赤わいんのワインファクトリーへようこそ

今回のテーマは『肩こリ』というなんだか
余計に疲れてしまいそうな内容ですが、
良かったら寄っていってください。

赤わいん


夏の終わり頃からなんだか肩にずぅーんと背負っている感じがする。背後霊がいた らこんな感じかなあと思う。(こわいよぉー)

職場で、無意識のうちに30センチ物差しで肩をトントンたたき、右手で左肩をもん だりしているらしく、「肩こってんの?」と何人かに言われて気がついた。こんな こと今までなかった。

よく相手にスキンシップをとるようなときに相手の肩をもむというのがある。 (たまにありますよね)そんな時、肩がこっている人は「あー、気持ちいい!そこ そこお一」となるのだが、まるっきりこっていない身にとっては、痛いやらくすぐ ったいやらてむしろ苦痛てある。学生の頃から「こらない人」だったので友人達の 肩もみの気配(?)を感じると逃げ回っていた。(ちなみに肩こりの人って肩もみ が上手いんですよね。ツボを心得ているせい?)

学生時代の友達と泊まりの旅行(→主に温泉)に1〜2年毎に行くのを恒例にし ているが、そういえば温泉を堪能したあと、部屋で肩をもむ人ともまれる人がお互 いに世界を作り出していて、な、なんだか入れないよおーということがよくあった。 このだるさは肩こリ?こんなのはじめてだあ。そうかあーもう年だよなあ(泣) 自らカミングアウトするのは悔しいのだが、30代は目前である。今までこんなこ となかったのにいぃー・・・ということがだんだん増えてきたように思う。例えば夜更 かしとか。深夜1時2時台はそんなに苦ではなかったのに、12時をまわるともう 限界である。

信じたくはなかったが、週末におそるおそるお風呂上がりにサ□ンパスを貼った。 さっそくひろがる快感!ああースッキリ!やっぱり肩こってたんだ。今度は塗る夕 イプを買ってこよう。(すっかリジジパパ状態)

最近はリラクゼーション、アロマテラピー・・・など専門店のコーナーも充実して どれを選んでよいものかと悩むほどぎっしりありますよね。肩こりその他、疲れと 滋養強壮(1?)には△△がいい、というのがありましたら人それぞれだとは思い ますがご一報ください!いろいろ試してみたいので。

美容院を変えて一年になった。お店の人とだんだんおなじみになり、担当の女性 Bさんと仲良くなった。ほんの少し年上の気さくな方で、"髪のお手入れ"にあま りにも無頓着な私にアドパイスをくれる。

「どうしたの?前より肩すごくこってる。」通常髪の力ットのあと、ドライヤー をかけてもらう直前に頭皮から首、肩とマッサージしてもらう。あんまりこらない からいいです、といつも自己申告していたから、Bさんも驚いた様子だった。
「もしかして最近コンピューターに向かってる?」
7月末に後輩の女性が辞めて・・・ということがあったので、そのことを話した。 「でも新しい派遣社員の方が入って、PCの入力は彼女にほとんどやってもらって るんですよー。かえって前よりパソコンには向かわなくなったのに。あっでも最近 かなり運動不足だなあー」「気持ち的に張ってるんじやない?じやあ、今日の肩の ほぐしはいつもより多めにサービズするね」

髪をショートにしてから美容院は月一回のぺースになった。一度短くすると、ち ょっとでも伸ぴるとすぐにうっとおしくなる。ただでさえ気を使わないタチなのに、 仕事の密度が日増しに濃くなっていくのでますます気がまわらない。完全にBさん まかせで“短めにしてください”とだけいう無責任な頼み方をして、力ット後のマ ッサージでやや(肩こりがとれて)持ち直す、というパターンが恒例になった
「あんまり切ると後ろがはねちやうから、今回はこのへんで止めておくね」とBさ んが止めに入る。それでも切られた髪の毛がパサパサと勢いよく落ちてゆく。

