
1997.5.12 水戸黄門
 愛を探した忍びの女
 主演・佐野浅男
 TBS

 おつね(女忍者)
5年前に出奔した亭主を捜すおつねという女と知り合った黄門一行。天真爛漫なおつねのペースに乗せられて夫探しを手伝う羽目になる。
見つけた亭主はどうやら銀山の不正を探る公儀隠密らしい。では、おつねも?
代官一味におびき出され1人敵地に向かうおつねを黄門一行が追う。
コメディータッチの女忍び。杜さんの可愛いさや思い切りの良さが出てました。テンション高かったです。
でもそんな役でも立ち居振る舞いの美しさはさすがです。お茶を出したりする何気ない場面でも神経が行き届いてます。
それにしても、衣装は……いまだかつてないボロボロ(笑)。
     10.18 土曜ワイド劇場
 湯煙受胎旅行連続殺人 
 主演・片平なぎさ
 テレビ朝日

 景山悠子(心理療法士)
桐野卓也の勤務する高校の教頭がビルから転落死する。妻の杏子は生徒の直美がそのビルから走り去るのを目撃する。夫婦で別府で行われた学園の教育セミナーに参加した二人は、そこで直美と出会う。セミナーの講師の大学教授悠子は直美の信頼する心理カウンセラーだった。
セミナーに参加する学園の教師が次々に殺されていく。二人が探っていくと、彼らは3年前の雨の天草で交通死亡事故を起こしていたことが解る。
心理療法士としての講演の場面とか、杜さんの知的な面がでてました。
ラスト復讐する心情を語る場面では、命を宿した事のあるが人がその子を失った時の悲しみがとてもよく伝わってきました。かりんちょさん、すごい。
第1の殺人の場面の黒のエナメルのコートはもしかしてかりんちょさんの自前でしょうか。「スポット・ライト・マジック」の時のじゃありませんか。
平成10年(1998年)
1998.6.23 火曜サスペンス劇場
当番弁護士6
 同窓会の夜と結婚記念日の夜1人の女を争った2人の男が殺された
 主演・坂口良子
 日本テレビ

 谷沢美沙子(主婦)
弁護士の藤子が同窓会に参加した夜、同級生の万里の夫・大山が殺される。直前に派手な夫婦喧嘩をしていた万里に疑いがかかる。
大山は株の取引のことでもう1人の友人の美沙子の夫・矢沢と訴訟沙汰を起こしていた。
東京に単身赴任中の矢沢と藤子は仕事上のつきあいもあった。
高校時代矢沢を挟んでライバルだった美沙子と藤子。美沙子一家を円満だと思っていたが、バブル崩壊以来矢沢の仕事が思わしくなく、大山とのトラブルもあって内情は荒れていた。
そんなとき万里の前夫までが歩道橋から落ちて死ぬ。再び万里に容疑がかかるが、現場に落ちていたはずの白いスカーフから、藤子は矢沢夫妻に不信感を持つ。
高校の同級生の女王様役。元トップスターだからですかね。
幸せそうな人妻が実は…というストーリーですが、酔って切れたかりんちょさんの場面は映像もこっていて、見応えありました。目がいっちゃってました(笑)。いっちゃえる杜さんが好きです(^_^;)。
襲われる場面もあったりして、アブナイんですが、杜さんの場合上品な色気があるので、イヤな感じはしません。私、オヤジ入ってます。すみません。
最後に動機を告白する場面も杜さんのアップの連続で、それがまたきれいでした。
二人殺してるんですが、殺人罪ではないでしょう。過剰防衛と事故かなと思うんですが。計画性無いですし。
     8.29 土曜ワイド劇場
伊豆誘拐行
 赤い車から消えた女
 主演・愛川欣也
 テレビ朝日

