KITSUNE Project



● (No.1107) KITSUNE Project (2022年3月24日)

                                      by JE9PEL/JR6
IHI-SAT
IHI Corporation, Space BD, Japan
08:40-09:10 UTC
https://youtu.be/OWwU4KJ8cTQ

KITSUNE
Kyushu Institute of Technology, Japan
437.375MHz 4800bps_GMSK,CW
5840.000MHz 100k/5Mbps_BPSK,10/20Mbps_QPSK
11:50-12:20 UTC
https://youtu.be/JSD5UJ2Gvlk


衛星通信記録3月24日(木)  〇本日午前7時快晴 2.5℃     by JE1CVL

【KITSUNE Project】 九州工業大学が開発した6UnitのCubeSat
すでにISSに運び込まれていますが、日本時間今夜 20:50~21:20 の時間帯に、
ISSから放出される予定で、ライブ中継もあるようです。

◇ 437.375MHzで90秒毎にCWBeaconが出るようですので、まずはこれを受信して
成功かどうか判断することが出来ます。

◇ TLEは?  ISSからの放出ですので、しばらくはISSの軌道要素(TLE)で追う
ことが出来ます。放出  直前のISSの軌道要素を確保し、しばらくはそのTLEを
Fix(固定)しておくと良いでしょう。


以下、衛星の概要とミッション

KITSUNE衛星は、外形寸法が100mm×200mm×300mmで、質量が約14kg未満の
6UCubeSatです。


ミッション01:高解像度カメラミッション

KITSUNE衛星に搭載されたカメラペイロードは、5メートルクラスの解像度の画像
をキャプチャします。 KITSUNE衛星は、姿勢決定および制御システムを使用して
カメラのペイロードを照準し、ターゲットの周囲に 5つの画像をキャプチャ
します。 次のパスでは、UHFアップリンクコマンドにより、画像はCバンド通信
を介してダウンリンクされます。Cバンド通信が失敗した場合、UHFダウンリンク
が画像とテレメトリに使用されます。


ミッション02:Cバンド通信デモンストレーション

KITSUNE衛星のCバンド通信ボードは、最大20Mbpsのアマチュア高速データダウン
リンクをデモンストレー ションします。


ミッション03:Cバンド移動地上局ミッション

Cバンド移動地上局は、主要な地上局から独立したシステムとして開発されてい
ます。 移動式地上局 は、衛星に搭載された小型の2メガピクセルのカメラに
コマンドをアップリンクして、2メガピクセル の圧縮画像を撮影し、すぐに
ダウンリンクします。目的は、モバイル地上局へのCバンドを介した最大1Mbps
のダウンリンク速度を実証することです。移動式地上局は、主地上局と同じ
周波数を使用します。


ミッション04:電離圏全電子測定ミッション(アマチュアリンクの関与なしの
                                                            ミッション)
KITSUNE衛星は、チップスケールの原子時計を搭載しています。これは、地上局
から送信されたアップ リンクコマンドと衛星側での受信時間との間の時間遅延
を検出するために使用されます。地上局は、450MHzのスペ クトラム拡散信号を
介してダミーデータを送信し、地上局での信号送信の時間を記録します。
KITSUNE衛星は、ソフトウェア無線(SDR)を介してこの信号を受信し、GPS時間
とチップスケールの原子時計を使用して受信時間を記録します。記録された
送信時間は、450MHzUH通信アップリンク を介して送信されます。時間差は、
搭載されている電離層の全電子数を計算するために使用されます。
UHF非アマチュアダウンリンク(400.960 MHz)は、科学データとテレメトリを
ダウンリンクするために使用されます。


ミッション05:ストアアンドフォワードミッション(IoTミッション)

(アマチュアリンクの関与なしのミッション)KITSUNE衛星には、受信機として
LORAデバイスが搭載さ れています。 LoRaデバイスを備えた固定および移動式
地上センサー端末があります。センサーデータ(温度・湿度・GPS位置など)を
収集し、400MHzおよび433MHzISM帯域の非アマチュア周波数でデータを送信しま
す。 KITSUNE衛星は、地上センサー端末からデータを収集し、400.960MHzの
非アマチュアデータダウンリンクを介して主要な地上局にダウンリンクします。
最初の地上センサーターミナルは九州工業大学のキャンパスに設置されます。


次の周波数が調整されています

•4k8GMSKを使用した 437.375MHz CWビーコンとHKデータ
•10/20MbpsのQPSKまたは100kのBPSKを使用した 5840.000MHz CWビーコンと
 画像のダウンロード / 5Mbpsまたは4k8bps を使用するGMSKも、アマチュアに
 よるカメラアクティベーション用のエミッション指定子10K0F1Dを備えた
 5658.000 MHz のアップリンク


https://birds-project.com/open-source/pdf/20221012_BIRDS_BUS_Open-Source_Webinar_KITSUNE_overview.pdf


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