後輩は、寿による円満退社。自分の仕事に加えて辞めた彼女の仕事の半分以上を 請け負い、派遣のコのやった仕事を一通り見直すシフトになったから確かに気が張 るといえば張るのだが、果たしてそれだけ?そういえば夏の頃から肩こりとセット で胸の奥にかすかな圧迫感を感じていた。私はこのままでいい?このままじやダメ? どうしよう。ドライヤーの風を感じながらぽ一っと考える

後輩が辞めてまもなく、やはり結婚で近々辞めるという派遺社員のコがいた。
お昼休み、職場の女のコ達で昼食後に雑談をしていても、新居のためのインテリア のカタログを一人食い入るように見ていたコだ。
決して嫌いではなかったが、彼女がかもし出す‘ラプラプのオーラ’に時として とまどっていた。(うまく表現できないけれど、なんか出てたんですよお一。華原 朋美ちやんみたいな感覚に近い。悪気はないんだけどね)更衣室で一緒になったと きに、彼女はちらっとこちらを見て話し出した。
「いいなあ一ショート。私も早く切っちやいたい一」
「そ、そお?」(んだったら早く切ればいいでしょ!)
「もお暑くってえー・・・私も式が終わったらスグに切っちやうんだあ!!」
「そ、そっかあ一、短いとラクチンだもんねえ」(え一い、そこへなおれぃ、!成敗 してくれるぅー)
〈→カッコ内のコメントは言いたくてもとても言えなかった・・・〉
「それでね、・・・(以下、プライダルエステ他の話が延々・・・)」

《ここで補足:結婚式のために髪を伸ばすというのは、式の当日髪をアップにして 出ることが出来るように、ということです。伸ばさない人もいるけれど、よくある お式を挙ける人は、大体は伸ばすというパターンが多い≫

人がど一しようがカンケーないネッ、自分は自分。でもなんだかちょっとこの時 期はこたえていた。「隣の芝生」は実に青く、心地よさそうに見える。
圧迫感のとどめはその後すぐにやってきた。ウチの社に出向している元役員さん に会社のエレベーター内て久しぷりに会った時のこと。
「やあ一しばらく。なんだあ一君もOOちやん(→後輩の名前)に先越されちや ったねえ一、今はどうなの?(どうなのといわれても…,) いくつか紹介しようか?」

開口一番にこの手のネタか。元々声をかけてくれる方で、決して悪意ではなくい い人なのは合点承知。ちょっとトホホな気分になったが、とどめを刺されたらもー いいやあ!どーてもよくなってしまった。
すぐににっこり笑って、「じやあ、お願いしちやおうかなあ一」と、あくまでも ラプリーに答えてしまう自分っていったい・・・この手のつっこみは何度か経験済み だから慣れたもの、なのだ。

「お客様に自分なりに結構髪型をアレンジするのが好きなんだ。当分短め希望な ら、短いスタイルでパリエーションをいくつかやってみようか。せっかくショート にするんだったら楽しまなくちやね」
Bさんの話にほっとした。自分のスタイルに合っていれぱ気の迷いもすこし消え るような気がした。(無意識に自分の中で“オチづけ”してるのかもしれないけれ ど)でも、圧迫感も、ヤケクソな気分も、自分の中て認めてあげたい。
最近特にそう思うようになった。

先を越す・越されるなんかじや、ない。隣の芝生もきれい、でも私んチの芝生も ぜえーったいきれい(にするんだもんね)と思いながら、肩こりと戦いながら美し い30代に向かうのさ。思いこみはよくないけれど、それで元気になれるんだった らどんどんポジティプな思いこみをしたい。だけどそれにしても、この肩こりって 完全にとれること、あるんたろうか。

「はい、完了!お疲れさまあ一!すっきりしたね」鏡には、笑顔のBさんといくぷ ん気持ちもすっきりした自分が映っている。
Bさん、感謝。元役員さんとお見合いの話が進んだらまたお世話になります!
仕事上での圧迫感(→まあ人それぞれですが)に加えて、結婚に関しての‘おー きなお世話’的な圧力に対して生じる『うつうつ』は、よくあるストレス解消法で はすぐには消えないと思う。気の持ちようで、気にしないのが一番、とは思います が、とっておきのリラクゼーション法があったら、こちらもご一報をお願いします。

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