Java "update-alternatives"



● (No.1047) Java "update-alternatives" (2019年6月20日)
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FalconSat-3衛星用に WiSPソフトが標準として使われていたが、最近、もう少し
簡易な扱い方の出来る PacSatGround.jar が開発された。> AC2CZ局 Site, Down
動作環境は Windows/Linux/Mac に対応していて、Windows上では自局は既に動作
確認をしている。Linux上では Java問題をJH4XSY/1局は解決して動作確認をして
いるが、自局はまだ Java問題で奮闘している。その途中経過をここに記載する。

まず、Java のいろいろなバージョンを取っ変えひっかえ実験していたら、4種類
もいつの間にかインストールしてしまっていた。その様子が次図である。

  


さらに、5個目の "java SE 11.0.3 (LTS) = jdk-11.0.3_linux-x64_bin.deb" を
Oracle サイトからダウンロードして試してみた。ずいぶんと、Java の扱いには
慣れてきた。

> $ chmod u+x PacSatGround.jar
> $ java -jar PacSatGround.jar

とすると、次のエラーメッセージが現れる。
PacSatGround.jar が立ち上がらない理由は別のところにあるようだ。

> FATAL ERROR
> Spacecraft file can not be processed: No such file or directory

  


Java のいろいろなバージョンを入れ過ぎたので、"$ rm -rf ..." のコマンドを
使って整理整頓した。この "$ rm -rf ..." は、ファイルが入っていても丸ごと
ディレクトリを完全削除してくれるので便利であるが、それだけ危険なコマンド
でもある。 慎重に作業しながら、jdk-12.0.1 と jre1.8.0_211 の二つを残して
残りの Java は削除した。

ところで、"update-alternatives" で表示される Priority の値の解釈を自局は
勘違いしていた。例えば Priority に、1, 2, 3 を付けたとすると、WiSPソフト
では、1 が優先度が高く、3 は優先度が低い。ところが、update-alternatives_
Priority では、逆に数値の大きい 3 が優先度が高く、1 は優先度が低いという
ことがわかった。そこで、jdk-12.0.1 の Priority を、2000 に設定し直した。

あと、Status欄に表示される auto_mode と manual_mode についても、ようやく
理解できた。auto_mode の "Selection 0" を選択して、アスタリスクマーク(*)
が付くと、auto_mode では Priority の数値が大きいバージョンのものが自動的
に採用されるということがわかった。

  


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