いろいろな出来事がたくさん起こってまだ頭の中ごちゃごちゃしてるけど

とにかくナデシコは火星へと向かう事になった。

新しく入ったカイトさんも合わせて、クルーはみんな「バカばっか」だけど

おかげで「退屈」って言葉には無縁になりそう。

ま、それが良い事なのか悪い事なのかはわからないけど、ね。

 

 

 

 

     機動戦艦ナデシコ  Another Story

           「TIME DIVER」

               第3話

            騒々しい『大脱出』

             

 

 

 

地球を木星兵器の侵入から防いでいる第1次防衛ライン。

核融合衛星の生み出す、通称「ビッグバリア」は、地球からの脱出を願うナデシコにとっては

正に諸刃の剣。

こんなとこで死にたくないわよね。いやマジで。

 

 

「明けましておめでとうございま〜っす!!」

「地球連合軍総司令に対する第一声がそれかよ……」

「馬鹿……」

カイトさんと私が殆ど同時に溜息をつく。

ちなみに場に合わない間抜けな声を出したのは、

このナデシコの艦長であるミスマル=ユリカさんだったりします。

今日は何故かいつもと違って振袖を着てたりしますが。

本人曰く「お正月なんだからこれ着なきゃ駄目でしょ!」だそうです。

ほんとにこの人が艦長で大丈夫なんだろうか……?

「私が変わる!君はもう少し緊張したまえ!」

珍しく、あのフクベ提督ですら慌ててます。

そりゃそうか。相手は地球連合軍総司令。提督の元・上司といっても過言じゃないだろうし。

「どうせ外人さんには日本語解らないだろうし、このぐらい愛嬌出したほうがいいんですよ」

「嘘つけ……ほとんど地のくせに」

「そういうことは聞こえるように言わないと意味ないですよ」

「言って直る性格ならああはならんだろ」

「……それもそうですが」

私達がそんなことを話してる間も、映像は地球連合軍の議会場に送っちゃってます。

つまり、ここでのやり取りはほとんどあっちに筒抜けです。

「君はまず、国際的なマナーを学ばれるべきだな」

対話相手の地球連合軍総司令が呆れた顔でそう言った。

あ、日本語話せたんだ、この人。

「え?あらご挨拶どうも。せっかくですけど時間がありませんので手短にお話します」

艦長はさっきと変わらない口調で、言語だけ英語に変えて話し始めた。

『あたし達3時間後に地球を出たいんですけどぉ。

 けど、このままだとバリア衛星を破壊しなくちゃいけないの。

 これだとナデシコも傷ついちゃうしぃ、そちらも困るでしょう?

 で、悪いけどビックバリアを一時開放してくれるとユリカ感激ぃ!』

「感激ぃ!……っておい」

「相手が誰なのか解ってて言ってるんでしょうから大したものですよね」

ちなみに艦長、律儀に「お願いっ!」ってポーズもしてます。

……馬鹿。

「ビックバリアを解放しろだと?危険だとわかっているのにか。ふざけるな!!」

『そう?だったら無理矢理とおっちゃうもんね〜っ』

笑いながら言う事でもないと思うんですが。

「これではっきりしたな。ナデシコは地球連合軍の敵だ!!」

「あらそう……ではお手柔らかに」

艦長が不敵な笑みを浮かべる。完全に喧嘩売ってますね、この人。

しかも自覚ないんだろうし。

「……ルリちゃん、通信切ろう」

「言われなくてもそうします」

プツッっていう独特の電子音を立てて、議会場への通信はカットされた。

 

 

 

