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2.

ツアイスレンズ - The Best of the Best
神話と伝統と

Mid telephoto

Planar T* 135mm F2.0, 5群5枚, 830g, 1.5m-inf

p135.gif (9314 バイト)
このレンズはとにかく個性的だと思う。

このレンズはまずトーンがとてもよく出ていて発色が美しい。とくに微妙な色合いの美しさはすばらしい。
またボケがとてもきれいである。ミノルタのSTF135のように特殊な仕組みがあるならともかく、純粋に光学性能だけでボケを出しているのがすばらしい。
開放付近では甘いと言うより柔らかいといったほうが正しいと思う。これは解像力とトーンのバランスがとてもいいからだろう。(ある雑誌の評価ではP100/2の開放の評価値が8.0に対してP135/2が7.8, P85/1.4が7.0)
これらにより立体感はすばらしくファインダーで見ていると感覚麻痺を誘うほどである。

単に解像力だけでなく各要素がバランスをとっている佳品とはこのレンズのことだろう。
このレンズは使うほど良さが分かってくる。


p135-ex3.jpg (59161 バイト)
RTS II, P135/2.0, RDPII

p135-ex4.jpg (53909 バイト)

RTS II, P135/2.0, RDPIII

p135-ex5.jpg (20668 バイト)

RTS II, P135/2.0, RDPIII

 

Planar T* 100mm F2, 5群6枚, 670g, 1m-inf

nascoop.jpg (19360 バイト)


開放から小絞りまで、中心から周辺部まで、描写は高い画質を保つ。ツアイスの高性能レンズらしくF8よりはF5.6近辺で最高画質になるらしいが実際は開放よりはF2.8の方が多少良いとしてもあまり変わりはしない。むしろ画質のために絞ることよりシャッター速度を稼いだほうが良いくらいだ。

p100-ex2.jpg (39456 バイト)
RTS II, P100/2, RDPIII (+1増感)

p100-ex1.jpg (18045 バイト)
RTS II, P100/2, Reala(一部)

描写も線が細くて木々の葉の一枚ごとを数えれるようだ。さすがに画像では見せられないが、実際光量が足りなくて開放で写した遠方の風景が実にシャープに写っていてびっくりしたこともある。
色のりもすばらしく立体感はまさに被写体を背景から浮き出させてみせる。柔らかすぎないともいわれるが、もちろんプラナーらしく十分柔らかくやさしく写るようにぼくには思える。


ただヘリコイドリングが重くてシーンが無限から近距離に急に移ると手がつかれる。また少しピンの山がつかみにくい。しかし、実際その程度は欠点が無いと気味が悪いような気がする。

 




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