WiSP_3207 [Windows95版] 抄訳


● (FUROKU.25) WiSP_3207 [Windows95版] 抄訳 (1997年 6月1日)
 --------------------------------------------------------------

 Windows95/NT版「WiSP」の「WiSP3207.ZIP」に収められている「readme.txt」
 の中に、今回のリリースの変更点が明記されていますので翻訳します。また、
 参考のため、訳者(私)の補足を最後に載せておきます。


 <訳>

  これはWiSPのWin32のリリースノートです。Win32バージョンは、Windows95
  とWindows NT 4.0に用いられます。

  もし、Wispのこのバージョンにアップグレードするつもりならば、AMSATか
  ら新しいレジストレーション・ナンバー(登録番号)を必要とします。アップ
  グレードしたWiSPに費やされた膨大な時間に対して、小さい代価だと思いま
  す。アップグレードに際し、貴局のコールサインと既得のレジストレーショ
  ン・ナンバーを添えてAMSATに連絡して下さい。もし、WiSPのWin3.1バージ
  ョンを既に登録済みであるならば、このバージョンは未登録という表示がな
  された後、30日間の動作保証をします。

  インストールプログラムは、既存のディレクトリにインストールしようとし
  た場合、すべての既存のファイルに上書きしてしまいます。インストールプ
  ログラムは、ファイルをフロッピーからハードディスクにコピーし、WiSPを
  動作環境に完全に適合するように、貴局のシステム・レジストリを書き換え
  ます。

  インストールプログラムは現在、Cドライブのみファイル検索するように制
  限されています。また、デスクトップ上にWiSPグループを生成しません。

  このインストールプログラムは、WiSPの以前のバージョンからの現在のすべ
  ての設定を引き継ぎません。すべて再設定しなければなりません。(すみま
  せん!) このWiSPは、設定情報を保存するために、WISP.INIファイルでは
  なく、レジストリを使用します。もし、貴局がWISP.INIファイルを編集する
  ことにしていたならば、もはや動作しないので、今はもうやめるべきです。

  次のファイルは、WiSPのこのリリースからリネームしたことに注意して下さ
  い。

     PM-ERR.LOG   ==>  "ProcMail Error Log.TXT"
     MSPE.TNC     ==>  "MSPE TNC Startup.TXT"
     MSPE.EQN     ==>  "MSPE Equations.TXT"
     VIEW-DIR.EQN ==>  "View-Dir Equations.TXT"

  また、MSPEが閉じるときに、TNCに送られるコマンドのリストである"MSPE 
  TNC Exit.TXT"という新しいファイルもあります。

  衛星から受信されるメッセージファイルは、これから拡張子.DLM(for Down
  loaded Message)を使います。これは、.MSG拡張子を使っているMicrosoft_
  Exchangeとの衝突を避けるためです。また、メッセージの情報を与えるため
  に、MsgViewによって使われるPFHファイルを生成します。これらのファイル
  は、GSCによって自動的に削除できますので、それらを貴局自身が削除する
  必要はありません。

  ヘルプファイルはすぐにアップグレードする必要があります。これは、すぐ
  に改訂したものが得られると思います。(本当です!)

  では・・・
  Chris Jackson G7UPN / ZL2TPO

  追記:
  
  RR.INIファイルの中に、ユーザーの設定できるパラメータの、"PreCommand_
  Pacing"があります。貴局の無線モード、周波数等のコントロールが難しい
  ならば、このパラメータを調整して下さい。RR.INIファイルの中のこのパラ
  メータについての情報を読んで下さい。

  73, Roy -- W0SL


 <訳者補足>

  Windows3.1版「WiSP」の「WiSP1615.ZIP」を使用するときと同様に、つぎの
  事柄を考慮することも有効です。

  1.各ファイルを、つぎの各ディレクトリに置く。

      BWCC.DLL      ...  Windows\Systemディレクトリ
      SATELITE.DLL  ...  Windows\Systemディレクトリ
      WISP.HLP      ...  Windowsディレクトリ
      Others files  ...  WiSPディレクトリ

  2.「Autoexec.bat」ファイルにつぎのことを追加。

      SET TZ=JST-9
      SHARE /F:4096 /L:75

    注:SHARE.EXEにはパスを通しておく。

  3.「View-Dir Equations.TXT」ファイルに自局のコールサインを編集。

      [JE9PEL]
      {
      destination = "JE9PEL"
      }

    注:「View-d~1.txt」ファイルにエディタ等で上記を追加したあと、
      「View-Dir Equations.TXT」とファイル名を付けて上書き保存。

  4.「GSC-Setup-Satellite Setup」の中で、「Configuration File」を
    つぎのように入力。(各ファイルはWiSPディレクトリに置く。)

      UO-22  ...  UO5TLM.CFG
      KO-23  ...  KITSAT1.CFG
      KO-25  ...  KITSAT2.CFG

    注:「NUP Callsign」
      This is the callsign used by the New Upload Protocol for
      uploading files to the spacecraft.


 次のページへ移る.

 ホームページ(目次)へ戻る.