「だめでしたぁ〜っ!」

「「「はあぁ……」」」

艦長の底抜けに明るい声に、クルー全員が溜息をつく。

「やっぱりというか……こうなるんじゃないかとは思ってたけど」

「なんか、先行き不安です」

「交渉、というよりは宣戦布告に近かったですね」

「……馬鹿」

まぁ、最初から駄目もとの交渉だったので別に失敗したからって

ナデシコの航海に支障はないんですが。

「では、当初の予定の通り強行突破か」

「困りますなあ、戦闘経費も馬鹿にならないんですよ?」

ゴートさんとプロスペクターさんがそれぞれ『らしい』意見を述べる。

「いいじゃないですか、過ぎちゃった事は」

それはそうなんですが、艦長が言っても説得力ありません。

「じゃ、連合軍の妨害がない内にさっさと出ちゃいましょう。ミナトさん、針路を」

「はいは〜い」

「メグミ=レイナード、パイロット各員に連絡。格納庫で待機させておいてくれ」

「解りました、ゴートさん」

「さぁ、みなさん!張り切って行きましょう!」

「「「はあぁ……」」」

まったく……。

 

 

 

 地球には木星トカゲの侵入を警戒するため、各種飛行兵器の

行動範囲に合わせた7つの防衛ラインが引かれています。

一番外側から説明すると、

第1防衛ライン=バリア衛星によって展開される空間歪曲バリア。

(高度35786km)

第2防衛ライン=各種無人武装衛星から発射されるミサイルよる迎撃。

(高度30000〜500km)

第3防衛ライン=宇宙ステーションから発進する宇宙戦闘部隊による迎撃。

(高度400km)

第4防衛ライン=地上から発射されるミサイルによる迎撃。

(高度200km)

第5防衛ライン=地球発進の宇宙戦艦による迎撃。

(高度100km)

第6防衛ライン=地球発進のスクラムジェット戦闘機部隊による迎撃。

(高度50km)

第7防衛ライン=地球発進のジェット戦闘機による迎撃。

(高度25km)

以上の7つです。

交渉が失敗した以上、ナデシコが宇宙に出るにはこの全ての防衛ラインを

全て突破しなければなりません。

 

「と、いっても第7・6の戦闘機は今更ナデシコに追いつくことは不可能だろうし

 第5防衛ラインの宇宙戦艦も、まぁ間に合わないでしょう」

カイトさんがそこまで言うと、今まで黙って聞いていたミナトさんが口をはさんだ。

「面倒くさいわねぇ〜。一気にビュ〜ンって宇宙に出られないの?」

「まぁ、それが出来れば一番いいんですが……」

「第1防衛ラインのバリア衛星の影響も加えて、地球引力圏脱出速度は秒速11.2km。

 その為にはナデシコのメイン動力である 相転移エンジンを臨界までもっていかないと、

 それだけの脱出速度は得られません」

「でも、相転移エンジンは、真空をより低位の真空と入れ替えることによって

 エネルギーを得る機関なんです。

 だから、より真空に近い高度じゃないと臨界点が来ないんですよ」

「なるほどねぇ……」

私とカイトさんの説明で、ミナトさんは納得したようだった。

それを横で聞いていた艦長が、言葉を続ける。

「相転移反応の臨界点は高度2万キロメートル・・・・。

 だけど、その前に第3、第2防衛ラインを突破しなければいけないから・・・・・・・・キャ!」

その時、不意に強めの振動が艦内を襲った。

おそらく第4防衛ラインのミサイル群がナデシコに届き始めたんでしょう。

でも、この艦には重力歪曲バリア、通称ディストーションフィールドがあるので

そのほとんどはナデシコに当たる前に爆発してしまいますから問題はありません。

まぁ、衝撃波だけはどうしようもないからこうやって艦が揺れることは少なからずある。

皆はもう、この突発的な振動に馴れ始めているみたいだけど

普段から着慣れてなかった服装の為か、艦長だけは見事に転んで尻餅をついていた。

「また、ディスト―ション・フィールドが弱まったな・・・・」

ぽつりと、ゴートさんが呟いた。

「いたたたたた・・・・・・・・」

艦長は転んだ拍子に裾がはだけて、太ももが露わになっています。

ゴートさんとプロススペクターさんはそんな艦長の姿を見て少し顔を赤らめて、

さっと明後日の方を向いた。大人って……。

「着替えてきたら?姉さん」

「う〜ん、そうね。でも!」

「でも?」

「その前に、ユリカの着物姿をアキトに見てもらわないと!」

「「「……」」」

ブリッジにいるほぼ全員が絶句している中、艦長は元気良く立ちあがって

外に(アキトの部屋へ)出ていった。

「相変わらずね、ウチの艦長は」

そんなユリカさんを見送って、呆れたようにミナトさんが言った。

 

