SOHLA-1 通常運用開始


● (No.626) SOHLA-1 通常運用開始 (2009年3月24日)
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先週よりアマチュア帯試験運用が始まっていましたが、(参照 My_HP No.618)
本日(2009年3月24日)、アマチュア局落成検査に合格し 通常運用に入りました。

呼出符号    JL3YUS
受信周波数   437.505MHz
変調方式レート AFSK1200bps
フォーマット  AX.25プロトコル
運用時間帯   大阪における可視時間帯で運用

2009/3/24(火)  12:43, 14:21
2009/3/25(水)  13:14
2009/3/26(木)  12:07
2009/3/27(金)  12:38, 23:35
2009/3/28(土)  13:08
2009/3/29(日)  00:05, 13:39, 23:00


管制局より連絡抜粋

さて、大阪上空以外の HTX_ON についてですが、
残念ながら周波数の国際調整を行っていない為できません。
今、府大では2013年の打ち上げを目指し新たな衛星の概念設計を行っております。
その衛星につきましては、国際調整を行い、常に電波を発信できるよう設計案を
出しました。

David Giles様をはじめ、世界のアマチュア無線家の方々のうち、
SOHLA-1 に期待してくださっていた皆様には本当に申し訳ないと思っております。

アマチュア無線家の皆様の受信協力には大変感謝しております。
我々も管制をがんばりますので、末永くよろしくお願い申し上げます。


SOHLA-1 テレメトリデータの読み方

http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/HP_M/html/data.html (管制局)
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/sohlatlm.htm (英訳 by JE9PEL/1)


SOHLA-1 テレメトリ変換 補足

http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/HP_M/html/data.html の解説で
初めのコールサインの部分は AX.25プロトコル 仕様により、1bitずらした
ASCII コードで書かれています。例えば、アドレス 00 の 16進数 "94" は
2進数では "10010100" ですが、文字としては、この下位 1bit を消去した
2進数 "1001010" とし、16進数に直すと"4A"となり、これをASCIIコード表
(参照:IT用語辞典など) と対照すると、"J" と読むことができます。この
ように訳していくと、初めの 14文字は "JL3YUK0JL3YUS0" となります。
前半が送信先の呼出符号、後半が送信元の呼出符号ですから、
「JL3YUS から JL3YUK へ」 ということになります。
呼出符号の後に 0 がつくのは FSS の仕様です。

94 98 66 B2 AA 96 60 94 98 66 B2 AA A6 61 の部分は、

94 : 10010100 -> 1001010 -> 4A -> J
98 : 10011000 -> 1001100 -> 4C -> L
66 : 01100110 -> 0110011 -> 33 -> 3
B2 : 10110010 -> 1011001 -> 59 -> Y
AA : 10101010 -> 1010101 -> 55 -> U
96 : 10010110 -> 1001011 -> 4B -> K
60 : 01100000 -> 0110000 -> 30 -> 0
94 : 10010100 -> 1001010 -> 4A -> J
98 : 10011000 -> 1001100 -> 4C -> L
66 : 01100110 -> 0110011 -> 33 -> 3
B2 : 10110010 -> 1011001 -> 59 -> Y
AA : 10101010 -> 1010101 -> 55 -> U
A6 : 10100110 -> 1010011 -> 53 -> S
61 : 01100001 -> 0110000 -> 30 -> 0

つまり、"JL3YUK0JL3YUS0" となります。

http://e-words.jp/p/r-ascii.html
http://www.tapr.org/pub_ax25.html


Deveroped by DK3WN


SOHLA-1 HTRXテレメトリ・FFSテレメトリ(message)・FFSテレメトリ(normal)・
Mode Status・Counter 各データを解析するソフトウェア(Betaバージョン版)
あとは、電流・角度データ・時刻・CCUテレメトリ(32 byte) などの換算式を
埋め込む予定。


SOHLA-1 現況続報

管制局から私信を受け取りました。
SOHLA-1 は、後期運用で CCU に接続する予定にしており、現在は CCU と接続
していないので、カウンター値は FFFF で、値は全て 00 となっているのです。
つまり、今のところ HK データが降りていない状況にあります。下記の現況を
受けましたので、ここに公開します。

>>>>> 転載
To Satellitors all over the world

Hello. We are so sorry not to send signals except over Osaka Japan.
We have not done international frequency adjustment.

About your question, conversion of the analog values of the HTRX telemetry,
it is no need to any convert, to tell the truth.
Now, we don’t connect to CCU, so the counter is always FFFF and zero.

At the late phase operation, we are going to connect to CCU.
Then, you can get HTRX telemetry.
But, I make an effort to connect to CCU as soon as possible for you satellitors.
Thank you for your analysis of FSS date and development of analysis software.

From SOHLA-1 Ground Station
Osaka Prefecture University
Small Spacecraft Systems Research Center
Shunsuke Araki


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