「R1C1参照形式」というのはExcelの行列番号の表示方法です。
「計算式」のページで説明していますが、特にマクロを多用するようになると列方向もインデックスで操作できるため
「R1C1参照形式」の方が便利になってきます。

これも「
Excelのオプション」の「
R1C1参照形式を使用する」で変更できます。
この項目は「初期値」ということではなく、使用中に随時変更できます。チェックを付けた状態で保存させたワークブックは次回開いた時には「
R1C1参照形式」になって開かれます。逆にデフォルトを固定させることはできません。
やや問題があるのは、複数のワークブックを開く場合、この参照形式は最初に開いたワークブックの参照形式で決定されて、以降に開くワークブックもその参照形式で扱われることになります。
最初に開いたワークブックが「
R1C1参照形式」だった場合、次に開くワークブックも「
R1C1参照形式」で開かれます。
ここで後から開いたワークブックを上書き保存させると「
R1C1参照形式」で保存されてしまいます。
「
R1C1参照形式」というのは、どちらかというと開発サイドでの利便なので、作成したワークブックを利用者に配布する時は通常の「
A1参照形式」に戻した方が良いでしょう。
マクロなどを多用する場合は「開発用ワークブック」を配布用原本と分けておいて、
「Excelテンプレート・アドイン作成」を使って配布用原本を作成するようにすれば、「
A1参照形式」に戻す設定もできるので忘れずに済みます。