 

 

「問題は第3防衛ラインをどうするか……だよな」

カイトさんが小さな声でポツリと呟く。

自分の作業に集中しているメグミさんやミナトさんには聞こえてないみたいだけど

すぐ横にいる私には聞こえてしまった。

「どうするんですか?」

「どうしようか?」

質問を質問で返されても困ります。

「定石だと、機動兵器での時間稼ぎってのが妥当なんだろうけどな」

「パイロット、テンカワさんを入れても2人しかいませんもんね」

「このコースでナデシコへの追撃が間に合う宇宙ステーションに搭載されている戦力は?」

「ちょっと待ってください」

オモイカネのデータベースから、言われたデータを引き出す。

「数は少ない方ですが、それでもデルフィニウムが9機はあります」

「しかも、精鋭と呼ばれる第3防衛艦隊所属か。ハードだね」

「ですね」

デルフィニウムというのは連合軍所属の宇宙ステーションに正規配属されている、

ロケットに手をくっつけたような空中戦用機動兵器。

ネルガルの最新型、完全人型で機動性が高いエステバリスでもさすがに

大気圏内での戦闘の為に改良を重ねられたデルフィニウム9機が相手だとさすがに荷が重い。

「一応、IFSがあるから僕らも戦えないわけじゃないけどね」

「それはそうですけど」

だからといって、正規の訓練を受けていない私が出たところで大した事が出来るとは思えない。

それこそ、初戦でテンカワさんがした程度の「逃げ」ぐらいしかできないだろう。

「ん……そうだな。それも考えておくか」

「本気ですか?」

「うん、本気。こんな所で死にたかないし。僕は火星にいくんだから」

「……」

「あ、訂正。『ナデシコは』だね」

どっちでもいいけど。

「けど、空戦フレームは既存の2機しかありませんよ」

「そこはそれ。やり方次第さ」

「?」

そう言うと、カイトさんは席を立ってブリッジから出ていった。

……。

以前から考えていたんですけど、カイトさんって本当に艦長の弟なんでしょうか?

前にも言った通り、オモイカネに接続できるのはIFS強化体質の人間、

つまりマシン・チャイルドだけのはずです。

けど、カイトさんにはミスマル=ユリカ……艦長という血の繋がった姉がいて、

話を聞く限りでは、どう考えてもマシン・チャイルドとは思えない。

それなのに、さも当然といったふうにオモイカネに接続してみせている。

その手際は正直、私よりも遥かに早い。

……。

考えても仕方がないか。

今度、折をみて本人に聞いてみればいい話よね。

私は自分の仕事に集中することにした。

 

 

 

「艦長、進路上の宇宙ステーションから通信が入っています」

「繋いでください」

 ブリッジに緊張が走った。

『私は地球連合軍第3防衛艦隊所属、ミスマルである』

モニターに現れたのはゴツイ顔したカイゼル髭のおじさん。

襟元の階級章をみると……提督?けっこうえらい人みたいです。

それにしても、艦長の事をユリカって呼び捨てにしてたけど……知り合いなのかな?

「お父様っ!」

「「「ええっ!?」」」

あ、そういえば艦長の性ってミスマルでしたね。納得。

となると、カイトさんの父親ってことにもなるのか……。

『おおユリカ、元気だったかい?父さんと離れて寂しくなかったか?』

「いやですわお父様。この前お別れしたばかりじゃありませんか」

『はっはっは、それもそうだったな』

周りの緊張感など関係なしに親娘の会話をはずませる2人。

艦長はいつものことだけど提督まで……もしかして親バカ?

