永遠となった留守番〜パパは帰らない〜
2003年2月28日発売
*
「あ・・・あの・・・・聞いても・・・いいですか・・・?」
「・・・なんだ?」
「その・・・・それで、いったい何をするんですか・・・?」
「これか?」
「はい・・・」
「これは鉈という刃物でな。物をぶった切るのに使う」
「そ・・・それは・・・なんとなく、わかりますけど・・・」
「腕を出せ」
「・・・え・・・?」
*
この後の展開は賢明な皆さんならば、もう想像つきますよね?
というわけで、今回のオススメ(?)は、
魔世中、巫女中でブランドイメージの決まってしまった感のある たっちー の
外道アドベンチャー「永遠となった留守番〜パパは帰らない〜」(以降、永るす)
妻を事故で亡くし、男手一つで娘を育てている霊ヶ丘学院教師『風間
勝利』。
ある日、祖父が事故にあい看病をするために留守にすることになり、
信頼できる同僚の保健医、『緒方 星四郎』に、娘である『風間 琴子』の面倒を頼むが、
実は、『緒方 星四郎』は、史上最悪の鬼畜・外道だった…
というのが、この永るすの基本となるストーリーなのですが、前作「魔世中ハ我ノ物」の続編と言う位置づけなので、いろいろと前作の設定が継続されています。
前作をプレイしていなくても、冒頭で説明があるので問題はありません。
ここで、キーとなる設定を述べておきますと、主人公『緒方 星四郎』は、霊ヶ丘学院の保険医という顔の他に巨大コングロマリット緒方グループ総帥という顔を持っている。そして、昔、悪魔召還の儀式を行い悪魔を呼び出すが失敗し、呼び出した地獄の魔王アスモデウスに取り込まれそうになるが、悪魔よりも黒い存在だったため、逆にアスモデウスを取り込みアスモデウスの力を手にいれている。という2点があげられます。
具体的にどういうことかと言いますと、どんなに非人道的なことをやっても権力者なので社会的に抹殺されることもなければ、人に重傷を負わせ殺しかけてもても、悪魔の力ですぐに傷を治すことができます、
つまり、何をやっても自由、まったく問題なし!!鬼畜・外道の限りを尽くせ!!ということです。
ゲームの流れを説明しますと、
まず、各種背景設定の説明やヒロイン『風間 琴子』との出会いのシーンが描かれる訳ですが、「巫女は狂宴の中に」でもそうでしたが、このメーカーは、いきなり本題に持ち込まず、この辺の前引きでプレイヤーに感情移入をさせるわけです。
展開的には、星四郎は、琴子が交通事故に合いそうになったところ自らの危険を顧みず助けたり、祖父の件で困っている勝利に対し自分は、実は保険医であると同時に学園の出資者であることを明かし惜しみなく協力を申し出たりと徹底して良い人を演じます。当然、琴子は星四郎のことを慕い、勝利も全幅の信頼を寄せてくれる訳です。
ただ、この永るすなんですが、巫女中の時にくらべて展開が性急すぎて、実に星四郎が実に胡散臭く感じるのですが、勝利や琴子の境遇や心情を考慮して考えても、ちょっと簡単に人を信用しすぎという感がいなめないのも確かです。
そして、2人から全幅の信頼を得て、勝利が家を留守にする間、琴子をあずかるという展開になります。
んで、邪魔者が消えたら、即行で琴子陵辱とあいなります。
ちなみに、この陵辱シーンで、通常の鬼畜ゲーでやるようなことは、やってしまいますので、このシーンを見て、これ以上は自分には耐えられないと思うようでしたら、戻れえぬ道に踏み込むまえに引き返しましょう。
この後は、本気で情け容赦ない展開なんで……
そして、琴子陵辱の後は、有無を言わせず、調教モードにシフトします。
調教モードについて説明しますと、
プレイヤーは、調教コマンド「陰部」「苦痛」「奉仕」「肛門」「道具」と遊具「シーソー」「ジャングルジム」「滑り台」「ブランコ」「砂場」「プール」の中から4つを組み合わせて選択します。
その組あわせに成立していない場合は、一番最初に設定した調教コマンドの内容が実行されます。
また、この通常調教の実行回数がトリガーとなってイベントは、発生するようです。
そして、組み合わせが成立する場合は、その組みせに応じた調教シーンをみることができます。
例えば、「ブランコ」+「道具」+「苦痛」という組み合わせを選びますと、
琴子をブランコに縄跳びで縛り付けて人間サンドバッグとし、口から血をながし、白目を剥いて痙攣し、気絶するまで殴り続けるというシーンを見ることができます。
この調教モードなんですが、組み合わせ調教の例であげたものからも分かると思いますが、とにかく凄惨です。
調教というよりも、虐待・拷問といった方があっています。
普通の調教シミュレーションにあるような選択肢もありますが、基本的に中身は別物。
というか、贔屓目に見ても小○生低学年(起動ランチャーのCGなんて黄色の通学帽付きだし)の琴子に対し
フィストファックならば腕二本、肛門フィストなら腕四本とか壮絶過ぎます…
イベント関連では、普通の陵辱系のエロゲのようなイベントが続いたんで、
少し興ざめだなと思って(おんや?)何週目かを進めてたんですが、やっぱり普通じゃないんですよねこの永るす♪
始まりは、裸エプロンという実にエロゲ的フツーの展開だったのに
背後から近づいて、頑張っている褒美といってハンドミキサーを両穴に突っ込んでスイッチON!!
……………………………うわぁ……こういう展開って誰が考えたの?
そして、調教モードで行ったの調教内容により最終イベントが発生しエンディングになるのですが、
当然、内容が内容なんで、エンディングも大半がロクでもない展開ばかりです。
ちなみに冒頭のは、私が最初にたどりついたENDだったりします。
ただ、忠実な僕ENDは意外と好きですね…比較的まっとうだし、なんというか、次作に続きそうな感じがして………
以上のようにエロゲーなのに喘ぎ声は皆無!!かわりに悲鳴と絶叫の嵐!!のこの永るす
最初は引くんですけど、途中でなれてくるんですよね…なんか、そうなってくると楽しめるというか………
諸手をあげてオススメできるゲームではありませんが、
いろんな意味で他のゲームにはない衝撃があるので、
割り切れるのならば、プレイしてみるのも良いと思います。
父親が帰ってくるイベントで、現実を突きつけられて逆上し殴りかかってくる勝利を星四郎が簡単に始末してしまうのですが、
シナリオ導入であんだけこだわったのにこれで良いんですか?って感じで、なんか、なっとくがいかないんですが…