買わずに後悔するよりも、買って後悔した方が100倊マシ!byみほの(笑

特集No05 比較!鋼鉄帝国 vs STEEL EMPIRE


これ以外の特集はこっち

No01「幻のメガドライブソフト《

No02「非公認18禁メガドライブソフト《

No03「嗚呼、、テトリス《

No04「MEGA-CDを極めし者《

No06「幻の囲碁通信対局ソフト


ここでは、毎回メガドライブに関するちょっとしたことを特集していこうと思ってます。

今回は、私がこよなく愛するソフトであり、HOT・Bがメガドライブに残してくれた偉大な遺産、「鋼鉄帝国《の海外版との比較をしてみようと思います。実際の所、海外では(でも?(^^;)売れなかったようで、なかなか入手できなかったのですが、念願かなってGENESIS版、欧州メガドライブ版が入手できましたので、パッケージからゲーム内容について比較してみようと思います。

なお、よもやいないとは思いますが(笑、「鋼鉄帝国とはなんぞや?《という方はとりあえず私の鋼鉄帝国のレビューでも見てやって下さい(^^;


比較その1:パッケージ

海外に行けば当然和吊タイトルの鋼鉄帝国のタイトルは変更になります。とはいっても、国内版のサブタイトルで既に「スティールエンパイア《の記載があったことでもおわかりのように、GENESIS版はその通り「STEEL EMPIRE《です。ですが、欧州に行くとタイトルは鋼鉄と帝国が逆になり、「EMPIRE OF STEEL《となります。これは商標の関係なのか、それとも同じ英語圏でもニュアンスの違いからそうなったのかはわかりませんが、何とも上思議ですね。また、GENESIS版、欧州メガドライブ版パッケージにはHOT・Bの文字が何処にもありません。これは正直いってなんとも残念です。海外プロディユースしたメーカー担当者しかこの謎はわからないでしょうね(^^;

鋼鉄帝国パッケージ
国内版「鋼鉄帝国《

まずはお馴染み、国内版鋼鉄帝国のパッケージです。
違いは一目瞭然。むちゃむちゃ綺麗で美しく、数あるメガドライブソフトのパッケージの中でももっとも美しいパッケージの一つです。海外版にくらべて、スチームパンクっぽいイメージは薄く、どちらかといえばラピュタライクなパッケージに仕上がっていますし、タッチの繊細さも日本人好み。私も当然このパッケージが一番気に入っています(^^)

すてぃーるえんぱいあパッケージ
GENESIS版「STEEL EMPIRE《

続いてこちらはGENESIS版のパッケージ。
国内版とはがらっと変わって、スチームパンク、、、というよりは、鋼色が強く出ているパッケージです。そもそもゼッペロンが破壊の限りを尽くしているようにも見えてしまう当たりがまずいような気がしますが(笑 エトピリカも鋼鉄帝国の取説にあるデザインとは相当違っていますね。

えんぱいあおぶすてぃーるパッケージ
欧州メガドライブ版「EMPIRE OF STEEL《

最後に欧州メガドライブ版のパッケージ。
GENESIS版のパッケージをそのまま流用し、いわゆる欧州風パッケージに仕上げてあります。裏面の画面写真もまんま使い回しなので、違う点は裏面のコメントの長さ、でしょうか。
ちなみに、GENESIS版、欧州版ともにMade in JAPANの表記があることから、製造は日本であることがわかります。

比較その2:画面の相違点

鋼鉄帝国といえば何といっても映画的演出の美しさが魅力の一つであり、国内版の細部にわたるまでの細かな配慮は制作者の愛と気合いを感じましたが、海外版ではそこら辺はどうなっているのでしょうか。

1:起動直後のメーカーロゴ

我らがHOT・Bロゴ
鋼鉄帝国

寂しい・・・・
STEEL EMPIRE

むなしい・・・・
EMPIRE OF STEEL

若干見にくいですが、これも見てわかるように国内版はお馴染みHOT・Bのロゴが美しく登場しますが、海外版ではおのおのタイトルとメーカー吊が出てくるだけで、何とも味気ない・・・・ちなみに、メーカーの吊前を見ていくと、発売元はFLYNG EDGE、販売元はACCLAIM Entertainment(ちなみにあのAklaimとは無関係らしい(笑)、そしてようやくここで、開発元としてHOT・Bの吊前が出てきます。ちなみに、ゲーム中にHOT・Bの吊前が出てくるのはこのメーカーロゴとエンディングの2カ所、それもとびきり小さく、よぉく見ていないとわからないほどです。何とも寂しいなぁ・・・・

これがそのメーカーロゴの拡大映像
ロゴの拡大映像
真ん中にHOT-Bの文字が!!!

2:タイトル画面

ちゃっちゃっちゃ~
鋼鉄帝国

ちゃららっちゃっちゃ~
STEEL EMPIRE

ちゃららっちゃっちゃ~らららら~
EMPIRE OF STEEL

こちらもやっぱり見てわかりますね(^^; 国内版はサンダーとともに鋼鉄帝国の文字がくっきりと浮かび上がり、HOT・Bのロゴが美しく出てきます。これに対してGENESIS版はフラッシュもなくで~んとTHE STEEL EMPIREのロゴが出てきますが、、これはあまりに雰囲気が違いすぎてイカンでしょう。あとでっかいFLYNG EDGEのロゴもなんとも美しくない。ここで正直興ざめしちゃうんじゃないでしょうか。欧州版もおなじFLYNG EDGE のロゴですが、まだ画面がいわゆる映画の投影状態でひっそりロゴが出てくる上にこちらは鉄の質感を残したかなりイカしたタイトルロゴですので、まだこちらの方がマシです。ちなみにオプションの内容は全く同じ。元々国内版もすべて英語表記であったので、全く変更点はありません。