『提督、時間が』

『おお、そうだったな。ゴホン!あ〜、ナデシコに告げる。今すぐに停船せよ』

隣にいるらしい副官に急かされて、ミスマル提督の話は本題に戻った。

「?、どうしてですかお父様」

『はっきり言おう。今の地球連合軍には蜥蜴どもと対等に戦える戦艦は存在しない。

 そんな中、初陣で奴らを全滅まで追い込むことのできたこの戦艦をみすみすと

 火星に行かせるわけにはいかないのだよ』

言ってる事は正しいように思えるけど、内容は元副提督が言っていた事と変わらず

欲しいからよこせっていうガキ大将の理屈。

軍の人ってこんなのばっかり?

「そんなことより、お父様!」

『そ、そんなこと?』

「はい!そんなことよりです!」

さすがは艦長……というか、地球連合軍の脅しを「そんなこと」呼ばわりできるのって

この人ぐらいじゃないだろうか。

「お父様、テンカワ=アキト君って覚えてますか?」

『テンカワ?』

「はい、火星にいたころお隣に住んでいた子です」

ミスマル提督は顎に手を当てて少しの間、考える仕草をして答える。

『おお、そういえばそうだったな。で、それがどうした?』

「私達が火星から出発したその日、彼の両親が何者かに殺されたらしいんです」

『殺された?それは穏やかではないな……』

「はい、で、お父様なら何かご存知ではないかと思って」

『……いや、それは何かの間違いだろう。テンカワ夫妻は事故で死んだのが事実だ』

「……そうですか」

艦長は目に見えるほどがっかりしたようだった。

本当に、ミスマル提督なら何か知ってるんだろうと思ってたんじゃないでしょうか。

「わかりました。ではお父様、お元気で」

『なっ……ユリカ!?ナデシコを軍に引き渡さないのか!?』

「いかなる時でも艦長は自分の艦を見捨ててはならないと教えてくれたのはお父様ですわ」

『いや、それとこれとは話が……』

ああこの人、自分で墓穴掘ったんだ。

「それに……」

『それに?』

「この艦には私の好きな人も乗ってるんです」

『なあァにいィぃぃィぃぃ!!!!!!!』

感情の起伏によってモニターのサイズが変わるタイプの映像が

ちょうど最大の大きさになったところで、通信は途切れた。

「あ、カイトも乗ってるって言うの忘れてた」

「「「……」」」

ま、いいけどね。

 

 

 

「デルフィニウム部隊の発進を確認。真っ直ぐにこちらへ向かってきています」

メグミさんの声に、ブリッジ内に緊張が走る。

「エステバリスを緊急発進。ナデシコに近づけさせないで」

「了解しました」

即座に的確な指示を出す艦長。

やっぱり、普段とは別人の様に見えます。……いつもこうだったらいいのに。

「……あれ?一機だけ?」

ブリッジに映された格納庫周辺のカメラモニターには、発進しようとしているエステバリスは一機しか映っていなかった。

あれは……ヤマダ=ジロウさんの機体よね。

「ヤマダさん、アキトはどうしたんですか?」

「ダイゴウジ=ガイだっつうの!ったく……。

 あいつならまだ部屋でベソかいてるぜ。まぁ、あれを見たんだから仕方がないがな」

……?

(オモイカネ、テンカワさんの部屋をモニターできる?)

