自動実行マクロがあるワークブックは特に問題です。
「自動実行マクロ」というのはリンク先にあるような、そのワークブックを開いた時に自動実行されるマクロです。
これらの実体は標準モジュールの「
Auto_Open」か
ThisWorkbookの「
Workbook_Open」というプロシージャですが、
ワークブックを開いた時に何らかの初期処理が必要な場合に実装されるものです。
諸般の理由により、この「初期処理」が実行されない、つまり、前回保存された状態のままでワークブックを開きたいということは時々発生するものです。
「自動実行マクロ」だけでなく、ワークシートの切替え、選択セルの切替えなどのイベントマクロが実装されている場合も、これらの影響を受けない状態で開きたいということが発生するものです。
マクロ無効でワークブックを開くことができれば、「自動実行マクロ」を始めとする、こういったイベントマクロは動作しないので、必要な確認作業が行なえるようになります。