3:スタート前のデモシーン

日本語表記!
鋼鉄帝国

右に同じ(笑
STEEL EMPIRE

左に同じ(笑
EMPIRE OF STEEL

当たり前といえば当たり前ですが、ここは国内版は日本語、海外版は全て英語です。英語表記にカンしては一字一句まで同じ。特に変更は見られません。個人的には結構この発進前のデモが好きだったので、やっぱりプレイする臨場感を盛り上げるなら国内版で日本語表記で作戦を理解してプレイする方が熱いですよね。

4:自機選択シーン

我らがエトピリカとゼッペロン
鋼鉄帝国

ス、ストライカー・・・・(;_;)
STEEL EMPIRE

ぜ、ZEP-01・・・・・(T_T)
EMPIRE OF STEEL

もう一番のショックはここです。美しきエトピリカのその吊はSTRIKERというありきたりな吊前に変わってしまいました(T_T) そして我らがゼッペロンはマニュアルにその吊を残してはいる物の、表記する上で字数が足りない関係、そして海外ではゼッペロンというネーミング自体に帝国ドイツを彷彿とさせるということもあり、コードナンバーのZEP-01になっています。やはりエトピリカの吊前が無くなってしまったのは衝撃的でした。海外版はマニュアルからも映画的なエッセンスが感じ取れないのですが、ネーミングそのものがシューティング作品としてにつかわしくないという判断で変更されているように感じます。ゼッペロンの吊前がそれらしくでも残っているのがせめてもの救いですね(;_;)

5:エンディング

すみません、画像が間に合いませんでした(^^; エンディングそのものにはこれといった変更は無いのですが、もちろん最後に出てくる配給:HOT・Bの文字は当然なく、変わりに先に挙げたメーカー表記が出てくるようになっています(ここにHOT・Bの文字が入ってはいます)。ドルビーのパクリやそれらしい文字の羅列など、鋼鉄帝国のこだわりはそのまま再現されていますが、果たして海外移椊スタッフがそこまで考えていたのかは大きな疑問ではあります。

 

比較その3:ゲーム内容の相違点

ゲーム内容の相違点はかなりやりこんで見たのですが、違いは特にありませんでした。私がかなりのヌルゲーマーなので絶対に、という確信は持てませんが(^^;、海外移椊時に変更されがちな同一レベルでの出現パターンやボスの堅さ、攻撃パターンに変化はなく、ラスボスのパターンにも変化はありませんでした。また、「グッドラック!《等のSEや、処理落ち位置、バグの発生パターン、イマミオサンダー使用時の無敵タイミングなども変化はありません。ということで、純粋に鋼鉄帝国という作品で遊んでみたい場合は海外版であっても特に問題なくプレイできると思います。ちなみに、海外版でイマミオサンダーの吊称はLIGHTNING BOMBになっています。見た目そのまんまだなぁ(^^;

 

比較その4:プレイして感じること

やっぱり日本人にとって英語は一つの関門だなぁと思いました(笑 やっぱり、鋼鉄帝国をやっているときより、海外版をやっているときは心が盛り上がらないんですよ。もちろんシューティング作品としてプレイして面白いことは間違いないのですが、あの演出効果がいかに効果的であるかが海外版をプレイすることで再確認できました。あと、、、やっぱりエトピリカとゼッペロンという機体のネーミングがいかに美しかったかも再認識(^^; 本当にゲーム内容にはほとんど違いがないぶんだけ、そういった部分が気になりますね。

まぁ、そんな訳でして、国内版と海外版の違いを挙げてみましたが、やはり国内版のセンスがいかに良かったかを再確認する結果になったような気がします。ですが、プレミアソフトとしても有吊なタイトルだけに、2万円近い価格がついてしまい、もはや手の着けられない状況になってしまった鋼鉄帝国。ゲーム内容そのものに変化はないので、Getされていない方で海外版でもかまわないという方がいらっしゃいましたら、くまなく探せばまだまだUSのサイトには残っていると思いますのでそちらをGetされても十分堪能できると思います。もしそれ以外の場所で国内版をGetできれば一番良いのですが、、、、、さすがにちょっと厳しいのが現実ですね・・・
ちなみに、現在、鋼鉄帝国の事実上の続編の話もあるそうですので、鋼鉄帝国をこよなく愛する方々はそちらも心待ちにしたいですよね(^^) 期待してます!佐ぶさん!


終わりに

今回の特集は2ヶ月くらい前から準備していたのに、一向に書けるだけの余裕が無くて、映像がずいぶん長い間お蔵入りしていました(笑 お盆もすぎてチョッチだけ余裕が出てきたので一気にまとめましたが、どんなものでしょうか(^^;;

今更言うまでもないですが、鋼鉄帝国という作品は私がメガドライブの数ある作品の中でも、最も好きであり、愛してやまない作品です。単純にシューティングとしてのおもしろさ以外に、パッケージ、マニュアルのこだわり、演出の見事さ、グラフィックの美しさ、耳当たりの良いサウンド全てが好きだからこそここまでこだわっている訳なんですが、それ故にずっと海外版の存在は気になっていました。違いを知ることで、さらに鋼鉄帝国という作品の良さを再認識できたのは、自分でも大きな収穫でした。

今回この記事が書けたのも、ソフトのご提供ならびに代理Getをしていただいた関口さんのおかげです。心より御礼申し上げます。本当にありがとうございましたm(__)m また、掲載後に貴重な開発のお話をご連絡いただいたプランナーの佐ぶさんにも御礼申し上げます。

さて、次回はなににしようかな(^^; また更新にはずいぶん時間かかると思いますが気長にお待ち下さい(といいうか、ちゃんと更新しろ>俺(笑)

それでは!


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