<了解……表示します>

ピン、という電子音の後に、私の目の前に表示されたスクリーンには

暗い部屋で、クッションを抱きながら

一昔前のTVアニメを見て号泣しているテンカワさんが映っていた。

『うぅ……俺の……俺のジョーがあぁ……』

…………。

「テンカワさん、格納庫に急いでください。ヤマダさんはもう出てますよ」

『え、え!?ル、ルリちゃん!?ごっ、ごめん!!』

テンカワさんはそう言って、慌てて格納庫へと走って行った。

それでも最後までつけっぱなしのTVの方を気にしていましたが。

はぁ……何か疲れる。

 

 

 

「「「あ……」」」

意気揚揚と出撃したヤマダさんでしたが、今はすっかり敵に囲まれてます。

それもそのはず。ヤマダ機は丸腰で出撃してしまいましたから。

本人曰くそれは作戦のうちだったらしくて、敵が油断して近づいてきたところを

ナデシコから射出したB1タイプに空中換装、一斉射撃にて一気に撃破するつもりだったみたい。

なんか『がんがーくろす・おぺれーしょん』とか言ってたっけ。

けど、相手だって馬鹿じゃない。射出されたパーツはあっさり撃墜されて、ヤマダ機は

1機撃墜しただけであっさりと孤立してしまった。

「ヤマダさん、完全に囲まれました」

「いかんな」

「腕はいいはずなんですがねぇ……」

腕は良いけど頭は悪い。ま、この艦のクルーらしいけど。

「と、いうわけだ。頼むぞテンカワ」

『了解。もう……しょうがないなぁ……』

もう1機の空戦エステバリスに乗ったテンカワさんが答える。

『ははは、まぁこれもご愛嬌ってことじゃないの?』

「は?」

「え?」

突然、入ってきたカイトさんの声に一瞬呆然となる。

そういえば、さっきのミスマル提督との通信の時からどこかに行ってたみたいだけど……。

『おい艦長!あんたからも止めてくれ!』

畳み掛けるようにして整備班のウリバタケさんが通信で怒鳴る。

「何がですか?」

『あんたの弟が、こんな状況なのに陸戦フレームで出るっていうんだよ!!』

「ええ〜っ!?」

『なんだよ大げさな』

「だってだってカイト!?」

「カイトさん、ここは高度400km超えてますよ」

『うん、知ってるよ』

「陸戦フレームで出るんですか?」

『だって空戦フレームもう無いし』

「落ちますよ?」

『大丈夫だってば』

「……」

はっきり言って、この高度で飛行維持能力の無い陸戦フレームを使うなんて馬鹿げてます。

当然、カイトさんもそれぐらいの事はわかっている筈なのに……。

この自信はいったいどこからくるんでしょう?

『んじゃ、ちょっといってきま〜す』

『お、おい!カイト!』

カタパルトへ向かうカイトさんの乗った陸戦エステバリスを、テンカワさんの

空戦エステバリスが慌てて追う。

「いいんですか、艦長?」

「う〜ん……まぁ、カイトが大丈夫だって言うんなら多分大丈夫なんだよ」

「はあ」

状況が解っているのか解っていないのか、艦長の様子はいつもと変わらない。

やっぱり姉弟同士、信頼してるってことなんでしょうか?

「敵、デルフィニウムより通信が入っています!」

メグミさんのよく通る声がブリッジに響く。

「あ、はい。繋いでください」

「了解。通信、繋ぎます」

 

 

 

『……僕だ、ユリカ』

 

 

 

――――――to be contenued next stage

 

 

あとがき

 

一応、言っておきます。

 

嘘は言ってません!

 

ちゃんとジュンくんは出てるでしょ?名前無しの一言だけですけど。

ミスマル提督もちゃんと出てるし、空中戦もある!……問題無し!ノープロブレムです!

 

 

……。

すいませんでした。

いやね、今回は結構長く書いたつもりだったんですけど、それでもここまでひっぱるので

精一杯だったんですよ。

それに、ルリ主観で書いてると、どうしても戦闘シーンが

妙に味気ないものになってしまうものですから、一度どこかで区切る必要があったんです。

できれば、主人公君の初戦闘シーンはちゃんと書きたかったもんで。

どうかご了承を。

 

と、いうわけで次回はパイロット組の「誰か」の主観で書くつもりです。

カイトか?それともアキトか?またはガイか?もしかしてジュンか?

……いや、まだ決めてないんですけどね。

では、また次回。

 

 

                         H13、8、21

 

 

 

 


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