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作成日:2010年2月13日 最終更新日:2010年11月27日 |
鉄道設備編 プラットホーム |
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島式ホーム(1面2線) 複線の例 【メリット】 ●相対式と比べて、駅員の数が少なくて済む。 ●相対式と比べて建設コストが少ない。 【デメリット】 ●ホームの手前がカーブになるため、揺れが発生し、通過時に速度制限も必要。 ●ホームの両側が線路なので、転落や列車との接触の危険性が高い。(混雑時は危険) ●ホームに行く時、必ず階段を使わないといけない。 ●乗り過ごした場合、楽に戻ることができる。 ●車両の床下機器を見ることができない。(鉄道マニアの都合) |
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相対式ホーム(対向式ホーム)(2面2線) 複線の例 【メリット】 ●上りと下りに分かれているので、転落や列車との接触の危険性が低い。 ●線路が直線なので、進入時の揺れが少ない。(カーブしたホームは例外) ●どちらかのホームに駅舎がつながっている場合、階段を使わなくて済む。 ●駅を新しく作る場合、建設が容易にできる。 【デメリット】 ●島式と比べて、駅員が多く必要。 ●島式と比べて建設費が高くつく。 ●乗り過ごした場合、階段を使わないといけない。(利用客の都合) |
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島式ホーム(2面4線) 複線の例 優等列車の待避が可能 ポイント設置で列車の折り返しも可能 特急停車駅などに多くみられる。 |
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島式ホーム(1面4線) 複線の例 優等列車の待避が可能だが、乗り換えはできない。(通過のみ) 停車する列車はポイントの副線側を通過するので、必ず揺れるのが欠点。 通過線はホームから離れているので、安全である。 【採用している駅】 市川(JR総武快速線)、葛西臨海公園(京葉線)、八幡山(京王線)、鮫洲(京急本線)、桜新町(東急田園都市線)、瑞江(都営地下鉄新宿線)など 桜新町と瑞江は地下駅で、仕切りがある。 JR武蔵野線の西浦和もこの形態だが、外側は主に貨物列車が通る。 |
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相対式ホーム(対向式ホーム)(2面4線) 複線の例 優等列車の待避が可能だが、乗り換えはできない。(通過のみ) 停車する列車はポイントの副線側を通過するので、必ず揺れるのが欠点。 通過線はホームから離れているので、安全である。 新幹線の駅で多くみられる。 【採用している駅】 原木中山・葛西(東京メトロ東西線)、沼袋(西武新宿線)、鐘ヶ淵駅(東武伊勢崎線)、藤が丘(東急田園都市線、上り線のみ)など |
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島式ホーム+相対式ホーム(2面3線) 複線の例 上りと下りの片方だけ待避可能 ポイントの設置次第では上り下りとも待避可能にできる。 (ただし、同じ方向でホームが分かれてしまう不都合あり) 折り返し可能にすることもできる。 【採用している駅】 京急鶴見、京急富岡、品川(JR横須賀線)など |
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島式ホーム(2面3線) 複線の例 折り返し用の中線を有する。(両側のドアが開く) 【採用している駅】 蒲田・南浦和(JR京浜東北線)、幕張・西船橋(JR総武線)など |
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くし形ホーム 起点のターミナル駅で多くみられる。 乗車用ホームと降車用ホームに分かれていて、両側のドアが開くのが一般的である。 【採用している駅】 池袋(東武東上線・西武池袋線)、新宿(小田急線)、渋谷(東急東横線)、浅草(東武伊勢崎線)、横浜(相鉄線)、蒲田(東急池上線・多摩川線)など |
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切り欠きホーム 島式ホームで3本の列車を停車させることができる。 【採用している駅】 綾瀬(JR常磐線・東京メトロ千代田線)、銚子(JR総武本線・銚子電鉄)、館林(東武伊勢崎線)など 京急蒲田駅は、将来これを応用した形態になる。→詳細 |
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相対式ホームが直列に配置された変則パターン 用地の幅が狭く、やむをえずこのようなケースになる場合がある。 【採用している駅】 梅島(東武伊勢崎線)など |
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島式ホームで駅舎が地上にあるパターン@ 駅舎とホームの間に構内踏切がある。 階段を昇り降りする必要はないが、目の前で1本乗り過ごさなければならない場合がある。 【採用している駅】 鬼越(京成本線)など 相対式ホームで構内踏切を持つ駅も多くある。 (東急池上線の池上駅など) |
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島式ホームで駅舎が地上にあるパターンA 駅舎とホームが跨線橋でつながっている。 島式ホームの場合、橋上駅舎が一般的である。 【採用している駅】 南酒々井(JR総武本線)など 跨線橋でなく地下通路のケースもある。 (東武東上線の北池袋駅など) |
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綾瀬駅の切り欠きホーム |
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相対式ホームの間に待避用の中線がある市川大野駅(JR武蔵野線) 待避線は貨物列車やイベント列車が使用する。 |
【お断り】
この通勤電車入門では首都圏の鉄道だけを対象としており、関西などは取り上げておりません
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