螺旋回廊 2000年1月14日発売

全ての鬼畜ゲー愛好家に薦めたい
戦慄の超鬼畜ゲーrufの螺旋回廊

◇警告◇
今回はネタバレ率が高いです。
ネタバレされるのは、まっぴらごめんだという方は、ここで引き返してください。

きっかけは他愛もない間違い…。
だが、それは修正不可能な過ちへの序章だった…。
(パッケージ裏書より抜粋)

はっきり言ってこのゲームに手を染めてしまった心境にズバリでしたこのコピーは・・・
なんか思考がだんだんやばくなっていくようで・・

超鬼畜！！超外道！！
選択肢も展開も奈落の底に転げ落ちるように鬼畜で外道だ・・

例をあげるとこんな展開がありました。
犯人一味に拉致されて
文字通りに身も心もボロボロにされたヒロインが
ゴミバケツに捨てられているシーンがありました。
そこでの選択肢なんですが、
１.彼女が欲しい
２.いらない
・・・うん、１は、まだ許容範囲でしょう、若干ですが、まだ救いがありますから、
２は・・・え？いらない？
２.いらない！！
本気ですか？なんでこんな選択肢が・・・いくらなんでもそれはあんまりの選択肢じゃ・・
選択後もまた想像以上に酷いものでした・・
だって、
｢こんな葵くんは…葵くんじゃない｣というセリフに続いて、
｢僕は、再びゴミバケツの蓋を閉めた。｣ですよ？
そして犯人に向かって｢これはいらない！持って帰ってくれ！｣と・・・
・・・こんな展開や選択肢がいたる所に存在するのです・・
そして、
とどめと言わんばかりにヒロイン視点のマルチアングルモードもあるのです・・
アアコワサレテイクカテイガツライ・・

余談ですが隠しシナリオでヒロインの弟のマルチアングルもあるんです、
なんと言うか限界ギリギリの内容でした、いろんな意味で・・
さすがに義理じゃないのでヒロインとのシーンの描写は自粛されていましたが・・

完全に18歳未満禁止ゲームですねこの螺旋回廊は、
というか20歳未満禁止の方が良いんじゃないかって気さえしますよ、
だってかなりヤバイ精神状態にしてくれますからね(笑?)

でも、おもしろい(楽しくはない)のですこの螺旋回廊は、
下手なシナリオ重視のエロ薄のゲームや、
鬼畜でエロなＣＧだけあれば良いって感じの通常鬼畜ゲーとは、
明らかに別格、
システム、音楽、ＣＧ、エロ、ゲーム性・・そしてシナリオ
全てにおいて一級品なのです。
まあ、狂ったように難易度が高いという欠点もありますが・・・
それにしても、セーブデータの初期化なんてコマンド初めて使いましたよ、
まさかやり直しがきかないなんて夢にも思いませんでしたから・・
でも、そんな欠点を差し引いたとしても、
螺旋回廊は、極端に人を選びますが超オススメゲームです。
その只者でないっぷりは、
タイトル画面(オープニングではない)を見ただけで思い知らされるはずです。

最後に、
萌える恋愛ゲー、涙をさそう感動ゲー、笑い笑いのバカゲー、シナリオの薄い鬼畜ゲー
そんなゲームに飽き飽きしている方は、この螺旋回廊を是非やってみましょう、
何かが変わると思いますよ・・・ただ、ゲーム終了後くれぐれもＥＤＥＮを探さないように(笑?)

｢ローシュタインの回廊｣がタイトルの由来なのですが、
｢ローシュタインの回廊｣のエピソード自体は、ちょっとピンボケじゃないですか？