● (No.589) SRLL用 TNC製作 ソフト編 (2008年7月15日) -------------------------------------------------- ExTerm TunaTerm SRLL 書き込み完了 皆様のお陰で、SRLL用 MOT(モトローラファイル) の書き込みに成功しました。 感無量であります。上は、その接続確立した瞬間の画像です。 まず書き込み用ソフトの件ですが、東工大 Web に説明のある「H8Write Turbo」 が H8/3048F キットに付録の CD の中には見当たらなかったので、JA6PL局 Web で紹介されている「H8Write」をダウンロードしました。次に、ROM に書き込む ためのプログラム本体 「SRLL2_TNC_AFSK_RX.mot」を、東工大 Web からダウン ロードします。 事前に、この SRLL用 MOT(モトローラファイル) に「H8Write」を関連付けして おきます。 スタート → マイコンピュータ → ツール → フォルダオプション → ファイルの種類 → 新規 → ファイルの拡張子 [MOT] → 詳細設定 → アクション → 新規 → アクション [open] → アプリケーション [h8write」 さて、ここで重要な注意説明をします。基板ボード上の S6 は 電源スイッチで S7 は書き込み用スイッチなのですが、ON/OFF をする順番に気を付けなければ なりません。 これに違反すると、書き込みプログラムが不安定になるというこ とです。説明書の 6〜7 ページに詳細な解説がありますが、要は、S6 ON (電源 が入っている状態)で、絶対に S7 スイッチを ON/OFF してはならない、という ことです。少しわかり難いので、図式化してみると次のとおりです。 S6 off → S7 on → S6 on → (書き込み) → S6 off → S7 off → S6 on いったん書き込みが完了した後は、S7 スイッチは不要(OFF) なので、手を触れ ぬように封印しておきます。(ビニールテープ等で OFF 固定) 基板に供給する安定化電源は、通常の 13.8V で大丈夫です。 では実際に書き込みを始めます。書き込み速度は 9600bps です。MOT ファイル 「SRLL2_TNC_AFSK_RX.mot」をダブルクリックすると、先ほど関連付けしておい たので「H8Write」が自動的に立ち上がるはずです。JH1BCL局は、ここで数十回 も試行錯誤したということでしたので、私もそれを覚悟していました。 案の定 「H8Write」がフリーズしてしまいました。仕方がないので PC を再起動して、 改めて「SRLL2_TNC_AFSK_RX.mot」をダブルクリックすると、運の良いことに、 この二度目の試行で 見事に書き込み中のインジケータが表示されました。実に 感無量であります。 23秒で書き込みが完了しました。 先ほどの手順で S6, S7 を OFF します。 次に ExTerm や TunaTerm などの通信ソフトを立ち上げます。 この通信速度は 19200bps に設定します。ハンダ付けがきちんとされていて、書き込みが正常に 出来ていれば、S6 ON した瞬間に、上図の『SRLL TNC Ver.2』のメッセージが 表示されます。ここまで来ると本当に感無量であります。 さぁ、あとはモデム 部分の製作が残っています。ここからが本番です。頑張ります。 PS. 本日(7/15)、仕事の帰りに車でバイパスを走っていた時に、道路の頭上に 表示されている大きな緑色の行き先表示板が、マザーボードに見えました。 JH1BCL局によるモデム部分製作紹介 JH1TVN, JA6PL 各局Web を拝見すると、利用できるモデムチップには、TCM3105, MSM6947, MX614, FX614, AM7911 等があり、他に、既存の TNC-20H, TNC-22 等 を用いて、信号を直接切り出す方法もあるようです。さらに JI1IZR局は、自作 プログラムの AVRマイコンを使用した TNC での方法も開発されているようです。 既存の TNC 流用方式の場合、 例えば、EXTMODEM 7PIN を GND に落として『モデム切り離し』と言われますが、 全くそのままの状態で、パラレルに接続するだけで デコード できたのでした。 使用したのは、 ・TNC-224, TNC-231 で、両者ともモデムICは TCM3105 でした。 ・TNC-24 でも試しましたが回路図等がなく、モデムICも不肖のため失敗しました。 とにかく、AKI-H8/3048F とパラレルに接続するだけでデコードしています。 TNC-241 も同じ IC と思いますので、やってみようと思いましたが 力尽きました。 追加試験をしてみました。 ・TNC-231 モデムTCM3105 そのままの接続で デコードします。 なんと、朝の TNC-224 に較べサンプルサウンドすべてデコードします。 (個々の TNC の AFレベルが同じでないと思われますが.) サンプルサウンド → SRLL Ver2.0 ・TNC-24 モデム不肖 マニュアル無いため、それらしきモデムICに接続して試すも全くデコード せずでした。 考察 ・何だか何をもって『モデム切り離し』というのか、わからなくなりました。 ・今のところ偶然にもか、TCM3105 でのみデコードしています。 TNC-555 で試す、余力がなくなりました。
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