ブンセイ画伯の
作者からのメッセージ
最終更新日:2013年2月11日


私の似顔絵ギャラリーについて

見に来てくれてありがとうございます。
似顔絵の作風にもいろいろあると思いますが、私が心がけているのは「おもしろい似顔絵」「笑える似顔絵」です。あまり似てなくても、おもしろければ良しとします。全然似てないのはマズイですが。似てなくて、おもしろくもないのは最悪です。
私の似顔絵は文字通り顔だけです。直球勝負です。電波少年のバーチャルスタジオを彷彿とさせます。顔だけの似顔絵サイトはめったにないですね。体型やポーズ、服装でもその人の特徴を表現していて面白いです。私は体をうまく描く自信がないので描きません。似顔絵に体は不要だという考えもあります。ただし最近では、服装やポーズに特徴のある有名人の場合はなるべく体も描くようにしています。NHK教育テレビの似顔絵講座でも言っていましたが、有名人の似顔絵は体も描くことによって、顔があまり似ていなくても似ていると思わせることができます。
他の似顔絵サイトを見ると、ほとんどはアイウエオ順に人名が並んでいて、クリックすると似顔絵が表示されるようになっていますが、私のギャラリーは1ページに似顔絵を敷き詰めています。アイウエオ順にはせず更新順に並べています。名前はあえて表示せず、見る人に当ててもらう形式をとっています。(似顔絵の上にマウスポインタを乗せると名前が表示されるようになっていますが、IE以外のブラウザでは表示されません。その場合、似顔絵を右クリックでプロパティを選択すると名前がわかります)。そのほうが私としても「わかるかな」という楽しみがあるし、見るほうも考える楽しみがあるんじゃないかと思うからです。しかし、はじめからお目当てがある人には見づらいと思います。また、いちいち誰なのか考えるのがうっとうしいという人のために、別のページにアイウエオ順の作品リストも用意しています。最近はジャンル別のページも作成しました。

私の似顔絵のほとんとは笑った顔ですが、別に意識的に笑顔を描いているわけではなく、その人の特徴的な表情を選んでいると結果的に笑った顔になってしまうのです。逆に笑っていない顔を描くと似せるのが難しいと思います。まあ、中には怒った顔が特徴の人もいますが。ある人に「歯を強調している」というような感想をもらったことがありますが、歯並びも似せるために重要な要素だと考えています。だから、歯が見えているほうが描きやすいです。
たまに、私の似顔絵作品を使わせて欲しいという依頼があるのですが、似顔絵としてでなくブログなどで自分の顔写真のかわりに使いたいという目的が多く、複雑な心境です。

初期の作品は、紙に鉛筆でちょこちょこっと描いたのをスキャナーでパソコンに取り込み、それをそのままアップしてました。その後、パソコンのソフトで着色してカラー作品にするようにしました。記念すべきカラー化第1号は松崎しげるです。あの万年日焼け顔を表現するためには、どうしてもカラーにしなければなりませんでした。続いて第2号は松坂大輔です。なぜカラーにしたかというと、野球帽に色を付けたかったからで、帽子だけカラーなのも変なのでオールカラーにしました。第3号は池内博之です。こちらは髪型をごまかすためにカラーにしました。カラーにすると塗りつぶすことができるので、複雑なヘアースタイルの場合にシルエットだけ描いて楽することができるのです。気が付かないかもしれませんが、山下真司以降の作品はすべてパソコンで描いています。ペンタブレットでなくマウスで描いています。ソフトはwindows標準の「ペイント」を使用していますが、レイヤーやグラデーションを使いたい場合に限りフォトショップで加工しています。初期の作品で池谷幸雄だけは試験的にマウスで描いてみましたが、うまく描けなかったのでやめました。今ではマウスで描くことに慣れました。
マウスで描くようになって生産性が向上しました。紙に描いていた時は作業環境により休日の日中しか描けませんでしたが、パソコンだと気が向いたときにいつでも描くことができ、スキャナーで読み込む手間も省けるようになりました。パソコンだと自由自在に修正が出来るので、似顔絵の精度も上がったと思います。
私の似顔絵はすべて正面顔です。それはどうしてかというと、単に斜め顔だと似せる自信がないからです。正面顔なら顔の輪郭が描きやすいです。しかし、斜め顔でないと似せるのが難しいモデルがいるのも事実です。例えば、鼻に特徴のある人(小沢真珠など)、頬骨の張っている人(松たか子ほんこんなど)、あごのしゃくれている人(島田紳助など)などです。正面顔で似せるのには限界があります。また、正面顔だと左右対称に描くのに苦労します。どうも私は体がゆがんでいるせいか、それとも脳が壊れているのか、どうしても絵がゆがんでしまいます。私の絵を見て、それを感じた人は大勢いると思います。中心線、補助線を引いてから描けばいいのですが、そういう線を書くとのびのび描けないので、私の場合はいきなり一発勝負で描いています。しかも、輪郭から描き始めるのが一般的だと思いますが、私はまず目から描き、眉毛、鼻、口、輪郭、髪型の順に描いていきます。邪道です。その描き方だと各パーツの位置関係を決めづらいので、なかなか似せるのが難しいです。パソコンで描くようになって、その問題は解決しました。

似顔絵と私

私は小さいころからお絵描きが好きだったみたいで、小学2年ごろからマンガを描き始めてクラスメイトに見せてました。その後も中学、高校、予備校(!)と、授業中にノートのはしっこに先生やクラスメートの似顔絵を描いてました。さすがに社会人になるとやらなくなりましたが(と言いつつ、会議中にお客さんの似顔絵をこっそり描いたことがあります。眠気ざましに)、ある時ふと、「芸能人の似顔絵100連発」という企画を考えました。似顔絵を描きたいという本能がよみがえったのです。しかし、残念ながらその時は3人ほど描いただけで挫折してしまいました。雑誌に何度か似顔絵を投稿したことはあります。他の人が描いた似顔絵を見て闘志に火がついたのでしょう。それから数年後、私はあるきっかけで自分のホームページを作ることにしました。それまでホームページを作る気など全くなかったので、内容をどうするか悩みました。とりあえず無難なところで、デジカメで撮った写真で地元の紹介をすることにしました。月並みですが、街で見かけたヘンなものの写真も載せました。あともう一つぐらいコンテンツが欲しいと思ったときに、いままで描いた似顔絵を公開しようかと思い立ちました。ただ、7枚しかなく貧弱でした。そこで、「似顔絵100連発」という企画が再浮上したのです。がんばって描くことにしました。ひたすら描き続けました。その結果、現時点で700枚以上になり、100人をはるかに超えることができました。これからも可能な限り記録に挑戦していきたいと思っています。似顔絵を描くことはストレス発散にもなります。

他の似顔絵サイトについて

皆さんは似顔絵をどうやって描いてるのでしょうか。写真を見ながら?映像を見ながら?すべての身体的特徴を頭の中にたたきこんで記憶を頼りに?写真を加工して?(これは反則です)一番ベストなのは何も見ないで頭の中のイマジネーションだけで描くことだと思います。TVチャンピオンの似顔絵選手権などを見ていると、そのように描いているようです。
似顔絵の作風は大きく分けて3つに分類できると思います。リアル系とマンガ系とデフォルメ系です。リアル系は写真重視で肖像画に近く、似顔絵といえるのかという疑問もあります。デフォルメ系はイマジネーション重視です。マンガ系は、その中間ではないでしょうか。ちなみに私の絵はマンガ系に属すると思います。

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