フィンランド衛星 "Reaktor Hello World"



● (No.1019) フィンランド衛星 "Reaktor Hello World" (2018年8月31日)
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Reaktor Hello World
Reaktor Space Lab, Finland
Launch: 29 Nov 2018
PSLV, Satish Dhawan Space Center, Sriharikota, India
437.775MHz 9k6 2GFSK, 2410.000MHz 1Mbps MSK

http://reaktorspace.com/
http://youtu.be/NWHj5LS6d70/
http://www.reaktor.com/work/space/


"Reaktor Hello World" 受信協力のお願い
From: *****
To: Mineo Wakita
Date: Wed, 28 Nov 2018 12:55:14 +0200

ご無沙汰しております。 受信のご協力を賜りたくメールいたしました。

今は、フィンランドのスタートアップ企業で衛星開発をしており、明日
11月29日、我々が開発した 1号機(RHW) がインドから打ち上げられます。
2Uのキューブサットで、ペイロードはハイパースペクトラムカメラです。
ソフトウェアの塊のような衛星です。 衛星名は Reaktor Hello World、
コールサインは OH2RHW、周波数は 437.775MHz です。

打上げ予定時刻は、日本時間で11月29日の午後1時20分、起動は午後8時
を予定しております。フィンランドを通過した後に電源が入り、直後
(日本時間の午後8時50分頃)に日本上空を通ることが予想されており、
もし貴局運用中に受信できましたら、ご一報いただけると幸いです。
一番最初に受信報告していただいた方に、Tシャツを贈呈させていただく
イベントもしております。現時点での TLE は、次のとおりです。

RHW
1 23002U 23002A   18333.26351736 0.00000000  00000-0  00000-0 0  9995
2 23002  97.4807  38.1324 0008229 288.8075 272.2161 15.22324998    00

後日パスによっては、アメリカから打ち上げられる SUOMI-100
(同じキャンパスで作られたフィンランド独立100周年記念衛星で、
 RHW と同じ周波数を利用しています)と混信する可能性があります。

FSKパケットは 30秒毎に、CWは 3分半毎に送信されます。
CWはコールサイン(OH2RHW1)から始まり、Bxx(xxの場所に10進数2桁)
Pxxxxx(xxxxxの場所に10進数が5桁)が送信されます。

Bxx がその時点での電池電圧(x.x [V])を伝えます。
Pxxxxx は いったん10進数を2進数に変換していただき、2進数の各ビット
が配電状態を表します。最初の1文字は常に 0 です。

13桁の 2進数の MSB側から、ペイロード、GPS、OBC、姿勢制御、第一
電池ヒーター、第二電池ヒーター、充電可否、第一トランシーバ、第二
トランシーバ、3.3V電源主/副、5V電源主/副、第一アンテナ切り離し、
第二アンテナ切り離し、に対応しております。

衛星のツイッター、ホームページもご覧いただけましたら幸いです。
FSKパケットのデコード方法も掲載しております。

http://twitter.com/RHW_Satellite
http://reaktorspace.com/reaktor-hello-world/

急なお願いで恐縮ですが、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

チーフサイエンティスト
リアクタスペースラボ
Otakaari 5 I, Espoo 02200 Finland


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