宇宙ステーションMIRの情報


● (FUROKU.43) 宇宙ステーションMIRの情報 (1997年 12月8日)
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  MIR について                (by JE9PEL/1 脇田)
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 夜空を眺めるのは、きょう(12/6)で3日連続です。惑星の相対的な位置
 も随分ずれてきました。三日月も、ほとんど半月(上弦)になっています。
 きょうは、月と太陽も含め全ての惑星が、見事に一直線上に並びました。


               [JST 17:20, Dec.6, 1997  QTH Yokohama]

          Saturn(土星)          Moon(月)
            *                     D
                                    Jupiter(木星)
                                      *
                                      Uranus(天王星)
                                         *
                                            Neptune(海王星)
                                                *
                                  Venus(金星) *
                                          Mars(火星) * 
                地平線                     Mercury(水星) *
  [East]-----------------------[South]-----------------------[West]
                                                  Sun(太陽) @
                                                Pluto(冥王星) *


 これに先立ち、軌道計算ソフト「WinTrak(v3.50)」を用いて、上記の星
 の配置と、この時刻の前後にロシアの衛星「MIR」,日本の衛星「FO-29」
 が飛来することを確認しておきました。 


        MIR             AOS    TCA    LOS
                 JST  16:11  16:15  16:20 (9分間)
                 Az.    202    130     58 (南南西〜東北東)
                 El.      0     25      0 (Max 25)
               Range   2144    814   2135 (Km)
              Height    381    380    380 (Km)

        FO-29           AOS    TCA    LOS
                 JST  17:15  17:23  17:31 (16分間)
                 Az.    144    130    359 (南東〜北)
                 El.      0     37      0 (Max 37)
               Range   3817   1414   3437 (Km)
              Height   1057    930    845 (Km)


 「MIR」については、日没1時間前なので肉眼では多分見えないだろうと
 は思いましたが、昨日の日没直後の真っ暗な空にあれほど明るく見えた
 ので、もしかしたらという期待を持ちながら薄暮の空を凝視しましたが、
 やはり見ることはできませんでした。

 時間的には日没直後の「FO-29」が期待できます。その時刻の間、真っ暗
 な空を衛星の軌道を頭に描きながら凝視しましたが、見えないまま時間
 が過ぎてしまいました。

 後で調べてみたのですが、「FO-29」は幅44cm,高さ47cmの小さな形状で
 表面がほとんど太陽電池パネルです。いくら日没後で太陽光が当たって
 いても、千Km以上離れているこの物体を肉眼で見えるわけがありません
 でした。今度は天体望遠鏡を入手して、衛星の軌道に合わせながら覗い
 てみようと考えています。後日このことについてのレポートをします。

 「MIR」は「宇宙ステーション」と呼ばれているくらいですから、かなり
 大きな形状をしているはずです。いろいろ資料を調べてみましたが情報
 がほとんどありません。インターネットで検索してみたところ、下記の
 URLに詳細な情報が詰まっていました。それによると、総重量100トンを
 越える、十数mの長さの7つのモジュールで構成されている宇宙ステー
 ションのようです。

 参考   http://www.osf.hq.nasa.gov./mir/


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