 原田秋子 (レストラン経営者)
レストラン「ラ・ファミリア」を訪れたあと新進女優のアヤが誘拐される。誘拐犯は「青い蛇」と名乗り、アヤが3年前にひき逃げ事故で死なせた少女の両親への謝罪と身代金を要求する。刑事の亀井達は誘拐に使われた車を調べ原田秋子の名が浮かぶ。秋子は「ラ・ファミリア」の女主人だった。ラ・ファミリアで働く3人はそれぞれ家族を理不尽に亡くし、社会や警察を恨んでいた。
そんなとき同級生をイジメで自殺に追い込んだ中学生の光司が誘拐される。「青い蛇」の仕業だった。亜紀子達が「青い蛇」と睨み、亀井は「ラ・ファミリア」をマークするが。
小さなイタリアンレストランの女主人。
どんな役でもそれらしく動いたりセリフが言えるというのはステキですね。「らしく見える」というのは役者さんとしては当たり前のことでしょうけど。
ただ作品的には私これは楽しめませんでした。西村京太郎さんのシリーズは面白いと思えないんです。
杜さんにはもっと面白い本で思う存分演じて貰いたい。
平成11年(1999年)
1999.5.10 月曜ドラマスペシャル
漫画家真行寺華美の殺人レシピ1
 主演・森公美子
     七瀬なつみ
 TBS

 芳川雪乃(料理研究家)

 布施 明(芳川)
 橋爪 淳(桜井)
漫画家の華美と編集者のみちのコンビは取材のため料理評論家の芳川と妻の雪乃のハイソな料理教室に参加する。教室の試食会で財閥の娘絵里が殺される。絵里に言い寄られていたシェフの桜井に疑いがかかるが、彼に好意を持った二人は真相を探り始める。
芳川邸で第二の殺人が起こる。生徒の叶恵が殺されたのだ。彼女も桜井に好意を持っていたため、桜井への疑惑は深まる。しかも桜井は雪乃に深い思いを抱いている。その雪乃には秘密があり、殺された二人はそれを知っていた。殺人者は雪乃か、彼女をかばう桜井なのか。
杜さんが料理研究家の役と聞いて手に汗握ったファンも少なくないとか(笑)。最近はお料理もされるようですけどね。ただし杜さんが料理をする場面は1つもなかった。残念と言えば残念です。
これぞ「華麗なるギャツビー」の世界でした。そして杜さんはまさにデイジーでございました。雪乃さんを心から愛する二人の男性。男達は彼女のためなら身を滅ぼすこともいとわない。背中から抱きしめられるシーンはギャツビーの銀橋そのもの。かりんちょさん、華奢ですね。
1999.9.15 はぐれ刑事純情派
 夫を誉める女
 主演・藤田まこと

 内野陶子(看護婦)
不動産会社の女性経営者愛子が殺される。あこぎな商売をしていたため事業絡みの殺しと思われたが、病院で看護主任の陶子のことを詳しく聞いていたことが解る。陶子は愛子を知らないと言うが愛子は整形をして偽名を使っていた。実は二人は高校の同級生で陶子の夫を挟んでライバルでもあったのだった。作家を目指す夫を支える陶子だったが、夫はマンションの購入資金を愛子にだまし取られていた。夫が犯人なのか。安浦は愛子に気づかなかったという陶子の言葉に引っかかるものを感じていた。 このシリーズでは犯人役はなかったし、と安心して見てました。でも犯人でした(^_^;)。事故ですよね、あれは。
夫の裏切りの証拠の録音を聞いてしまったら、元の二人には戻れないと思った時のかりんちょさんの目。本当にいつも本気の芝居をする人です。
平成12年(2000年)
2000.7.5
はぐれ刑事純情派
 花に殺意を!?
 嫉妬する女
 主演・藤田まこと

 大友映子(美容師)
華道教授の加代子の殺人現場から血まみれのはさみを手に走り去った男。理髪師の大友だった。安浦達は美容師の妻・映子のいる大友と加代子の不倫関係からの殺人を疑うが大友は不倫も殺人も否定する。
加代子には教師の生徒の取り合いのトラブルがあり、大友の借金の問題もある。ぐうたらな亭主をよそに美容室を切り盛りするしっかり者の映子は、大友には殺人を犯す意気地などないと一笑に付すが…。
ダメな夫を抱えて小さな美容院で孤軍奮闘。一見強い女風ですが、見習い美容師達を見守る眼差しは厳しくも温かい。トップ時代の杜さんも組子にこんな風に接してたんだろうな、と思わせた。
ダメ亭主でも愛してるのね、の可愛い女の部分も見せて、涙を誘いました。
誰かドラマでも杜さんを幸せにしてあげて〜(笑)。


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