● (No.320) PCSAT telemetry decoder (2002年 4月18日) --------------------------------------------------- 衛星NO-44(PCSAT) のテレメトリを、サウンドカードのみを使用して受信し、 なおかつ リアルタイムで その瞬間に自動的に衛星内部の 電流,電圧,温度を 解析して表示させることに成功しました。 今まで、TNC や AGWPE 等を用いて受信したテレメトリファイルを、いったん テキストファイルとして保存し、その数値データを所定の解読式に代入して、 電流,電圧,温度の各データを 手動で計算し算出していましたが、その面倒な 手計算を一切必要としない、画期的な方法です。 使用したプログラムは、イギリスの G4IDE / Roger Barker 氏の作成による PCSAT-Telemetry-Decoder の "pcsatdecode.exe" です。 (情報提供者は、 ドイツの DO3MHA / Holger Altmann 氏) このプログラムは、NO-44 からの テレメトリ信号を受信すると リアルタイムで画面上にデコードすると同時に その数値データを自動的に解析し、衛星内部の 電流,電圧,温度の各データを 瞬時に表示することができます。 http://www.packetradio.org.uk/ http://www.do3mha.com/html/english/tlm-dec.htm この web から、 pcd220_1.zip, pcd220_2.zip, pcd220_3.zip の3つの ファイルをダウンロードした後、自局のフォルダの一つに それらを解凍しま す。そして、その中の setup.exe を実行すると自動的にインストールが完了 します。 実は "pcsatdecode.exe" を実行する前に、しておかなけらばならないこと があります。 それは、SV2AGW / Rossopulos George 氏の作成による AGWPE プログラム "AGW Packet Engine.exe" を、事前に解凍しておくことです。 http://www.raag.org/sv2agw/inst.htm "pcsatdecode.exe" とは別のフォルダでよいです。 この "pcsatdecode.exe" は、AGWPE と組合わせて実行するプログラムなのです。毎回、先に AGWPE を 立ち上げ、その後に "pcsatdecode.exe" を実行します。なお、AGWPE と同時 にいつも実行している "agwmonitor.exe" は、今回は使用しません。 この "pcsatdecode.exe" を実行する際に、留意しておくことがあります。 セットアップしたした時に自動的に作成されるサブフォルダ "Keps" の中に、 最新の軌道要素ファイルを、"amateur.txt" というファイル名で事前に保存 しておきます。すると、Pcsatdecode - Map とクリックすると、全地球地図 上に、衛星NO-44 の現在位置が リアルタイムで表示されていきます。 説明はこのくらいにして、4月18日と22日に受信保存した 次のJPG画像をご覧 になってみて下さい。一目瞭然です。 衛星からの数値データが、瞬時に解読 されていく様子がわかるでしょう。 http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr323.htm http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/pcsatdec.htm
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